1. Blackmagic Design GPI and Tally Interfaceとは
Blackmagic Design GPI and Tally Interfaceは、放送やライブプロダクションの現場で使用されるプロフェッショナル向けのインターフェースデバイスです。この製品は、GPI(General Purpose Interface)信号とタリー(Tally)信号を管理し、複数のデバイスやシステム間でシームレスなコミュニケーションを可能にするために設計されています。Blackmagic Designのスイッチャーやカメラと連携することで、制作現場の効率を大幅に向上させます。
2. GPIとTallyの役割
GPI信号は、外部機器からのトリガー信号を受け取り、特定のアクションを実行するために使用されます。一方、タリー信号は、カメラやオペレーターに対してどのカメラが現在オンエア中かを知らせるための視覚的なインジケーターとして機能します。この製品は、これらの信号を一元管理し、複雑なプロダクション環境でのミスを最小限に抑える役割を果たします。
3. 互換性と拡張性
Blackmagic Design GPI and Tally Interfaceは、同社のATEMスイッチャーシリーズと高い互換性を持ち、既存のシステムに簡単に統合できます。また、最大8つの接点入出力を持ち、小規模から中規模のプロダクションまで柔軟に対応可能です。カスタマイズ性も高く、ユーザーのニーズに応じた設定が可能です。
4. 現場での利便性
この製品はコンパクトなデザインで、持ち運びや設置が容易です。放送局やイベント会場での使用を想定しており、信頼性の高い動作が求められる環境でも安定したパフォーマンスを発揮します。直感的な操作性も特徴で、専門的な知識がなくても基本的な設定が可能です。
5. プロダクションの品質向上
最後に、Blackmagic Design GPI and Tally Interfaceは、プロダクション全体の品質向上に寄与します。タリー信号による明確な指示とGPI信号による自動化された操作により、ヒューマンエラーを減らし、スムーズな番組制作をサポートします。プロフェッショナルな現場での信頼性と効率性を求めるユーザーにとって、欠かせないツールと言えるでしょう。
ATEM MINI Extremeに接続し、配信に使用しました。
高校の体育大会配信で、スイッチャーや配信機材は学校の物を使用、カメラは こちらから持ち込み、タリーはワイヤレスタリーを使用するので、タリーの出力装置として使用しました。
スイッチャーのIPが工場出荷時と異なるので、GPI TALLYインターフェースのIP設定が必要でした。
USBを接続しないとIP設定が出来ないので、できればUSBケーブルも付属していると良かったと思います。
今回はケーブルを自作しましたが、D-SUB25Pinの先バラケーブルと、各種D-SUBを小型のターミナルで接続できるようなオプションもあると、様々な機材と接続しやすくなるのかなと思いました。
難しい設定も無く、トラブルなく使用できました。