Blackmagic Design Teranex AVとは
Blackmagic Design Teranex AVは、放送局やライブイベント向けに設計された高性能なアップ・ダウン・クロス・スタンダードコンバーターです。最大12G-SDIおよびHDMI 2.0aに対応し、SD・HD・Ultra HD(最大2160p60)の多種多様な映像フォーマットをリアルタイムで高品質変換します。特許技術の10-bit画像処理アルゴリズムにより極めてクリーンな画質を実現し、67msという極めて低いレイテンシーで変換・出力できるため、会場の大型ビジョンへのリアルタイム投影でも映像の遅延を感じさせません。HDMI-SDI間の相互変換や、ロゴ表示に便利なスチルストア、フリーズフレーム機能も搭載し、ライブ演出や配信現場で強力な威力を発揮します。
この商品がおすすめの人
- イベント映像演出のオペレーター:超低遅延でステージカメラの映像を会場スクリーンやプロジェクターへ投射したい方
- 配信・中継エンジニア:持ち込みPCのHDMI出力や混在する様々な解像度・フレームレートのSDI信号を確実に統一・同期させたい方
- 放送局・ポストプロダクション関係者:海外規格や過去資産のインターレース映像を高品位にデインターレース・スタンダード変換したい方
おすすめの用途
- 映像信号変換:異なる解像度やフレームレートが混在する中継現場で、システム規格に合わせたアップ/ダウン/クロス変換を即座に行えます。
- イベント映像演出:67msの低遅延処理とHDMI/SDI同時出力を活かし、ステージ上の演者の動きと完全同期した大型スクリーン投射が可能です。
- ライブプロダクション:PC映像のHDMI受けやスチルストア機能、フリーズフレーム機能を活用し、プレゼンテーションや転換時のトラブルのない運用を実現します。
- 放送:10-bit高画質プロセッシング、PixelMotionデインターレース、ケイデンス除去により、放送基準を満たす高品位なマスター変換が可能です。
- 映像伝送:12G-SDI入出力やクアッドSDI出力、オーディオのリマッピング・エンベデッドにより、マルチチャンネル伝送の基幹コンバーターとして機能します。
Blackmagic Design Teranex AVをレンタルする際の注意点
レンタル前に確認したいこと
- 本機のラックサイズは1Uです。据え置き設置または19インチラックへのマウントスペースを事前に確保してください。
- 本機は高機能プロセッシングを行うため内部ファンが稼働します。静寂性が極めて求められる録音スタジオ等の同室設置には注意してください。
- 対応解像度とフレームレート(最大2160p60)が、使用する入力ソースおよび出力先モニター・スイッチャーと合致しているか確認してください。
スペック・機能上の注意点
- 光ファイバー入出力はオプション:本体背面に光ファイバーSFPソケットが搭載されていますが、SFP光モジュールは本レンタルには含まれておりません。光伝送を行う場合は別途適合モジュールをご用意ください。
- Dolby Eのフレームレート変換:Dolby AC-3はすべての変換でパススルー可能ですが、Dolby Eはビデオフレームレート変換時にはパススルーできません。
- タイムコード対応:VITC/ATCをサポートしていますが、LTC(リニアタイムコード)端子には対応していません。
使用前に準備・確認したいこと
- フロントパネルのLCDメニューおよびボタン操作のほか、Mac/PCと接続して「Teranex Setup」ソフトウェアを使用することでネットワーク経由での詳細設定が可能です。事前に制御用PCの接続環境をご確認ください。
- スチルストア機能を利用してイベントロゴなどを表示したい場合は、本番前にあらかじめフレームキャプチャーまたは登録作業を行ってください。
レンタル商品に含まれていないもの
- 別途必要:SDIケーブル(BNCケーブル) — 映像信号の入出力を行うために必要となります(レンタル品には付属しません)。
- 利用条件によって必要:HDMIケーブル — パソコンや民生用機材のHDMI入出力を行う場合に必要となります。
- 利用条件によって必要:XLRケーブル — アナログオーディオやAES/EBUデジタル音声を個別に入出力する場合に必要となります。
- 利用条件によって必要:LANケーブル — PCからネットワーク経由でTeranex Setupによるリモート制御を行う場合に必要となります。
- 利用条件によって必要:SMPTE光ファイバーSFPモジュール — 光ファイバーケーブルによる長距離伝送を行う場合に別途必要となります。
おすすめオプション
Q: 接続や操作に専門的な放送技術の知識は必要ですか?
A: 基本的なアップ・ダウン変換は、入力と出力を接続してフロントパネルのボタンから目的のフォーマットを選択するだけで直感的に行えます。ただし、リファレンス同期、オーディオのリマッピング、アスペクト比の調整など詳細な機能設定には映像信号の基礎知識が必要です。
Q: 付属のケーブル類だけで映像の入出力は行えますか?
A: いいえ、付属するのは電源ケーブルのみです。SDI接続を行うためのBNCケーブルや、HDMI接続を行うためのHDMIケーブル、音声用のXLR/RCAケーブル等は同梱されていないため、使用環境に合わせて別途ご用意いただく必要があります。
Q: イベント本番中に万が一レンタル期間を延長したくなった場合は対応可能ですか?
A: 次の予約状況に空きがあれば、パンダスタジオレンタルのマイページから延長手続きが可能です。ただし、人気機材のため後ろに別の予約が入っている場合は延長をお受けできないことがありますので、スケジュールには余裕を持った日程でのご予約をおすすめします。
Q: 一般的な小型コンバーターと比較してどのようなメリットがありますか?
A: 最大67msの超低遅延処理、特許技術による放送品質のスケーリング・デインターレース、1089種類ものリアルタイム変換に対応しています。さらに、万が一の入力遮断時にもフリーズやロゴ送出ができるスチルストア機能を備えており、中継やイベント演出の安定性が段違いです。
Q: PCの映像をHDMIで入力してSDIの放送用スイッチャーへ送ることはできますか?
A: はい、可能です。HDMI 2.0a入力を搭載しており、パソコンの解像度やフレームレートを自動で放送規格(1080iや1080p、4Kなど)へ高品質に変換し、12G/3G/HD-SDIとしてスイッチャーへ低遅延で出力できます。
今回、4KビジョンへSDI信号を送る用途でTeranex AVを使いました。
安定していて安心感のある機材という印象でした。4Kまわりは信号条件が少し違うだけでも気を使いますが、Teranex AVは12G-SDIやQuad SDIに対応していて、システムに合わせて扱いやすいのが良かったです