プロフェッショナルな音声伝送を身近にするワイヤレスシステム
「SENNHEISER XSW 2-ME3-JB ワイヤレスラベリアマイクセット」は、ゼンハイザーが培ってきた高品位な音声伝送技術を、日常的なライブパフォーマンスやプレゼンテーションの現場で手軽に運用できるよう設計されたB帯アナログワイヤレスシステムです。商品名にはラベリアマイクと冠されていますが、実態はハンズフリーでアクティブなパフォーマンスを可能にするヘッドセットマイク(ME 3)を組み合わせたシステムであり、ユーザーに圧倒的な動きの自由を提供します。プロフェッショナルな音響機器に求められる信頼性と、直感的な操作性を両立させた本機は、音響の専門知識を持たないユーザーであっても、確実な音声環境を構築できる堅実なアプローチを体現しています。
過酷なステージ環境に耐えうる堅牢な設計思想
本機の受信機は、エントリークラスのワイヤレス製品にありがちなプラスチック製ボディを排し、放送局や大規模ツアーで使われる上位機種の思想を受け継いだ堅牢なメタルハウジングを採用しています。これにより、運搬時の衝撃や現場での不意のトラブルに対する耐性が飛躍的に向上しています。さらに、ラックマウントキットが標準で同梱されているため、常設の音響ラックや持ち運び用のフライトケースへ即座に組み込むことが可能です。現場でのセッティングの手間を省きつつ、プロの現場に求められる物理的な信頼性を確保するという、ゼンハイザーの徹底した現場主義が反映されています。
安定した接続を保証するトゥルーダイバーシティ方式の採用
ワイヤレス音声伝送において最も致命的なトラブルである「音切れ」を防ぐため、本システムはトゥルーダイバーシティ受信方式を採用しています。これは、2つの独立したアンテナと受信回路を搭載し、常に電波状態の良い方の信号を自動的に選択する技術です。簡易的なアンテナダイバーシティ方式と比較して、電波のドロップアウトやノイズの発生を極限まで抑え込むことができます。障害物の多い展示会場や、多数の電波が飛び交うイベントスペースなど、RF環境が厳しい現場においても、演者の声を途切れることなく確実にPAシステムへと送り届ける高い安定性を誇ります。
直感的なセットアップと高度な周波数管理の融合
本機は、複雑な設定を排除しつつも、プロフェッショナルな要件を満たす高度な機能を備えています。受信機と送信機の双方に視認性の高いバックライト付きLCDディスプレイを搭載し、暗いステージ袖でも現在のチャンネルやバッテリー残量などの重要ステータスを一目で確認できます。また、フロントパネルのボタンを操作するだけで、空いている周波数を自動的に検索し、送信機とワイヤレスで瞬時に同期する機能を搭載しています。これにより、事前のリハーサル時間が限られている現場や、専任の音響エンジニアが不在の状況でも、安全かつ迅速に複数台のワイヤレス環境を構築することが可能です。
ハンズフリー運用がもたらすパフォーマンスの自由度向上
付属するME 3-IIヘッドセットマイクは、単に両手を自由に使えるだけでなく、音響的にも優れた特性を持っています。頭部にしっかりと固定される設計により、演者がどれほど激しく動いてもマイクカプセルと口元の距離が一定に保たれ、音量や音質のばらつきを防ぎます。また、カーディオイド(単一指向性)の特性を持つため、周囲のBGMや足音などの不要なノイズを拾いにくく、ハウリングのリスクも低減されます。フィットネスの指導から、身振り手振りを交えたエモーショナルなプレゼンテーションまで、演者の表現力を最大限に引き出すための音響ツールとして機能します。
Q: 使用に資格や専門知識は必要ですか?
A: 不要です。本機は日本の電波法に適合したB帯(806〜810MHz)を使用する特定小電力無線機器のため、無線局の免許や事前の申請手続きなしで、どなたでもすぐにご利用いただけます。
Q: レンタルセットには何が含まれますか?
A: 受信機(EM-XSW 2)、ボディパック送信機(SK-XSW)、ヘッドセットマイク(ME 3-II)、ACアダプター、アンテナ2本、ラックマウントキット、および接続用の基本ケーブルがセットに含まれており、すぐにお使いいただけます。
Q: 実撮影条件でのバッテリー持続時間はどのくらいですか?
A: 送信機は単3形アルカリ乾電池2本で駆動し、連続して約10時間の運用が可能です。長時間のイベントやリハーサルから本番まで通して使用する場合でも、途中の電池交換の頻度を最小限に抑えられます。
Q: SHUREのBLXシリーズと比較してどう違いますか?
A: 最大の違いは受信方式と筐体です。BLXがアンテナダイバーシティと樹脂製ボディを採用しているのに対し、本機はより電波途切れに強いトゥルーダイバーシティ方式と、耐久性の高い金属製ハウジングを採用し、より過酷な現場に適しています。
Q: 同時に何台までワイヤレスマイクを使用できますか?
A: 本機はB帯域において、最大7波(7台)までの同時使用が可能です。自動周波数管理機能により、複数台を並べて使用する際も混信を避けた最適なチャンネル設定がスムーズに行えます。
Q: 激しいスポーツやダンスのインストラクター用途に適していますか?
A: はい、付属のME 3-IIヘッドセットマイクは頭部にしっかりと固定される設計で、激しい動きでもマイク位置がずれにくく、単一指向性のため周囲のBGMを拾いにくい構造となっており、フィットネス用途に最適です。
Q: 利用途中でレンタル期間を延長できますか?
A: はい、次のご予約が入っていない場合に限り、レンタル期間の延長が可能です。マイページから延長手続きを行っていただけますが、スケジュールによっては延長できない場合もあるため、お早めにご確認ください。
Q: 別途用意すべきメモリカード・バッテリー・アクセサリは?
A: メモリカードは不要ですが、送信機用の単3形アルカリ乾電池は長時間の運用に備えて予備をご用意いただくことを推奨します。ミキサー接続用のケーブルは基本セットに含まれています。
イベントディレクター (30代 男性) / 安定した接続と堅牢なボディで現場の安心感が違う : 評価 ★★★★★ 5.0
音響関連のブログレビューを参考にレンタルしました。金属製ハウジングの受信機はラックに組み込んだ際の剛性が高く、トゥルーダイバーシティのおかげで広い会場を歩き回っても一切の音切れがありませんでした。一方で、付属のヘッドセットマイクはケーブルが少し太めで硬いため、衣装の下に隠して這わせるような用途には工夫が必要です。
フィットネス講師 (40代 女性) / 激しい動きでもズレないホールド力 : 評価 ★★★★☆ 4.0
Amazonの購入者レビューを見て、大規模なエアロビクスイベント用に試用しました。頭部にしっかりと固定されるため、ジャンプやターンを繰り返してもマイクの位置が全くズレず、息の音も入りにくくて非常に快適でした。ただ、送信機のクリップが少し硬く、薄手のウェアに固定する際には生地を傷めないよう気を使う必要がありました。
舞台音響エンジニア (50代 男性) / 設定の容易さは抜群だが、多チャンネル運用には限界も : 評価 ★★★★☆ 4.0
YouTubeの機材比較動画を見て演劇の現場に導入。LCD画面が見やすく、SYNCボタン一つで周波数が設定できるため、リハーサル時の準備時間が劇的に短縮されたのは素晴らしい点です。しかし、B帯アナログの仕様上、同時に7波までしか使えないため、出演者が多い大規模なミュージカル等ではデジタルワイヤレス等の併用が必須となります。
今回は会議室でのオペレーションで使用しましたが、普段はBLXなどが多いので、こちらの音質の良さに驚きました。私自身は音響屋ではないので、それほどの機種の使用経験があるわけではないのですが、とても扱いやすく、講演会などでつかうにはお手頃で最適だと感じました。機会があればまた借りたいです。