Roland V-1HD+とは
Roland V-1HD+は、プロレベルの映像演出と高品位な音声ミキシングをコンパクトな筐体で実現する4チャンネルHDMIHDスイッチャーです。4系統のHDMI入力を備え、INPUT 4にはスケーラーを搭載しているためPC映像もスムーズに取り込めます。独立したXLR音声入力を2系統装備し、ファンタム電源対応のマイクをダイレクトに接続可能。さらに10分割マルチビュー出力や多彩なエフェクト処理を内蔵しています。可搬性に優れ、ワンオペレーションでの配信やイベント現場の音響・映像を一括コントロールしたい現場に最適です。
この商品がおすすめの人
- ワンマンオペレーションで配信・収録を行う方:本体上で映像のスイッチングだけでなく、XLRマイクの入力と本格的な音声調整が1台で完結します。
- PC映像とカメラ映像を混在させたい方:INPUT 4にスケーラー(マルチフォーマット対応)を搭載しているため、解像度の異なるPCやタブレットの接続も容易です。
- 直感的なハードウェア操作を重視する方:Tバーや自照式ボタン、音声ボリュームノブなど、物理的なパネル操作で素早く確実な現場対応が可能です。
おすすめの用途
- 映像スイッチング:4系統のHDMI入力をTバーやカット・ミックス・ワイプボタンで直感的に切り替えられます。
- ライブ配信:マイク音声と複数のカメラ・PC映像を本機でまとめ、安定した映像を送り出せます。
- イベント映像演出:PinPやスプリット、DSK、クロマキー合成を活用し、セミナーやステージ演出をリッチに構成できます。
- クロマキー合成:グリーンバックなどの背景を抜いた合成映像をリアルタイムで出力できます。
- 映像制作:10分割マルチビューで全入力を確認しながら確実なスイッチング収録・制作が行えます。
Roland V-1HD+をレンタルする際の注意点
レンタル前に確認したいこと
- 本体単体ではUSBによる映像出力ができません:本機のUSB端子はUSBメモリー用および外部制御用です。PCへ直接UVC(Webカメラ)出力する機能はないため、PCに取り込んで配信する際は別途HDMIキャプチャー機器が必要です。
- HDMIケーブルやモニターは付属しません:レンタル付属品は本体とACアダプター、電源コードのみのため、接続に必要なケーブル類やマルチビュー確認用モニターは別途準備が必要です。
スペック・機能上の注意点
- INPUT 1〜3の入力解像度制限:スケーラー(マルチフォーマット)に対応しているのはINPUT 4のみです。INPUT 1〜3は本体のシステムフォーマット(1080p、1080i、720pなど)と一致した信号を入力する必要があります。
- 出力端子の仕様:OUTPUT 1・2の2系統のHDMI出力を備えており、メニュー設定によりプログラム出力、プレビュー出力、マルチビューなどに柔軟に割り当て可能です。
- 静止画取り込みのフォーマット:内蔵メモリーに保存できる静止画は最大1920×1080解像度のBMPまたはPNG(αチャンネル非対応)で、最大4枚まで記憶可能です。
使用前に準備・確認したいこと
- 接続機器の出力解像度設定:INPUT 1〜3に接続するカメラの出力解像度・フレームレートが、V-1HD+のシステムフォーマットと合致しているか事前に確認してください。
- マイク入力・ファンタム電源の設定:XLR端子にコンデンサーマイクを接続する場合は、本体メニューからファンタム電源(+48V)を正しく有効に設定してください。
レンタル商品に含まれていないもの
おすすめオプション
Q: ライブ配信を行うには、このスイッチャー単体でPCへUSB接続できますか?
A: 本機にはUSBキャプチャー機能が内蔵されていないため、PCへ接続してYouTubeなどで配信を行う場合は、別途HDMIをUSBに変換するビデオキャプチャー機器(Roland UVC-01など)をレンタル・用意していただく必要があります。
Q: レンタルセットにはHDMIケーブルやマイクケーブルは含まれますか?
A: 標準のレンタルセットには本体とACアダプターが含まれます。HDMIケーブル、XLRマイクケーブル、PC接続用のキャプチャーデバイスなどは含まれておりませんので、必要に応じて追加オプションとしてレンタルをご利用ください。
Q: ATEM Miniシリーズと比較して、操作感はどう違いますか?
A: ATEM MiniがPCソフトウェアとの連携を前提とした設計であるのに対し、V-1HD+はTバー(映像切り替えレバー)や独立した音声ボリュームつまみなど、物理的な操作子が充実しています。PCなしでも直感的かつ確実なハードウェア操作が可能です。
Q: 異なる解像度やフレームレートのカメラを混在させて接続できますか?
A: 入力1〜3は1080p/1080iなどの同一フォーマットに揃える必要がありますが、入力4にはスケーラーが内蔵されているため、解像度の異なるPC映像やスマートフォンなどの信号をそのまま接続して自動変換させることができます。
Q: 会場のPAミキサーから音声をもらう場合、ノイズ対策は必要ですか?
A: 本機は業務用のバランス接続に対応したXLR入力端子を備えているため、長いケーブルを引き回す際でもノイズに強く、ダイレクトボックス(DI)等の追加機材なしでPAミキサーからの高品質な音声ライン入力を直接受けられます。
Q: 操作画面(マルチビュー)を見るためのモニターは別途必要ですか?
A: はい、必要です。本体には液晶ディスプレイが搭載されていないため、入力映像4分割やオーディオレベルメーターを確認するためのHDMI入力対応モニターを別途ご用意いただく必要があります。
Q: 利用途中でイベント日程が延びた場合、レンタル期間を延長できますか?
A: はい、他のお客様の予約が入っていない場合に限り、所定の延長料金をお支払いいただくことでレンタル期間の延長が可能です。延長をご希望の際は、現在のレンタル期限が切れる前に必ずサポートまでご連絡ください。
Q: 映像と音声のタイミングがずれる(リップシンクが合わない)場合の対策はありますか?
A: 本機にはオーディオ・ディレイ機能が搭載されており、音声の遅延を最大500ミリ秒(0.5秒)まで0.1フレーム単位で細かく調整できます。これにより、映像処理による遅延と音声のズレを本体のみで完璧に補正することが可能です。
映像処理: 4:2:2 (Y/Pb/Pr), 8ビット
入力端子: HDMI TYPE A ×4(入力4のみスケーラー内蔵、HDCP対応)
出力端子: HDMI TYPE A ×2(MAIN、SUB)
対応映像フォーマット: 1080/59.94p、1080/50p、1080/59.94i、1080/50i、720/59.94p、720/50p
音声処理: サンプリング・レート 24ビット/48kHz
音声入力端子: AUDIO IN 1〜2(XLRタイプ、ファンタム電源対応)、AUDIO IN 3〜4(RCAピン・タイプ)、MIC/AUX IN(ステレオ・ミニ・タイプ、プラグイン・パワー対応)
音声出力端子: AUDIO OUT(RCAピン・タイプ)、PHONES(ステレオ・ミニ・タイプ)
映像エフェクト: トランジション(カット、ミックス、ワイプ)、合成(PinP、スプリット、DSK)、その他(左右反転、上下反転、静止画キャプチャー、静止画再生)
電源: ACアダプター
消費電流/消費電力: 2.1A / 25.2W
外形寸法: 316(幅)× 121(奥行)× 65(高さ)mm
質量: 1.4kg(ACアダプターを除く)
動作温度範囲: 0〜+40℃
HDMI入力が4系統で事足りる小規模な現場に最適なビデオスイッチャー。サイズのコンパクトさと使いやすさ、スペックがちょうど良いバランスです。個人的にはオーディオ入力としてXLRを備えているのが「わかってるね〜」ポイントです。
規模が大きい現場ではレイヤー数などが物足りないこともあるかと思いますが、基本的な機能は必要十分以上に備わっており、メインとしてもサブとしても「とりあえず」で用意しておくと安心できるスイッチャーです。このサイズでちゃんとTバーがあるのが嬉しいですね。
iPadアプリからの操作も快適で、PinPなどのレイアウト調整が非常に楽です。