Roland VC-1-SC 3つの特徴
- 異なるオーディオやビデオフォーマットのシグナルを相互に変換できる能力があります。
- アナログオーディオからデジタルオーディオへの変換、SDIからHDMIへの変換などが可能です。
- 複数の入力と出力オプションを備えている場合があります。これにより、さまざまなデバイスとシステムとの接続が容易になります。
特徴
バラエティ豊かな入出力端子: Roland VC-1-SCは、さまざまな入力オプション(HDMI、DVI、RGB、コンポーネントなど)からの映像信号をスキャンコンバートし、HDMI出力に変換できます。これにより、異なる入力ソースと出力デバイスの間で信号をシームレスに変換できます。
高画質スキャンコンバート: VC-1-SCは、高品質なスキャンコンバートを提供します。アナログからデジタル、デジタルからデジタルへの変換においても、画像の解像度やクオリティを保持し、映像の劣化を最小限に抑えます。
フレームレートコンバート機能: 一部のモデルは、フレームレートの変換機能を持っています。これにより、異なるフレームレートの映像ソースを変換して出力することができます。
オーディオ埋め込み: VC-1-SCは、HDMI出力にオーディオを埋め込むことができます。これにより、映像とオーディオの同期を簡単に行い、シンプルな配線を実現できます。
シンプルな操作と制御: ローランドのVC-1-SCは、ユーザーフレンドリーなインターフェースを備えており、直感的な操作が可能です。さらに、リモート制御機能を備えているため、別のデバイスから制御することもできます。
Roland VC-1-SCの商品説明
SDIやHDMI のデジタル信号、RGBやコンポーネント、コンポジットといったアナログ信号を、任意のビデオ・フォーマットに変換し、SDIとHDMI から出力することが可能な、フレームシンクロナイザー搭載のアップ/ダウン/クロス/スキャン・コンバータ
- 3G/HD/SD-SDI、HDMI、RGB/コンポーネント、コンポジット入力
- 3G/HD/SD-SDI、HDMI出力
- スケーラーを搭載
- アップ/ダウン/クロス/スキャン・コンバート
- レームレート簡易変換、I/P変換、アスペクト変換に対応
- フレーム・シンクロナイザー(FS)搭載
- オーディオ・エンベデッド/ディエンベデッド対応
3G/HD/SD-SDI、HDMI、RGB、コンポーネント、コンポジット対応
デジタル信号のSDI、HDMIの入出力はもちろん、RGB、コンポーネント、コンポジットの各種信号の入力にも対応。さまざまなフォーマットを柔軟に変換することができます。SDIは3G/HD/SDの各種フォーマットに対応。最大で1080pの高画質の入出力に対応します。
※ ロスレス変換には非対応です。
ロスレス変換対応コンバータは、下記のものになります。
申込
3G/HD/SD-SDIとHDMIを同時出力
VC-1-SCは変換されたフォーマットをSDIとHDMIで同時出力。
多機能なスケーラー
VC-1-SCの搭載したスケーラーは、アップ/ダウン/クロス/スキャン・コンバート、フレームレート変換※、I/P変換、アスペクト変換の各種処理がおこなえます。※ フレームレート変換はフレーム・リピート/スキップの簡易変換です。
リファレンス対応
リファレンスを入力すると、FSとして動作します。
過酷な現場での運用に耐える設計。堅牢性と放熱性も確保。
外装プレートには、厚さ2のアルミ素材を採用するなど、随所に堅牢性を考慮したヘビーデューティー仕様です。SDI端子、HDMI端子は本体ケースにネジ止め、オーディオ端子は、本体ケースにナットで固定し耐久性を向上させています。各端子にはLEDの入出力インジケーターが配されており、信号状況を一目で確認可能。また、放熱効率の良い設計により、長時間の連続使用を考慮、信頼性を追求しました。
HDCP付きHDMI信号に対応。
VC-1シリーズは、HDCPに対応。HDCPを利用したシステムに容易に組み込むことができます。例えばHDCPソース対応ビデオディレイ VC-1-DLでは、入力したHDCP付きHDMI信号を、ディレイさせたりフレームシンクロナイズして、HDCP付きでHDMI出力、テレビやプロジェクターなどに入力できます。
※ HDCP付きHDMI信号をSDI信号に変換できません。
※ HDCP付きHDMI信号はHDMI対応の編集・録画機器で録画することはできません。
音と映像を組み合わせたワークフローに対応。
オーディオ・エンベデッド機能およびオーディオ・ディエンベデッド機能を搭載(ch選択可能)。オーディオ・エンベデッドでは、オーディオ信号を入力してSDIやHDMI出力に乗せることができます。オーディオ・ディエンベデッドでは、SDI信号やHDMI信号の音声のみ出力することが可能です。また、デジタル(AES/EBU)入出力に対応しているので、業務用音響機器のデジタル音声を入出力でき、信号の受け渡しの際の劣化がない、高品質な音声システムを構築できます。もちろんアナログ入出力にも対応しており、多種多様なオーディオ機器と音声が受け渡しできます。
現場ではディップスイッチでシンプルに。編集室ではPC接続で詳細に
側面のディップスイッチをピンなどでスライドさせることで、変換の方向性などの設定が手軽に行えます。また、PCとVC-1をUSBケーブルで接続し、PC操作で詳細に設定することも可能。設定用のソフトウェアは、ローランド・ホームページからダウンロードできます。
特殊な計測機器から信号を録画するために使用しました。
Grass valley ADVC-G1では途中から変換できなくなりましたが、
Roland VC1-SCでは問題無く変換してくれました。
予備で用意しておいて助かった!
本番前のテストの時はADVC-G1でも問題なく変換されていたのですが、
本番直線に先方の機器を再起動されてから、
映像が出ず、急遽、予備で用意しておいたVC1-SCに交換し、
難を逃れました。
何が原因だったかは不明のままですが、
VC1-SCには現場で結構助けられていて、
変換が必要なお仕事ではお守りとして必ず用意するようにしています。