1. 製品の紹介と概要
Blackmagic Design ATEM Constellation 8Kは、プロフェッショナルなライブプロダクション向けに設計された最先端のスイッチャーです。この製品は、8K解像度をサポートし、複数のカメラや映像ソースをリアルタイムで切り替え、ミキシングする能力を備えています。放送局やイベント制作、ストリーミング配信など、高品質な映像制作を求めるプロフェッショナルにとって理想的なツールです。ATEMシリーズのフラッグシップモデルとして、最新のテクノロジーと使いやすさを兼ね備えています。
2. 革新的な機能と性能
ATEM Constellation 8Kは、最大40の12G-SDI入力をサポートし、複数の8Kソースを同時に処理することが可能です。また、24の独立した出力を持ち、柔軟な映像配信を実現します。内蔵されたFairlightオーディオミキサーは、最大156チャンネルの音声処理を可能にし、プロフェッショナルな音響調整を提供します。さらに、トランジションエフェクトやDVE(デジタルビデオエフェクト)も豊富に揃っており、クリエイティブな映像表現をサポートします。
3. 多様な接続性と拡張性
このスイッチャーは、12G-SDIに加え、HDMIやEthernet接続にも対応しており、さまざまなデバイスとの互換性があります。ATEM Software Controlを使用することで、PCやMacからリモートで操作が可能で、現場での柔軟な運用が可能です。また、Blackmagic Designの他の製品との連携もスムーズで、カメラやレコーダーとの統合的なシステム構築が容易です。
4. ユーザーインターフェースと操作性
ATEM Constellation 8Kは、直感的な操作パネルとソフトウェアを提供し、初心者からプロまで幅広いユーザーが使いこなせる設計となっています。物理的なボタンやノブによる直感的な操作に加え、ソフトウェア上での詳細な設定も可能で、複雑なライブプロダクションでも迅速に対応できます。カスタマイズ可能なマクロ機能も搭載されており、繰り返し作業の効率化が図れます。
5. 未来を見据えた設計
8K対応という点で、ATEM Constellation 8Kは未来の映像制作ニーズにも対応しています。現在の4K制作環境でも十分なパフォーマンスを発揮しつつ、次世代の解像度にも対応可能なため、長期的な投資として価値があります。Blackmagic Designの継続的なファームウェアアップデートにより、常に最新の機能を利用できる点も魅力です。
今年もイベント用にレンタルさせていただきました。これまでは15台のカメラとデッキ、PC映像入力含めて20入力、4出力の1M/Eとして使用していましたが、今回は、AdvancedPanelを2台追加お借りしてオペレーターを二人付けて2M/Eとして、使用しました。一つはライブ会場の投影用にスクリーンへ出力、もう一系統は後日の配信用にデッキで録画としましたが、アウトも自由にルーティングできて、かつ出力のコンバータも全て搭載されているので、これ一台で本当にほかには何もいらずに必要な箇所に必要な出力を送ることができました。大変便利です!
年に数回のイベントのため、購入するには躊躇してしまいますが、AdvancedPanelと合わせてレンタルで本当に気軽に利用させていただけるのがとてもありがたいです。
ただし、コンパクトなサイズに多数の入出力を搭載している分、配線の挿抜は結構大変です。次回はマルチケーブルもセットでお借りしようと思います。