SONY FR7とは
SONY FR7は、裏面照射型フルサイズCMOSセンサーとEマウントレンズ交換システムを搭載した、世界初の旋回型リモートカメラ(PTZカメラ)です。ソニーの映像制作ブランド「Cinema Line」の優れた画質性能を継承し、浅い被写界深度による映画のような美しいぼけ描写や、最高4K 120fpsのハイフレームレート撮影、15ストップ+の広いラチチュードを実現します。左右・上下への滑らかなパン・チルト操作に加え、ファストハイブリッドAFやリアルタイム瞳AFによる高い追従性を備え、遠隔操作でありながら本格的なシネマクオリティの映像表現を可能にします。
この商品がおすすめの人
- 映画・番組・MV制作クリエイター:オペレーターが入れない狭小スペースや高所から、フルサイズセンサーの被写界深度を活かしたシネマライクな遠隔アングルを撮影したい方
- ライブ・イベント配信事業者:タリーや外部同期(GENLOCK)を活用し、複数台のカメラを少人数オペレーターで一括集中コントロールしたい方
- 高品位なスタジオ収録・配信を行う法人:電子式可変NDフィルターやS-Cinetoneを活用し、照明環境の変化に素早く対応しながら統一されたルックで収録したい現場
おすすめの用途
- リモート撮影:離れた場所のPCやタブレットのWebブラウザ、専用コントローラーからカメラのパン・チルト・フォーカス・露出設定を自在に制御できます。
- スタジオ撮影:電子式可変NDフィルターやタリーランプ、GENLOCK同期に対応しており、プロユースのスタジオ環境へシームレスに導入可能です。
- マルチカメラ撮影:タリー信号やタイムコードの同期に対応し、複数カメラを用いたライブプロダクションでも違和感のない色調とスイッチング運用が行えます。
- 映像制作:4K 120fpsのハイフレームレート動画や、SDI経由の16bit RAW出力に対応し、本格的なグレーディング前提のポストプロダクションに適しています。
- 動画撮影:リアルタイム瞳AFとリアルタイムトラッキングにより、動きのある被写体にも粘り強くピントを合わせ続けます。
SONY FR7をレンタルする際の注意点
レンタル前に確認したいこと
- 法人のみレンタル可能:本商品は法人ユーザー限定のレンタル対象機材です。個人名義でのお申し込みは承れませんのでご注意ください。
- レンズは付属していません:本商品は「本体のみ」の貸出となります。撮影には別途ソニーEマウントレンズが必要です。
- NDIライセンスは非対応:本機にNDIライセンスは付属していません。ネットワーク経由のNDI伝送を前提とした運用をご検討の場合はご注意ください。
スペック・機能上の注意点
- パン・チルト非対応レンズの存在:ソニー製Eマウントレンズのうち、一部の超望遠レンズ(FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS、FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS、FE 400mm F2.8 GM OSS、FE 600mm F4 GM OSS)はパン・チルト動作に対応していません。
- ズーム制御の制限:電動ズーム非対応のレンズや単焦点レンズを装着した場合、光学ズーム操作は行えず、カメラ側の全画素超解像ズームのみの制御となります。
- PoE++給電時の動作制限:PoE++(IEEE802.3bt Type4 Class8)によるネットワーク経由給電で動作させている間は、カメラ内部でのカード記録および再生機能は使用できません。内部収録を行う際は同梱のACアダプターを使用してください。
- 4K 120p撮影時の画角変化:4K 120fpsハイフレームレート記録時は、画角が約10%クロップされます。
使用前に準備・確認したいこと
- レンズバランスの調整:装着するレンズの重量や長さに応じて、同梱のレンズ三脚座固定ネジやレンズサポートロッドを用いて適切な位置で重心バランスを調整してください。
- 操作環境のセットアップ:内蔵Webアプリケーションを利用する場合は、本機背面のQRコードやIPアドレス経由でPCまたはタブレット端末のブラウザから正しくアクセスできるかを事前に接続確認してください。
- 設置強度の確保:カメラ底面の三脚ネジ穴(1/4-20 UNCネジ、深さ5.5mm以下)を用いて、カメラヘッドの可動に耐えうる頑丈な三脚や台座に確実に固定してください。
レンタル商品に含まれていないもの
- 別途必要:Eマウント対応レンズ — 本品は本体のみのレンタルのため、撮影用途に合わせたソニーEマウントレンズが別途必要です。
- 別途必要:SONY CFexpress Type Aメモリーカード 160GB — カメラ本体に内部記録する場合に必要です(CFexpress Type Bは非対応。SDXCカード UHS-I/IIも利用可能)。
- 利用条件によって必要:頑丈なビデオ三脚 — 旋回動作時の揺れを防ぎ、安定してカメラを据え置くために必要です。
- 利用条件によって必要:12G-SDI対応 BNCケーブル — スイッチャーや外部レコーダーへ長距離で映像・RAW信号を出力する場合に必要です。
- 利用条件によって必要:4K HDMIケーブル — モニターや一般的なスイッチャーへ映像を出力する場合に必要です。
- 利用条件によって必要:マイクロホン変換ケーブル(EC-0.5X5F3M等) — AUDIO IN端子(XLR 5ピン)に一般的な3ピンのXLRマイクを接続して音声を直接入力する場合に必要です。
おすすめオプション
Q: 法人ではなく個人名義でもレンタルできますか?
A: いいえ、本商品は高額なプロ向け専用機材のため【法人のみレンタル可】となっております。個人名義でのお申し込みやご利用はいただけませんので、法人登録にてご注文ください。
Q: 手持ちのソニー製Eマウントレンズはすべて使用できますか?
A: 多くのEマウントレンズに対応していますが、FE 100-400mmやFE 200-600mm等の重量級超望遠レンズは旋回機構に干渉するため使用できません。また、電動ズーム非対応レンズでは光学ズームの遠隔操作は行えません。
Q: LANケーブル一本のPoE++給電で録画まで行えますか?
A: LANケーブル(PoE++給電)による動作自体は可能ですが、仕様上PoE++駆動時はカメラ内部のカード記録・再生機能が使用できません。本体内部記録を行う場合は必ず付属のACアダプターから電源を供給してください。
Q: 撮影データの内部記録にはどのようなメモリーカードが必要ですか?
A: CFexpress Type AカードまたはSDXCメモリーカード(UHS-I/II)に対応しています。CFexpress Type Bカードは使用できません。4K高ビットレートや120fps撮影にはCFexpress Type Aが推奨されます。
Q: カメラの遠隔コントロールには専用の操作卓が必須ですか?
A: 必須ではありません。付属の赤外線リモコンで基本操作ができるほか、同一ネットワーク内のPCやタブレットのWebブラウザから直感的にパン・チルト・ズームや露出、詳細設定をフルコントロール可能です。