Blackmagic Design ATEM Television Studio Pro HDとは
「Blackmagic Design ATEM Television Studio Pro HD」は、4系統のSDIと4系統のHDMI、計8系統の映像入力を備え、本格的なコントロールパネルを一体化したプロ仕様のHDスイッチャーです。すべての入力に再同期機能を搭載し、フォーマットを統一したカメラやPCの映像をノイズなくクリーンに切り替えられます。フェーダーバーやジョイスティック、自照式ボタンにより、直感的なトランジション操作やDVE、クロマキー合成が可能です。コンパクトな筐体に現場で求められるスイッチング機能を凝縮しており、小〜中規模のイベント中継やスタジオ収録を確実かつスムーズに運用したい現場の選択肢として適しています。
この商品がおすすめの人
- フィジカルパネルで直感的にスイッチングしたい方:PCのマウス操作ではなく、ボタンやフェーダーバーによる確実な物理オペレーションを行いたい現場に最適です。
- SDIとHDMIが混在するカメラ環境を運用する方:業務用カメラのSDIと民生用カメラやPCのHDMIを最大8系統まで直接接続して切り替えられます。
- 移動の多いイベント収録や中継を行うオペレーター:コントロールパネル一体型ながらコンパクトで、専用ハードケース付きのため現場間の運搬も安全に行えます。
おすすめの用途
- 映像スイッチング:8系統の入力をパネル上のボタンとフェーダーバーで直感的に切り替えられ、安定した映像送出が可能です。
- マルチカメラ撮影:SDI・HDMI混在のマルチカメラ映像をマルチビューで常時確認しながら、スムーズなカメラワーク切り替えが実現できます。
- クロマキー合成:高性能なクロマキーヤーと専用コントロールノブを搭載し、リアルタイムで精度の高いキー合成を行えます。
- ライブ配信:外部エンコーダーやPCキャプチャーと組み合わせることで、テロップやトランジション演出を取り入れた高品質な配信番組を制作できます。
- ライブプロダクション:Aux出力やトークバック機能、DVEエフェクトを活用し、中継現場やイベント会場での本格的なライブ制作を1台で統括できます。
Blackmagic Design ATEM Television Studio Pro HDをレンタルする際の注意点
レンタル前に確認したいこと
- 本体のみでのインターネット直接配信・録画は不可:本機には直接配信を行うストリーミングエンコーダー機能やUSBウェブカメラ出力機能、USBメモリ録画機能は搭載されていません。
- アナログ音声出力端子は非搭載:オーディオ出力はSDIエンベデッドのみに対応しており、外部PAやスピーカーへアナログ音声(XLRなど)で直接出力することはできません。
- 運搬サイズと重量:コントロールパネル一体型のため、付属の専用ハードケースを含めると一定のサイズと重量があります。設置場所の作業スペースを事前に確保してください。
スペック・機能上の注意点
- 全入力フォーマットの一致が必要:全入力に再同期機能(フレームシンクロナイザー)はありますが、解像度やフレームレートを変換するスケーラー機能はありません。すべての入力機器の解像度およびフレームレート(例:1080/59.94iなど)をスイッチャー側の動作フォーマットと完全に統一する必要があります。
- 4K解像度には非対応:最大対応フォーマットは1080p60までのHD解像度となります。4K(Ultra HD)信号の直接入力・処理には対応していません。
- マルチビュー確認用の外部モニターが必要:マルチビュー画面の出力はHD-SDI×1系統とHDMI×1系統です。画面構成を確認するために別途ディスプレイを用意する必要があります。
使用前に準備・確認したいこと
- 各入力機器の映像出力設定の統一:接続するカメラやPCの出力設定が、スイッチャー本体で設定した動作解像度・フレームレートと合致しているか事前に確認してください。
- IPアドレスとネットワーク設定:PCから「ATEM Software Control」を使用して詳細設定や静止画(スチル)の転送を行う場合は、LAN接続およびIPアドレスの設定が必要です。
- 内蔵LCD画面の用途:本体に搭載されている小型LCDは設定メニュー操作や簡単なモニタリング用であり、全入力を一覧できるマルチビュー画面を表示するものではありません。
レンタル商品に含まれていないもの
- 別途必要:モニター・ディスプレイ — 本体の内蔵LCDは設定用のため、マルチビュー画面やプログラム映像を監視するための外部モニターが必要です。
- 別途必要:HDMIケーブル / BNCケーブル(HD-SDI) — カメラやモニターなどの各入出力機器と接続するための映像ケーブルは付属していません。
- 利用条件によって必要:配信用エンコーダー / キャプチャー機器 — YouTube Liveなどの配信を行う場合やPCへ映像を取り込む場合、本機単体では送出できないため外部機器が必要です。
- 利用条件によって必要:外部レコーダー — 本機には録画機能が内蔵されていないため、スイッチング後のプログラム映像を収録保存する場合に必要です。
おすすめオプション
Q: 使用に資格や専門知識は必要ですか?
A: 特別な資格は不要ですが、SDI/HDMIの映像フォーマット(解像度やフレームレート)を全入力で統一させる基礎知識が必要です。本体のボタン操作自体は直感的ですが、詳細な設定にはPCソフトウェアの基本操作に慣れておくことをお勧めします。
Q: レンタルセットには何が含まれますか?
A: ATEM Television Studio Pro HD本体、専用ハードケース、電源ケーブルが含まれます。映像を入力・出力するためのSDI/HDMIケーブル、PC接続用のLANケーブル、確認用モニター類は付属しませんので別途ご用意ください。
Q: Roland V-8HDと比較してどう違いますか?
A: V-8HDはHDMIが8系統で解像度自動変換(スケーラー)を内蔵していますが、本機はSDI×4、HDMI×4の構成でスケーラーは内蔵していません。長距離配線が必要なSDIカメラを使う現場なら本機、すべてHDMIで機器を繋ぐならV-8HDが適しています。
Q: 出力先のモニターにはどのような映像が表示されますか?
A: マルチビュー出力を備えており、1台のモニターに8つの入力映像、プレビュー、プログラム、およびオーディオメーターを分割して一覧表示できます。マルチビュー用のモニターはHDMIまたはSDI接続で1台別途ご用意ください。
Q: 配信機能や録画機能は本体に内蔵されていますか?
A: いいえ、本機単体にはYouTube等へのダイレクト配信機能やSDカード等への録画機能は搭載されていません。配信や録画を行う場合は、プログラム出力の映像を別途キャプチャーボードを介してPCに取り込むか、ビデオレコーダーを接続する必要があります。
Q: 別途用意すべきアクセサリやケーブルは何ですか?
A: カメラ接続用のSDI/HDMIケーブル、マルチビュー確認用のモニター(HDMI/SDI入力対応)、PC制御用のLANケーブルが最低限必要です。また、配信を行う場合はPC用のビデオキャプチャーデバイスを追加でご用意ください。
Q: 利用途中でレンタル期間を延長できますか?
A: はい、次のお客様の予約が入っていなければ、マイページからレンタル期間の延長手続きが可能です。ただし、イベントシーズンは予約が埋まりやすいため、リハーサルを含め、あらかじめ余裕を持った日数でのご予約を推奨いたします。
Q: 入力した映像が画面に映らない場合はどうすればよいですか?
A: 本機は各入力ポートにスケーラーを内蔵していないため、接続するすべてのカメラやPCの出力解像度とフレームレート(例:1080i/59.94など)を、スイッチャー本体のシステムフォーマット設定と完全に一致させる必要があります。
機材は都度リセットされていないので、前の人の設定が残っており、そのまま現場で使うには注意。前もってパソコンからの設定が必要。