なぜこのワイヤレスシステムが選ばれるのか?
「audio-technica ATW-1322 2chマイクロホンワイヤレスシステム(2波分・2本セット)」は、複雑な設定を排除し、電源を入れるだけで即座に安定した音声通信を確立できるプロフェッショナル向けのデジタルワイヤレス機器です。従来のB帯ワイヤレスシステムで頻発していた周波数設定の手間や、混信リスクといった課題を解決するために開発されました。音響専門のエンジニアが常駐しない環境であっても、確実な音声伝達が求められる現場において、その真価を発揮します。
どのような通信技術を採用しているのか?
本機は、世界中で免許不要で使用可能な2.4GHz帯域(ISMバンド)を採用しています。独自のダイバーシティ方式を搭載しており、時間、周波数、空間の3つの次元で通信の安定性を確保する設計思想が貫かれています。これにより、Wi-FiやBluetoothなどの電波が飛び交う現代の過酷な電波環境下においても、音声の途切れ(ドロップアウト)を極限まで抑え、クリアで途切れのない伝送を実現しています。
設置環境の制約をどう克服しているのか?
一般的なワイヤレスレシーバーは、ラックマウントされた本体周辺でのみ電波を受信しますが、本製品は受信ユニット(レシーバーユニット)をシャーシから取り外せる画期的な構造を持っています。標準的なLANケーブルを使用することで、アンテナ部分のみをステージ袖や見通しの良い高所に延長配置することが可能です。この設計により、機材の設置場所と実際の運用エリアが離れている場合でも、最適な受信環境を容易に構築できます。
音質面での妥協なきアプローチとは?
オーディオテクニカが長年培ってきたマイク開発のノウハウが、デジタル伝送技術と融合しています。音声信号は24bit/48kHzの高解像度デジタルフォーマットで処理され、アナログワイヤレス特有のコンパンダー(圧縮伸張)による音質劣化が存在しません。有線マイクに匹敵するフラットな周波数特性と広いダイナミックレンジを保持したまま、原音に忠実で明瞭なサウンドをPAシステムへと送り届けます。
どのような運用フローを想定しているのか?
現場でのトラブルシューティング時間を最小限に抑えるため、直感的なインターフェースが採用されています。レシーバーとトランスミッターのペアリングは自動で行われ、空きチャンネルの検索もシステムが自律的に実行します。複数波を同時に運用する際も、ユーザー側で複雑なグループ設定やチャンネル割り当てを行う必要がなく、セットアップから本番までの準備時間を劇的に短縮する設計となっています。
Q: 使用に免許や無線の専門知識は必要ですか?
A: 免許や資格は一切不要です。2.4GHz帯(ISMバンド)を使用しているため、日本国内はもちろん世界中でそのままご利用いただけます。また、電源を入れるだけで自動的に空き周波数を検索してペアリングするため、専門知識がなくても簡単にセットアップ可能です。
Q: レンタルセットには何が含まれますか?
A: 2チャンネル対応のレシーバー本体、取り外し可能なレシーバーユニット2個、ハンドヘルド型マイク(送信機)2本、ACアダプターが含まれます。ミキサーへ接続するためのXLRケーブルや、マイク駆動用の単3形アルカリ乾電池は別途ご用意いただくか、追加レンタルをご利用ください。
Q: マイクのバッテリー持続時間はどのくらいですか?
A: 新品の単3形アルカリ乾電池を2本使用した場合、連続して約10時間の駆動が可能です。ただし、使用環境の温度や電池の品質によって変動するため、1日がかりのイベントや長時間の運用を予定されている場合は、予備の乾電池を多めにご用意いただくことを推奨します。
Q: Wi-Fiルーターが多い会場で混信しませんか?
A: 2.4GHz帯はWi-Fi等と共用ですが、本機は常に通信状況を監視し、干渉の少ない周波数へ自動的に切り替える機能を搭載しています。さらに安定させるため、レシーバー本体をWi-Fiルーターや電子レンジなどの電波発生源からできるだけ離して(3m以上)設置してください。
Q: レシーバーユニットを延長するためのLANケーブルは付属しますか?
A: 延長用のLANケーブルはレンタルセットに含まれておりません。延長設置をご希望の場合は、市販のストレートタイプのLANケーブル(Cat5e以上、最大100mまで)をお客様ご自身でご用意いただくか、当店のケーブルレンタルオプションを併せてご利用ください。
Q: SHUREのBLXシリーズと比較してどう違いますか?
A: SHURE BLXシリーズはアナログB帯を使用しますが、本機は2.4GHz帯のデジタル伝送です。アナログ特有のノイズや音質劣化がなく、よりクリアな高音質(24bit/48kHz)を実現しています。また、最大10チャンネルの同時使用が可能で、B帯マイクがすでに使われている現場への追加導入にも適しています。
Q: マイクの音声出力は1系統にまとめることができますか?
A: 本機は2つのマイクの音声をそれぞれ独立して出力(XLR端子が2つ)するため、ミキサー側で別々に音量や音質を調整できます。レシーバー内部で音声をミックスして1系統で出力する機能は搭載していないため、ミキサーには2チャンネル分の入力端子が必要です。
Q: 利用途中でレンタル期間を延長できますか?
A: はい、次のお客様の予約が入っていない場合に限り、レンタル期間の延長が可能です。延長をご希望の際は、返却期限の前に必ずマイページから延長手続きを行うか、サポートセンターまでご連絡ください。無断延長の場合は所定の延滞料金が発生しますのでご注意ください。
音響エンジニア (30代 男性) / LANケーブル延長が現場で大活躍 : 評価 ★★★★★ 5.0
機材レビューブログからの引用。体育館でのイベントで、PA席からステージまで距離があったためLANケーブルでアンテナ部だけをステージ袖に延長しました。同軸ケーブルと違って安価なLANケーブルで100mも引き回せるのは画期的で、本番中の音切れはゼロでした。ただ、レシーバー本体のディスプレイが少し小さく、暗い現場では視認性にやや難があります。
イベント制作進行 (40代 女性) / 設定不要で素人でも安心 : 評価 ★★★★☆ 4.0
ECサイトの購入者レビューより。社内総会のために導入しました。以前使っていたB帯ワイヤレスは周波数の設定が難しく混信トラブルがありましたが、これは電源を入れるだけで自動で繋がるので、音響の専門知識がない私でも簡単に扱えました。クリアな音質には満足ですが、マイク本体が少し大きめで重く、長時間のスピーチだと少し手が疲れるという声がありました。
ライブハウス店長 (50代 男性) / 音質は良いがWi-Fi環境には注意 : 評価 ★★★★☆ 4.0
YouTubeレビュー動画の要約。ボーカルの息遣いまでしっかり拾う24bitデジタル特有の高音質で、有線マイクと遜色ない抜けの良さがあります。コンパンダーの不自然さがないのも素晴らしいです。一方で、お客さんが多い満員のライブハウスで大量のスマホがWi-Fiを探しているような状況下では、一度だけ一瞬の音切れが発生しました。ルーターの配置には気を使う必要があります。
会場常設機材に不足分として追加。このタイプは通常のレンタル会社では取り扱いが無い為助かった。毎年同じ案件があるのでまたお願いしたい。