DJI SDR Transmissionとは
DJI SDR Transmissionは、独自のソフトウェア無線技術(SDR)を採用し、最大2 km(障害物のない条件下。FCC規格では最大3 km)の長距離伝送と高い耐干渉性を備えたフルHDワイヤレス映像伝送システムです。最大1080p/60fps・20 Mbpsの高画質な映像を、わずか35 msの低遅延で安定して伝送できます。本セットは送信機1台に対して受信機が2台(合計2台のRX)と、予備を含むNP-F970L互換バッテリー4本および専用充電器が同梱されており、中継現場やマルチモニター環境での映像モニタリングを電源の心配なくすぐに構築できるのが大きな強みです。
この商品がおすすめの人
- 撮影現場で複数人による同時確認を行いたい方:受信機が2台付属しているため、ディレクター席と撮影オペレーター席など、離れた2箇所へ同時に映像を出力できます。
- 屋外や電波干渉の多い現場で安定した伝送を行いたい方:SDR技術と自動周波数ホッピングにより、混信が発生しやすいイベント会場や長距離伝送が必要な屋外撮影でも安定した映像確認が可能です。
- 電源の確保が難しいロケーションで長時間運用したい方:大容量のNP-F970L互換バッテリーが4本付属しているため、コンセントのない現場でも長時間の運用に対応します。
おすすめの用途
- ワイヤレス映像伝送:シネマカメラやミラーレスカメラからの映像を、SDIまたはHDMI経由で離れたスイッチャーや中継設備へワイヤレス伝送する用途に適しています。
- 映像モニタリング:監督、クライアント、照明や音声クルーが手元でリアルタイムに映像を確認するためのワイヤレスモニタリング環境を素早く構築できます。
DJI SDR Transmissionをレンタルする際の注意点
レンタル前に確認したいこと
- 入出力端子の適合性:送信機(TX)はHDMI入力および3G-SDI入力、受信機(RX)はHDMI出力および3G-SDI出力を搭載しています。接続予定のカメラやモニター、スイッチャーの端子規格をご確認ください。
- 対応解像度とフレームレート:対応入力は最大1080p/60fpsです。4K映像を直接入力することはできません。カメラ側のHDMI/SDI出力解像度が1080pまたは720pに設定可能かご確認ください。
スペック・機能上の注意点
- 国内における伝送距離と周波数:日本国内(MIC規格)でのSDR最大伝送距離は2 kmです(障害物や電波干渉のない直線環境下)。壁や人体などの遮蔽物、周囲の電波環境によって伝送距離は短くなる場合があります。
- 1080i入力の制限:1080iフォーマットはブロードキャストモード(配信モード)では使用できません。プログレッシブ(1080p)出力での運用を推奨します。
- 給電仕様:付属のNP-Fバッテリー駆動のほか、USB-C端子からの給電にも対応していますが、USB-C給電はUSB PD(Power Delivery:9V/2Aなど)プロトコル対応機器での給電が必要です。
使用前に準備・確認したいこと
- バッテリーの充電状態:撮影現場へ向かう前に、付属の専用充電器を用いてNP-F970Lバッテリーが満充電になっているか確認してください。
- アンテナの展開と設置角度:トランスミッターおよびレシーバーの折りたたみ式アンテナをしっかりと開き、お互いの見通しが良い角度に調整して設置してください。
- 送受信機のペアリング:出荷時に接続設定がされている場合でも、現場での電源投入後に映像と音声が正常に受信・表示されるかを必ず事前にテストしてください。
レンタル商品に含まれていないもの
- 別途必要:HDMIケーブル — 送信機とカメラ、受信機と外部モニターを接続するためのHDMIケーブルは付属していません。接続機器に応じた端子形状(フル・ミニ・マイクロ)のケーブルを別途ご用意ください。
- 利用条件によって必要:SDIケーブル(BNC) — 業務機やシネマカメラとSDI接続して運用する場合に別途必要となります。
- 利用条件によって必要:USB-A to USB-C ケーブル — 製品のアクティベーションやファームウェア更新を行う場合に必要となります(本レンタル品は通常運用を想定しているため付属しておりません)。
おすすめオプション
- 利用条件によって必要:NP-F970L 8400mAh バッテリー 2本 + 専用充電器 — 1日中連続して送受信機2台体制を運用する場合など、バッテリー交換のローテーションをさらに強化したい場合におすすめです。
- あると便利:小型モニター — 受信機(RX)からの映像出力を現場で即座にプレビュー・確認するためのフィールドモニターです。
- あると便利:ジンバル・スタビライザー — 送信機にはジンバル取り付け用アダプタープレートが付属しており、対応ジンバルと組み合わせることで手持ちの移動撮影でも安定した映像伝送が可能です。
Q: 映像伝送システムの利用に無線免許や特別な資格は必要ですか?
A: いいえ、必要ありません。本製品は日本国内の電波法(MIC)に準拠した技術基準適合証明(技適)を取得しており、免許不要で誰でもすぐにご利用いただけます。
Q: レンタルセットには何が含まれていますか?
A: トランスミッター1台、レシーバー2台(コンボ分1台+追加1台)、NP-F970L互換バッテリー4本、2連充電器、必要なアンテナ類、およびSDI/HDMIケーブル一式が専用ケースに収納されています。
Q: 実撮影環境でのバッテリー持続時間はどのくらいですか?
A: 付属のNP-F970L(大容量)バッテリーを使用した場合、トランスミッター・レシーバーともに1個あたり約5〜6時間の連続駆動が可能です。4本付属しているため、充電を回しながら1日中運用できます。
Q: 1台のトランスミッターから何台のレシーバーに映像を送れますか?
A: ブロードキャストモードを使用する場合、受信機の数に制限はありません。本レンタルセットにはレシーバーが2台含まれているため、すぐに2箇所での同時モニタリングが可能です。
Q: Hollyland Mars 400S Proと比較してどのような違いがありますか?
A: 最大の違いは伝送技術です。SDRを採用しているため、Wi-FiベースのMars 400S Proよりも壁などの障害物に強く、混信時の自動チャンネル切り替え(ホッピング)がより高速で映像が途切れにくいのが特徴です。
Q: カメラのRECトリガーやメタデータ伝送には対応していますか?
A: はい、対応しています。SDI接続時、ARRIやREDなどの主要なシネマカメラのタイムコード、RECトリガー、ファイル名などのメタデータを透過して伝送することが可能です。
Q: 屋外の雨天環境でもそのまま使用できますか?
A: 本製品は完全防水ではないため、雨天時の直接の水濡れは避けてください。屋外で使用する場合は、レインカバーや防水ケースなどによる保護が必要です。
Q: ロケのスケジュールが延びた場合、途中でレンタル期間を延長できますか?
A: はい、可能です。レンタル終了日の前にマイページから延長手続きを行っていただくことで、次の予約が入っていない限り、1日単位で柔軟に期間を延長していただけます。
日帰りレンタルは、通常の1日レンタル価格より約30%OFFで、最長12時間ご利用いただけるお得なプランです。短時間だけ機材を使いたい場合や、急ぎで機材を手配したい場合にぴったりのサービスとなっています。