Blackmagic Design ATEM 1 M/E Constellation HDとは
Blackmagic Design ATEM 1 M/E Constellation HDは、フォーマット変換機能を備えた10系統の3G-SDI入力を搭載する、放送品質のHDライブプロダクションスイッチャーです。全入力にフレームレート・フォーマット変換機能を内蔵し、解像度や規格の異なる映像ソースも自動変換してスムーズに接続可能。さらにDVE、4つのATEM Advanced Chroma Keyer、Fairlightオーディオミキサー、内蔵マルチビュー、Webカメラとして認識するUSB-C出力を備えています。中規模ライブ配信からイベント演出、スタジオ収録まで、高度なマルチカメラ運用と安定したスイッチングを1台で実現します。
この商品がおすすめの人
- マルチカメラによる本格的な番組・イベント配信を行いたい方:最大10系統のSDIカメラや映像機器を接続し、プロ品質のトランジションやキー合成を活用した演出が可能です。
- ATEM Miniシリーズからのステップアップを検討している方:実績あるATEMの操作体系を継承しつつ、SDIベースの長距離伝送や柔軟なルーティング環境へスムーズに移行できます。
- バーチャルセットやクロマキー合成を多用するクリエイター:4つの高度なクロマキーヤーを搭載しており、複数カメラを用いたバーチャルスタジオ構築に適しています。
おすすめの用途
- マルチカメラ撮影:10系統すべてのSDI入力にフォーマットコンバーターを内蔵しているため、異なる解像度やフレームレートのカメラ混在時でも安定したマルチカム収録が可能です。
- 映像スイッチング:プログラム/プレビュー方式による確実なスイッチング操作に加え、多彩なトランジションやDVEエフェクトをリアルタイムに実行できます。
- ライブ配信:本体のUSB-C端子をPCに接続することでWebカメラソースとして認識され、主要な配信ソフトやWeb会議ツールへ直接HD映像を出力できます。
- クロマキー合成:高精度なATEM Advanced Chroma Keyerを活用し、グリーンバックの背景合成やグラフィックの重ね合わせが美しく仕上がります。
- 映像モニタリング:カスタマイズ可能なマルチビュー出力により、1台のモニターで最大16分割の入力映像・プログラム・プレビュー・タリー情報を一括監視できます。
Blackmagic Design ATEM 1 M/E Constellation HDをレンタルする際の注意点
レンタル前に確認したいこと
- 映像端子がSDI専用である点:映像入力(10系統)およびAux出力(6系統)はすべて3G-SDI端子です。HDMI出力のカメラやPCを接続する場合は、別途コンバーターが必要です。
- 対応解像度がHD(1080p/1080i/720p)までである点:本機はHD専用機です。4K解像度の映像ソースを直接扱うことはできません。
スペック・機能上の注意点
- SuperSource機能の非搭載:Constellationシリーズのうち、1 M/EモデルにはSuperSourceプロセッサーは搭載されていません(2 M/E以上のモデルに搭載)。画面分割エフェクトは内蔵DVEを活用して行います。
- マルチビュー出力端子:マルチビュー出力もSDI端子から出力されるため、一般的なPCモニターやテレビ(HDMI端子)へ接続する際はSDIからHDMIへの変換が必要です。
使用前に準備・確認したいこと
- PC/Macへの専用ソフトウェアの導入:本体フロントパネルでも基本操作は可能ですが、詳細な設定、オーディオミキサー、メディアプールの管理には、事前にPCへ「ATEM Software Control」をインストールしておく必要があります。
- IPアドレスとネットワーク接続:PCからイーサネット経由でコントロールする場合は、PCとスイッチャーのIPアドレス設定を事前に合わせておく必要があります。
レンタル商品に含まれていないもの
- 別途必要:SDIケーブル(BNCケーブル) — 付属品は電源ケーブルのみのため、カメラやモニターとの接続用ケーブルが別途必要です。
- 別途必要:ノートパソコン(PC/Mac) — ATEM Software Controlによる初期設定、音声調整、詳細操作を行うために必要です。
- 別途必要:LANケーブル — PCと本体をネットワーク接続してソフトウェア制御するために必要です。
- 利用条件によって必要:SDI to HDMI コンバーター — HDMI入力のみに対応した一般的な液晶モニターやテレビにマルチビューやプログラム映像を表示する際に必要です。
- 利用条件によって必要:HDMI to SDI コンバーター — PCやHDMI出力のみの民生用カメラなどの映像を本機へ入力する際に必要です。
- 利用条件によって必要:USB-Cケーブル — 本機をPCに接続してWebカメラ出力として配信ソフト等に取り込む場合、またはUSB経由で初期設定を行う際に必要です。
おすすめオプション
Q: 機器の操作には専用のハードウェアパネルが必須ですか?
A: いいえ、必須ではありません。MacおよびWindows対応の無償ソフトウェア「ATEM Software Control」を使用すれば、ネットワーク経由でPCからすべての設定とスイッチング操作が可能です。より直感的な物理操作が必要な場合はハードウェアパネルの追加レンタルをおすすめします。
Q: レンタルセットにはHDMI入力用の変換器は含まれますか?
A: 本機単体のレンタルには変換器は含まれていません。入力端子はすべて3G-SDI(BNC)のため、HDMI出力のカメラやPCを接続する場合は、別途「Micro Converter BiDirectional SDI/HDMI 3G」などのSDI-HDMI変換コンバーターを追加でレンタルしてください。
Q: すべての入力で異なる解像度やフレームレートを混在させても問題ありませんか?
A: はい、問題ありません。10系統の全入力にフォーマット変換機能(スケーラー)が内蔵されているため、720p59.94や1080i50など異なるフォーマットの映像を入力しても、スイッチャー内部で設定したプロジェクトフォーマットに自動的に変換して処理されます。
Q: ATEM Mini Extreme ISOと比較して、録画機能や配信機能はついていますか?
A: 本機にはUSB経由での直接録画機能や、本体からの直接ネットワーク配信(RTMP)機能は搭載されていません。配信や録画を行う場合は、出力されたSDI信号をBlackmagic Web Presenter HDやHyperDeck Studioなどの外部エンコーダーやレコーダーに入力する必要があります。
Q: ピクチャー・イン・ピクチャー(PinP)は同時にいくつまで表示できますか?
A: 本機には1つのDVE(デジタルビデオエフェクト)が搭載されているため、サイズ変更や境界線を伴うピクチャー・イン・ピクチャーは同時に1画面まで作成可能です。より多くのDVEが必要な場合は、上位モデルのATEM 2 M/E Constellation HDをご検討ください。
Q: イベントのリハーサルが長引いた場合、利用途中でレンタル期間を延長できますか?
A: はい、機材の次のお客様の予約が入っていない場合に限り、レンタル期間の延長が可能です。延長をご希望の場合は、現在のレンタル期間が終了する前にマイページから延長手続きを行っていただくか、サポートデスクまでお早めにご連絡ください。
Q: 冷却ファンの動作音は配信現場のノイズになりますか?
A: 本機はラックマウントを想定したプロ仕様機材のため、通気性を確保するための冷却ファンが常時稼働しており、静かな会議室等ではファン音が気になる場合があります。マイクの近くに設置することは避け、機材ラックに収めるか距離を離して設置することを推奨します。
Q: オーディオミキサー機能で、特定の出力だけに特定の音声を送ることはできますか?
A: はい、可能です。Fairlightオーディオミキサーの機能に加え、ATEM Constellationシリーズは非常に柔軟なオーディオルーティング機能を備えています。ソフトウェアコントロールを使用することで、任意の入力音声を特定のAux出力にのみマッピングするなど複雑なミックスを構築できます。
ファンの音が少々気になりますが、概ね満足しています。SDIのIN/OUTがこれだけあって3日間1万円ちょっとは非常にお得ですね。一つ、要望があるとすれば発送時のケースです。プラケースに梱包されていましたが、ケースの取っ手が割れており少し不安になりました。きちっとしたハードケースをご検討いただけますと幸いです。