オートフォーカスの革新がもたらす新たな映像表現
「SIRUI 20mm T1.8 1.33X S35 AF アナモルフィックレンズ Eマウント(フレア:ナチュラル)( 20AF133X-EN )」は、シネマティックな映像制作の常識を覆す、オートフォーカス対応の革新的なアナモルフィックレンズです。これまで、映画のような2.4:1のワイドスクリーンや独特の楕円ボケを生み出すアナモルフィックレンズは、マニュアルフォーカスが前提のプロフェッショナル向け機材でした。しかし、本製品は高度なステッピングモーターを内蔵し、ソニーEマウントの強力なオートフォーカスシステムと完全に連携します。これにより、フォーカスプラー(ピント合わせの専任スタッフ)がいないソロビデオグラファーでも、被写体の瞳を自動追従しながら、息を呑むようなシネマティック映像を一人で撮影することが可能になりました。
被写体の温度感を伝えるナチュラルフレアの設計思想
アナモルフィックレンズの代名詞といえば、強い光源に対して発生する水平方向の光の筋(フレア)です。従来のSIRUI製レンズでは、SF映画を彷彿とさせる印象的なブルーフレアが特徴でしたが、本製品はあえて「ナチュラルフレア(ニュートラルフレア)」コーティングを採用しています。この設計思想は、夕日の暖かなオレンジ色や、街灯の冷たい白色など、現場の光源が持つ本来の色温度をそのままフレアの色として反映させることにあります。結果として、被写体の感情やシーンの雰囲気を壊すことなく、より自然でエモーショナルな表現が可能となり、カラーグレーディングの自由度も飛躍的に向上しています。
Super 35フォーマットに最適化された軽快な機動力
本製品は、Super 35(APS-Cサイズ)センサーに最適化された光学設計を採用しています。フルサイズ対応のシネマレンズと比較して圧倒的な小型軽量化を実現しており、ソニーのFX30やα6700といったAPS-Cフォーマットのカメラボディと組み合わせることで、最高のパフォーマンスを発揮します。レンズ単体での重量を抑えたことで、手持ち撮影での疲労を軽減するだけでなく、小型の電動ジンバルに搭載した際のバランス調整も極めて容易です。機動力が求められるドキュメンタリー撮影や、海外ロケなどの過酷な環境下においても、クリエイターのフットワークを制限することなく、常に最高品質のルックを提供し続けます。
T1.8の大口径がもたらす立体感と低照度への強さ
シネマレンズにおいて、明るさは表現の幅に直結する重要な要素です。本製品はT1.8という非常に明るい透過光量を誇り、夜間のストリートや薄暗い室内といった低照度環境でも、ISO感度を不必要に上げることなく、ノイズを抑えたクリアな映像を記録できます。さらに、この大口径は被写界深度を浅くコントロールする際にも威力を発揮します。ピントの合った被写体はシャープに解像しながらも、背景はアナモルフィック特有の美しい縦長の楕円ボケへと溶けていき、2Dの映像に奥行きと立体感をもたらします。20mmという広角でありながら、被写体を背景から際立たせる力強いポートレート描写が可能です。
現代の映像制作ワークフローに合致する最適解
現代の映像制作は、納品までのスピードや少人数でのオペレーションが強く求められています。本製品は、そうした現代のプロフェッショナルな現場のニーズに応えるために生み出されました。電子接点を備えているため、レンズのExif情報がカメラ側に記録され、ポストプロダクションでの管理や歪曲補正の適用がスムーズに行えます。また、1.33倍のスクイーズ比は、16:9の標準的なセンサーで撮影した際に、編集ソフトでデスクイーズするだけで理想的な2.4:1のシネスコサイズを得られる絶妙な比率です。「SIRUI 20mm T1.8 1.33X S35 AF」は、光学的な美しさとデジタル制御の利便性を高次元で融合させ、映像表現の限界を押し広げるマスターピースと言えます。
Q: S35(APS-C)用レンズですが、フルサイズ機(FX3など)でも使用できますか?
A: はい、使用可能ですが、カメラ側の設定を「Super 35mm(APS-C)クロップモード」に変更してご使用ください。フルサイズモードのまま撮影すると、画面の周囲に黒いケラレ(ヴィネット)が発生します。
Q: レンタルセットには何が含まれますか?
A: レンズ本体に加え、フロントキャップ、リアキャップ、専用レンズポーチが含まれます。デスクイーズ(映像を横に引き伸ばす処理)はカメラ側の表示機能や編集ソフトで行うため、特別な外部機器は不要です。
Q: オートフォーカスは動画撮影時の瞳AFやトラッキングに対応していますか?
A: はい、ソニーEマウント対応のステッピングモーターを内蔵しており、FX30やα6700などの最新機種において、動画撮影中の瞳AFやリアルタイムトラッキング機能が純正レンズと同様に正常に動作します。
Q: ナチュラルフレアとブルーフレアの違いは何ですか?
A: ブルーフレアは光源の色に関わらず青い光の筋が発生しSF的なルックになりますが、ナチュラルフレアは光源の本来の色(夕日のオレンジや白熱灯の暖色など)をそのまま反映した自然な光の筋になります。
Q: 撮影した映像はそのままSNSやYouTubeに投稿できますか?
A: いいえ、アナモルフィックレンズで撮影した映像は光学的に横に圧縮された状態になるため、Premiere ProやDaVinci Resolveなどの編集ソフトで1.33倍にデスクイーズ(横に引き伸ばす)処理を行う必要があります。
Q: ジンバルに載せる際、重量バランスは取りやすいですか?
A: 本体の重量は約375gと非常に軽量かつコンパクトに設計されており、DJI RS 3 Miniなどの小型ジンバルでもモーターに負担をかけず、容易にバランス調整が可能です。
Q: 従来のマニュアルフォーカス版SIRUIレンズと比較してどう違いますか?
A: 最大の違いはオートフォーカスに対応している点です。また、光学設計も見直されており、周辺部の解像感の向上や、T1.8というより明るい絞り値を実現し、ワンマンオペレーションでの利便性が飛躍的に向上しました。
Q: 利用途中でレンタル期間を延長できますか?
A: はい、次のご予約が入っていない場合に限り、Webサイトのマイページから所定の延長料金にてレンタル期間の延長手続きが可能です。スケジュール変更の際は、お早めにマイページより空き状況をご確認ください。
YouTube機材レビュー (30代 男性) ジンバル運用に革命を起こすAF性能 : 評価 ★★★★☆ 4.5
FX30と組み合わせて使用。これまでアナモルフィックレンズでの歩き撮りはピント合わせがシビアでワンマンでは不可能に近かったが、このレンズのAFはソニー純正に迫る精度で瞳を追従してくれた。ただ、最短撮影距離付近でAFが迷うことがあり、マクロ的な接写には工夫が必要。
映像制作ブログ (40代 男性) 雰囲気を壊さないナチュラルフレアが秀逸 : 評価 ★★★★★ 5.0
ミュージックビデオの撮影でレンタル。SIRUI特有の青いフレアもSFっぽくて好きだが、今回のナチュラルフレアは夕暮れの光を暖かみのあるオレンジ色で横に伸ばしてくれ、エモーショナルな画作りができた。レンズ自体が非常に軽く、長時間のハンドヘルド撮影でも腕の負担が少ないのが素晴らしい。
Amazon購入者レビュー (20代 女性) 独特のルックは最高だが編集の手間あり : 評価 ★★★★☆ 4.0
映画のような上下の黒帯と楕円のボケに憧れて導入。T1.8の明るさのおかげで室内でもノイズレスな映像が撮れる。画質やAF性能には大満足だが、撮影したデータをそのままスマホに転送しても縦長に歪んだままで、PCでのデスクイーズ編集が必須になる点は初心者には少しハードルが高いかもしれない。
レンズマウント: ソニーEマウント
対応センサーサイズ (Image sensor): Super 35 / APS-C
焦点距離 (Lens): 20mm
最大T値 / 最小T値: T1.8 / T16
スクイーズ比: 1.33倍
フォーカス方式: オートフォーカス (ステッピングモーター内蔵) / マニュアルフォーカス
フレアカラー: ナチュラル (ニュートラル)
最短撮影距離: 0.85m (要確認)
フィルター径: 67mm
動画解像度・フレームレート (Video resolution & framerate): レンズ単体のためカメラ本体に依存
写真解像度 (Photo resolution): レンズ単体のためカメラ本体に依存
防水防塵性能 (Waterproof rating): 非搭載
バッテリー・駆動時間 (Battery): レンズ単体のためカメラ本体から給電
ストレージ (Storage): レンズ単体のため非搭載
接続端子 (Connectivity): 電子接点搭載 (AF・Exif通信対応)
寸法と重量 (Dimensions & weight): 約72mm × 92.2mm / 約375g (要確認)
動作温度範囲 (Operating temperature range): メーカー非公表 (要確認)