SHURE SM63LB + BOSS WL-30XLRとは
SHURE SM63LB + BOSS WL-30XLRは、報道やロケ現場で定番のインタビュー用ダイナミックマイク「SHURE SM63LB」と、手軽にXLRマイクをワイヤレス化できる送受信機「BOSS WL-30XLR」を組み合わせたセットです。マイク底部に小型トランスミッターを装着するだけで、見通し最大70mのワイヤレス音声伝送が可能になります。煩わしいマイクケーブルの取り回しから解放され、屋外取材や街頭インタビュー、イベント会場での機動力を大幅に向上させます。送受信機ともに単3形アルカリ乾電池各1本で駆動し、ボタン操作による簡単な自動スキャンで安定した接続環境を素早く構築できます。
この商品がおすすめの人
- ロケや街頭インタビューを行う撮影クルー:足元や周囲のケーブルの引っ掛かりを気にせず、フットワーク軽く取材を進めたい方に適しています。
- イベント進行やMCの音声をワイヤレスで収録したい方:長尺シャフトのSM63LBにより話し手へマイクを向けやすく、ステージ上を自由に移動しながら収録できます。
- 専門的な無線設定なしで素早くセットアップしたい方:自動スキャン機能によりわずか2ステップでチャンネル設定が完了するため、準備時間を短縮したい現場に最適です。
おすすめの用途
- インタビュー撮影:ロングシャフト仕様のマイクにより、カメラの画角外から話し手の口元へ的確にマイクを向けられ、ケーブルレスで柔軟なカメラワークに対応できます。
- 取材:見通し最大70mの伝送範囲と乾電池駆動により、電源の確保が難しい屋外や移動の激しい現場でも機動的に取材が行えます。
- 音声収録:BOSS独自の2.4GHzデジタルワイヤレス技術により、超低レイテンシーかつクリアな音質で明瞭な音声を収録できます。
- インタビュー収録:周囲の電波状況に合わせて最適なチャンネルを自動スキャンできるため、ノイズ混入を抑えた安定した収録が可能です。
SHURE SM63LB + BOSS WL-30XLRをレンタルする際の注意点
レンタル前に確認したいこと
- トランスミッターとレシーバーの動作には単3形アルカリ乾電池が合計2本必要です。長時間の収録に備えて予備電池も含めあらかじめご用意ください。
- 2.4GHz帯の無線周波数を使用しているため、Wi-Fiルーターや電子レンジ、Bluetooth機器など、同一周波数帯の電波が密集する混雑環境では、音切れや通信距離の低下が発生する場合があります。
スペック・機能上の注意点
- BOSS WL-30XLRはダイナミックマイク専用です。ファンタム電源の供給には対応していないため、電源が必要なコンデンサーマイクには使用できません(付属のSM63LBはダイナミックマイクのため問題なくご使用いただけます)。
- 伝送範囲は見通し最大70m(公称値)ですが、遮蔽物や人体、壁などの障害物がある環境では通信可能距離が短くなります。
- レシーバーの出力端子はXLRタイプです。接続するカメラやミキサー、オーディオインターフェイス側の入力端子形状およびマイクレベル入力に対応しているかご確認ください。
使用前に準備・確認したいこと
- 使用前にトランスミッターとレシーバーの両方に新品の単3形アルカリ乾電池を装着し、バッテリーインジケーターで残量を確認してください。
- 現場環境においてレシーバーのSCANボタンを押し、電波状況の良いチャンネルを自動スキャンした上で、トランスミッター側も同じチャンネル番号に合わせて接続テストを行ってください。
- 接続先のカメラやミキサーの入力ゲインを適切に調整し、ヘッドフォン等で音声の歪みや途切れがないかを必ず事前にモニタリングしてください。
レンタル商品に含まれていないもの
- 別途必要:単3形アルカリ乾電池 — トランスミッターとレシーバーを駆動させるために各1本(計2本)必要となります。当店レンタル付属品に含まれていないため、お客様自身で新品および予備をご準備ください。
- 利用条件によって必要:変換ケーブル・コネクター — レシーバーの出力端子はXLRオスです。一眼カメラやポータブルレコーダーなどの3.5mmステレオミニ端子へ接続する場合は、端子形状に合わせた変換ケーブルやアダプターを別途ご用意ください。
おすすめオプション
- 利用条件によって必要:マイクケーブル 5m(キャノン・XLRオス-XLRメス) — レシーバーをカメラやミキサーから離れた見通しの良い高所に設置したい場合や、電波状況が不安定な場合に有線マイクとして直接接続して運用するために役立ちます。
- あると便利:充電池・充電器 — 長時間のロケや連日におよぶ収録で、電池切れの不安を解消し経済的かつ安定して交換運用を行う際におすすめです。
- あると便利:ヘッドフォン — ワイヤレス伝送時の音声途切れや周囲の電波干渉によるノイズ、入力レベルの過大による音割れを現場でリアルタイムに確認できます。
Q: ワイヤレスシステムの使用に無線の免許や専門知識は必要ですか?
A: 不要です。BOSS WL-30XLRは免許不要で使える2.4GHz帯域を使用しており、SCANボタンを押すだけで自動的に最適なチャンネル(全14チャンネルから)を選択・設定するため、初心者でも簡単にセットアップできます。
Q: レンタルセットにはカメラに接続するためのケーブルは含まれますか?
A: はい、一般的な一眼レフやビデオカメラの3.5mmマイク入力に接続するためのXLR-3.5mm変換ケーブルが標準で付属しています。届いてすぐにお手持ちのカメラと組み合わせてご使用いただけます。
Q: 単3電池での実撮影条件でのバッテリー持続時間はどのくらいですか?
A: トランスミッター、レシーバーともに単3アルカリ電池1本で最長約11時間の連続駆動が可能です。長時間のロケでも1日中カバーできるスタミナがありますが、予備の電池を数本ご用意いただくとより安心です。
Q: Sennheiser EW-DPなどのプロ用ワイヤレス機材と比較してどう違いますか?
A: EW-DPがUHF帯を使用し極めて高い混信耐性を持つプロフェッショナル仕様であるのに対し、本機は2.4GHz帯を使用し、より安価で手軽に導入できる点が特徴です。小〜中規模のロケやインタビューであれば本機で十分な品質を確保できます。
Q: 街頭インタビューなど屋外の風が強い環境でもノイズなく使えますか?
A: SM63LBは内蔵ポップフィルターとショックマウントにより、ある程度の風切り音やハンドリングノイズを低減します。ただし、強風下での使用が想定される場合は、別途ウインドスクリーン(スポンジ風防)の併用を強くおすすめします。
Q: マイクにファンタム電源(48V)を供給する必要はありますか?
A: いいえ、SHURE SM63LBはダイナミックマイクであるためファンタム電源は不要です。また、付属のワイヤレス送信機(WL-30XLR)もファンタム電源の供給機能を持たないダイナミックマイク専用設計となっています。
Q: 利用途中でロケのスケジュールが延びた場合、レンタル期間を延長できますか?
A: はい、他のお客様の予約が入っていない場合に限り、Webサイトのマイページから手続きを行うことでレンタル期間の延長が可能です。延長料金は日割りで計算されます。
Q: 企業VPやドキュメンタリーなどの業務用途の収録に適していますか?
A: はい、SM63LBは放送局でも標準的に採用されているインタビューマイクであり、WL-30XLRの高音質かつ超低レイテンシー(2.3ms)な伝送と組み合わせることで、プロの映像制作における納品レベルの音声収録に十分対応可能です。
【SHURE SM63LB マイク本体仕様】
マイク形式: ダイナミック型
指向特性: 無指向性(全指向性)
周波数特性: 80Hz ~ 20kHz
出力インピーダンス: 150Ω
コネクター: XLR3ピン(オス)
外形寸法: 最大径32mm × 全長233mm
質量: 124g
カラー: ブラック
【BOSS WL-30XLR ワイヤレスシステム仕様】
無線通信フォーマット: BOSS独自方式によるデジタル・オーディオ
無線キャリア周波数: 2.4GHz
最大同時使用チャンネル数: 14(使用場所の状況により変動)
伝送範囲: 見通し70m(使用場所の状況により変動)
レイテンシー: 2.3ms
ダイナミックレンジ: 110dB以上
周波数特性: 20Hz ~ 20kHz
電源: 単3形アルカリ電池 × 1(トランスミッター、レシーバーそれぞれ)
連続使用時の電池寿命: 約11時間(アルカリ電池使用時)
外形寸法(トランスミッター): 30(W) × 30(D) × 86(H) mm
外形寸法(レシーバー): 23(W) × 27(D) × 99(H) mm
質量(電池含む): トランスミッター 120g / レシーバー 90g
インタビュー撮影で使用しました。SHUREのマイクは業界定番ですが、やはり文句なしピカイチで、グリップノイズだけでなく背景の雑音もほぼなく、本当に綺麗に声のみを収録してくれます。その機能性にはクライアントも驚いていました。
ただ、マイクが素晴らしかった一方で、BOSS WL-30XLRは少し不安定なところがあります。自分でマイクを握ったインタビューイーの人が、送信機をつかんでしまうとノイズが出てしまうことがありました。また常時、ほんの小さな音ではありますが、サーっというホワイトノイズが乗っています。SM63にXLRケーブルの有線接続するとその音は出ないので、恐らくワイヤレスが原因と思われます。
ただ、ワイヤレスは本当に便利なので、そのあたりはバランスかなと思います。一応気になったことを全部書いてしまったものの、私はノイズは特に気になりませんでした。背景にミュージックを載せてしまったりするのであれば、余計に気にならないと思います。