プロフェッショナルな音声収録を手軽に実現するデュアルワイヤレスシステム
「SHURE SVX188 CVL ワイヤレスマイクセット ラベリアマイク(2本) / マイクケーブル2本(5m /10m)」は、世界中のステージや放送局で支持されるSHUREの音響技術を、より身近な環境で活用できるように設計されたエントリークラスのアナログワイヤレスシステムです。2名の音声を同時に、かつ独立して受信できるデュアルチャンネルレシーバー「SVX88」と、目立ちにくい小型のラベリア(ピン)マイク「CVL」を2波分パッケージ化しています。情報収集段階のユーザーにとって、本製品は「複数人の対話やプレゼンテーションを、有線ケーブルの物理的な制約なしに高音質で記録・拡声するためのオールインワン・ソリューション」と言えます。
ケーブルの制約から解放し、現場の機動力を高める設計思想
本製品が解決する最大の課題は、複雑になりがちな複数人の音声収録における配線の煩雑さと、演者のパフォーマンス制限です。従来の有線マイクでは、演者が動く範囲がケーブルの長さに縛られ、対談や劇などの複数人が交差するシーンではケーブルが絡まるリスクがありました。このシステムは、送信機を演者の衣服に装着し、ワイヤレスでレシーバーへ音声を飛ばすことで、演者に完全な移動の自由を与えます。さらに、レシーバー側で2つの音声をまとめて管理できるため、ミキサーや録音機材周りの配線も最小限に抑えられ、設営と撤収の時間を大幅に短縮します。
アナログワイヤレスならではの確実な音声伝送技術
デジタル技術が台頭する現代においても、本機が採用するアナログB帯(800MHz帯)ワイヤレス伝送は、音声の遅延(レイテンシー)が実質的にゼロであるという極めて重要な優位性を持っています。映像と音声をリアルタイムで同期させる必要があるライブ配信や、PAシステムを通じた会場での拡声において、遅延は致命的な違和感を生み出します。SHUREが長年培ってきたRF(高周波)技術により、見通しの良い環境では安定した電波通信を維持し、音声の途切れやノイズの混入を最小限に防ぎます。これにより、技術的なトラブルが許されない一発勝負の現場でも、ユーザーに高い安心感を提供します。
ハイエンド機とコンシューマー機を繋ぐ市場ポジション
市場において、ワイヤレスマイクは数万円の安価なコンシューマー向け製品から、数十万円を超える放送局向けのハイエンド機まで幅広く存在します。本製品はその中間に位置し、「予算は限られているが、業務用途に耐えうる信頼性が欲しい」というニーズに的確に応えるポジションを確立しています。上位機種のような高度なネットワーク制御や暗号化機能は省かれていますが、マイクカプセルの基本性能や電波の安定性といった「音を確実に拾い、届ける」というワイヤレスマイクの核心部分において、SHUREの厳しい品質基準を満たしています。
現場のストレスを軽減する直感的な操作性と堅牢性
どんなに高音質な機材であっても、設定が複雑であれば現場での運用は困難になります。本製品は、周波数グループとチャンネルの選択をシンプルなスイッチ操作で行えるように設計されており、音響の専門知識がないユーザーでも直感的にセットアップが可能です。また、付属のCVLラベリアマイクは、衣服に装着した際の摩擦音を低減する設計が施されており、クリアなスピーチの収音に特化しています。さらに、過酷なツアーステージでの使用を前提としたSHUREならではの堅牢な筐体設計が、機材の持ち運びが多い環境下でも長期間にわたる安定したパフォーマンスを約束します。
Q: 使用に資格や専門知識は必要ですか?
A: 免許や資格は一切不要です。B帯(800MHz帯)を使用しているため、どなたでも合法的に利用できます。操作も簡単で、送信機と受信機のチャンネルを合わせるだけで、専門的な音響知識がなくてもすぐにお使いいただけます。
Q: レンタルセットには何が含まれますか?
A: デュアル受信機(SVX88)1台、ボディパック送信機(SVX1)2台、ラベリアマイク(CVL)2個、ACアダプターに加え、ミキサー等への接続に便利なXLRマイクケーブル2本(5mおよび10m)が同梱されています。
Q: 別途用意すべきメモリカード・バッテリー・アクセサリは?
A: 音声を伝送する機材のため録音用SDカード等は不要です。ただし、送信機を動かすために単3形アルカリ乾電池が送信機1台につき2本(合計4本)必要ですので、お客様ご自身で別途ご用意ください。
Q: 実撮影条件でのバッテリー持続時間は?
A: 新品の単3形アルカリ乾電池を使用した場合、最大で約10時間の連続使用が可能です。使用環境の温度により変動するため、長時間のイベントや終日の撮影でレンタルされる場合は、予備の乾電池を多めに準備しておくことを推奨します。
Q: 2.4GHz帯のデジタルワイヤレス(RODE Wireless GO等)と比較してどう違いますか?
A: 2.4GHz帯はWi-Fi等と干渉しやすいですが、本機のB帯アナログ方式は専用帯域のため混信に強く、音声の遅延(レイテンシー)が全くないのが特徴です。また、送信機が衣服の中に隠しやすいボディパック型である点も異なります。
Q: スマートフォンや一眼レフカメラに直接接続できますか?
A: 本機の出力はプロ仕様のXLR端子および標準フォーン端子です。スマートフォンや一般的な一眼レフカメラのマイク端子に直接接続するには、適切な変換ケーブルやオーディオインターフェース、または小型ミキサーを間に挟む必要があります。
Q: 利用途中でレンタル期間を延長できますか?
A: はい、レンタル期間中の延長手続きは可能です。ただし、次のお客様のご予約状況によっては延長をお断りする場合がございますので、撮影やイベントのスケジュールが延びる可能性がある場合は、余裕を持った期間で事前にご予約ください。
Q: 屋外のスポーツイベントや雨天時の収録に適していますか?
A: 本機および付属のラベリアマイクは防水・防滴仕様ではありません。雨天時の屋外や、汗を大量にかく激しいスポーツでの使用は故障の原因となります。屋外で使用する場合は、テント下など水濡れを防ぐ環境を確保してください。
配信オペレーター (30代 男性) / 安定のSHUREクオリティと簡単な設定 : 評価 ★★★★☆ 4.0
YouTubeでの企業対談ライブ配信のためにレンタルしました。B帯アナログならではの遅延のなさと、途切れることのない安定した通信はさすがSHUREです。CVLマイクの音質もスピーチに特化しており、声の輪郭がはっきりと収録できました。ただ、送信機(ボディパック)が最近のデジタル機材に比べると少し大きめで重いため、薄着の女性登壇者に取り付ける際はクリップの固定場所に少し工夫が必要でした。
イベント司会業 (40代 女性) / ケーブル付属ですぐにPA接続できるのが便利 : 評価 ★★★★☆ 4.5
結婚式二次会の司会用として、会場の機材が足りないため自前で手配しました。レンタルセットに5mと10mのXLRケーブルが同梱されていたおかげで、会場のミキサー卓の距離に合わせて柔軟に配線でき、追加でケーブルを買う手間が省けました。音質は非常にクリアでハウリングにも強かったです。注意点としては、単3電池の消耗がやや早いと感じたので、長丁場のイベントでは予備電池の準備が必須になります。
映像ディレクター (20代 男性) / コスパは高いがカメラ直結には不向き : 評価 ★★★☆☆ 3.5
ドキュメンタリー撮影で2名の会話を録るために使用しました。1つのレシーバーで2人分の音声を独立してミキサーへ送れるのは、機材を減らしたい現場で非常に助かります。周囲の雑音も拾いにくく、声だけを綺麗に分離できました。しかし、レシーバーが据え置き型でAC電源を必要とするため、野外ロケやカメラの上に乗せて動き回るような撮影スタイルには全く向いていません。あくまで屋内での固定撮影用と割り切る必要があります。
ステージ上でピンマイクを5名同時で使用しました
事前準備で各レシーバーABCで
A:1と2CH
B:3と4CH
C:5と6CH(6はバックアップ)
次にマイクの方でチャンネル調整
矢印(小さくて見えにくいですが、がんばって)を各チャンネルへ付属のドライバーを使用して設定
会場のミキサーはLRのINPUTしかないため、持参の簡易ミキサーを準備
そちらにレシーバーABCを接続
簡易ミキサーのOUTPUTから会場のミキサーのINPUTへ接続
ピンマイクのボリューム調整は簡易ミキサーでコントロール
全体は会場のミキサーでコントロールという形にしました
写真の通りレシーバーは隣り合っていましたが、混線やノイズなどの障害は発生しませんでした
思ったより準備は簡単でしたが、同時に5台となると同数のチャンネルがミキサーに必要になります
たくさん使う場合は先にミキサーのチャンネルを抑えておかないといけないですね
ありがとうございました