Blackmagic Web Presenter HDとは
Blackmagic Web Presenter HDは、放送品質のH.264ハードウェアエンコーダーを内蔵し、本体から直接YouTubeやFacebookなどのプラットフォームへライブ配信が行えるスタンドアローン型ストリーミングプロセッサーです。ダウンコンバーター付きの12G-SDI入力を備え、最大1080p60のフルHD配信に対応します。さらにUSB接続によるウェブカメラ認識機能も搭載しており、ZoomなどのWeb会議ツールへの映像入力や、4G・5Gスマートフォンのテザリングを用いたモバイル回線でのバックアップ配信も可能です。フロントLCDや外部モニタリング出力で配信状況をリアルタイムに把握でき、安定した配信現場を構築できます。
この商品がおすすめの人
- PCに負荷をかけず安定して長時間配信を行いたい配信担当者:PC側のエンコード処理に依存せず、本体の内蔵ハードウェアエンコーダーからイーサネット経由で直接配信サーバーへ映像を送信できます。
- プロ仕様のカメラやスイッチャー映像をWeb会議で活用したい方:PCにUSB接続するだけで自動的にWebカメラとして認識されるため、ZoomやSkypeなどで高品質なSDI映像を簡単に扱えます。
- 回線トラブルの対策を行いたい配信オペレーター:有線LAN接続に加えてスマートフォンのUSBテザリングによるモバイルデータ通信に対応し、回線障害時の自動フェイルオーバー機能を備えています。
おすすめの用途
- ライブ配信:YouTube LiveやFacebook Liveなどの配信プラットフォームへ、PCを介さず直接高画質かつ低遅延なフルHD映像を安定配信できます。
- Web会議:業務用SDIカメラやスイッチャーの映像をUSBウェブカム信号に変換し、ZoomやTeamsなどのオンライン会議システムに高品質な映像を取り込めます。
- 映像キャプチャー:USB接続を通じてPC側で標準的なビデオソースとして認識されるため、各種キャプチャーソフトや配信用ソフトウェアへの入力装置として活用できます。
Blackmagic Web Presenter HDをレンタルする際の注意点
レンタル前に確認したいこと
- 映像入力はSDI端子のみ対応:HDMI入力端子は搭載されていません。HDMI出力のカメラやスイッチャーを接続する場合は、別途HDMIからSDIへのコンバーターが必要です。
- 配信・出力解像度は最大フルHD(1080p)まで:4K(Ultra HD)機器の12G-SDI入力信号をダウンコンバートして受信できますが、配信およびWebカム出力の解像度は最大1080pとなります。
スペック・機能上の注意点
- 詳細なステータス監視には外部ディスプレイが必要:本体前面に小型LCDが搭載されていますが、オーディオメーターやビットレート動向グラフ、SDI技術データなどの詳細なテクニカルモニタリング画面を確認するには、HDMIまたはSDI接続の外部モニターが必要です。
- 配信設定の事前準備:配信プラットフォームのストリーミングキー設定やネットワーク設定を行うため、事前に管理用PC(Blackmagic Web Presenter Setupソフトウェア)を用意し設定手順を確認しておくことをおすすめします。
- テザリング対応端末の確認:モバイル回線による配信やバックアップを利用する場合は、テザリングに対応したiOSまたはAndroidスマートフォン端末と適合するUSBケーブルをご用意ください。
使用前に準備・確認したいこと
- ネットワーク通信環境の確保:安定した配信を行うための有線LAN環境(インターネット回線)、またはテザリング可能なモバイル通信回線を事前にご準備ください。
- SDI接続機器とケーブルの規格確認:接続するビデオカメラやスイッチャーがSDI出力に対応しているか確認し、使用環境に合わせた長さのBNCケーブルをご準備ください。
レンタル商品に含まれていないもの
- 別途必要:BNCケーブル3m【12G-SDI対応】 — カメラやスイッチャーなどの映像機器と本体を接続するためのSDIケーブルは付属していません。
- 別途必要:LANケーブル — 本機から直接インターネットへストリーミング配信を行うためのLANケーブルは付属していません。
- 利用条件によって必要:HDMI to SDIコンバーター — HDMI出力のみを備えたカメラやスイッチャーを接続して使用する場合に必要となります。
- 利用条件によって必要:USBケーブル — PCに接続してWebカメラ機能を使用する場合や、スマートフォンを接続してテザリング配信を行うためのUSBケーブルは付属していません。
- 利用条件によって必要:HDMIケーブル 3m — 本体のモニタリング出力端子から外部ディスプレイへ技術モニタリング画面を表示させる場合に必要となります。
おすすめオプション
- 利用条件によって必要:Roland V-1 SDI VIDEO SWITCHER — SDI入出力を備えたスイッチャーです。複数のSDIカメラ映像を切り替えてWeb Presenter HDに入力したい場合に適しています。
- あると便利:小型モニター — Web Presenter HDのモニタリング出力を接続し、配信ステータスやオーディオメーター、動向グラフを現場で常時監視するのに役立ちます。
- あると便利:モバイルルーター WiFiルーター — 有線LANが敷設されていないイベント会場や屋外での配信時、またはバックアップ用回線の確保として活用できます。
Q: 配信を行うために専用のパソコンやソフトウェアは必要ですか?
A: 初期設定(配信キーやURLの入力)にはMacまたはWindowsのPCと専用ユーティリティソフトが必要ですが、設定完了後は本機単体でインターネットに接続して直接配信が可能です。本番中はPCを外しても動作します。
Q: レンタルセットには設定用のケーブルや電源は含まれますか?
A: はい、レンタル品には本体のほかにAC電源ケーブルと、PC接続・設定用のUSBケーブルが同梱されています。映像入力用のSDIケーブルやLANケーブルは環境に合わせて別途ご用意いただくか、追加でレンタルしてください。
Q: スマートフォンを使ったテザリング配信はどのように行いますか?
A: 本機の前面または背面にあるUSB端子に、iOSまたはAndroidスマートフォンをケーブルで接続するだけで、自動的に4G/5G回線をインターネット接続として認識します。有線LANのバックアップ回線としても機能します。
Q: ATEM Mini Proなどのスイッチャー内蔵エンコーダーと何が違いますか?
A: ATEM Mini Proはスイッチャー機能に簡易的な配信機能がついたものですが、本機は配信(エンコード)に特化した専用機です。より詳細なテクニカルモニタリング出力が可能で、SDI入力にも対応しているため業務用システムに適しています。
Q: 配信プラットフォームはYouTube以外にも対応していますか?
A: はい、YouTube Live、Facebook Live、Twitter、Twitchなどの主要プラットフォームのプロファイルがプリセットされています。また、カスタムRTMP設定を使用することで、Vimeoやその他の独自配信サーバーへのストリーミングも可能です。
Q: ライブ配信中に回線が不安定になった場合、映像はどうなりますか?
A: 本機には大容量の内部キャッシュが搭載されており、一時的なネットワークの速度低下が発生した場合はキャッシュにデータを蓄積してコマ落ちを防ぎます。モニタリング画面でキャッシュの消費状況をリアルタイムで確認できます。
Q: 長期間のイベントでレンタル期間を途中で延長することは可能ですか?
A: はい、他のお客様の予約が入っていない場合に限り、マイページからレンタル期間の延長手続きが可能です。長引くイベントや、追加の配信案件が急遽発生した場合でも柔軟に対応できます。
Q: 電源のない屋外環境でもバッテリーで駆動させることはできますか?
A: 本機はAC100-240Vのコンセント電源のほか、背面に4ピンXLRの12V DC入力端子を備えています。放送業務用のVマウントバッテリーと対応するXLR変換ケーブル(別途レンタル)を使用すれば、屋外でも駆動可能です。
メーカー: Blackmagic Design
SDIビデオ入力: 1(1.5G/3G/6G/12G-SDI対応、最大2160p60まで入力可能だが配信はHD解像度)
SDIビデオ出力: 1(ループアウト)、1(モニタリング出力)
HDMIビデオ出力: 1(モニタリング出力)
ウェブカム出力: 1(USB Type-C、最大1080p60)
対応解像度(配信): 720p50/59.94/60、1080p23.98/24/25/29.97/30/50/59.94/60
エンコードフォーマット: H.264(RTMPストリーミング)
ネットワーク接続: 10/100/1000 BaseT Ethernet x1、USB Type-C(テザリング用)
電源: 内蔵100-240V AC x1、4ピンXLR 12V DC入力 x1
寸法・重量: 幅140mm x 奥行175.5mm x 高さ44mm(1/3ラック幅)、約0.75kg
動作温度: 0°C〜40°C
Blackmagic Streaming Encoder 4Kが発売されましたが、1080pで問題ないのであれば、これで十分。
ファームウェアアップデートによって、ブラックマジッククラウドとの連携が可能になったので、使い勝手の幅がかなり上がりました。
さすがはブラックマジック製品だな、と感じています。
使い方については、説明書が同封ではないので、あらかじめお調べされてから利用することをお勧めします。