手軽にプロのモニタリング環境を構築できるワイヤレスシステム
「Xvive インイヤーモニター 送信機1-受信機 4XV-U4R」は、バンド演奏やステージパフォーマンスにおいて、演者全員がクリアな音響を共有するための2.4GHz帯デジタルワイヤレス・インイヤーモニターシステムです。従来、複雑な配線や高価なラックマウント機材が必要だったインイヤーモニター(IEM)環境を、極めてシンプルかつコンパクトな設計で実現しました。送信機1台に対して受信機4台がセットになっており、ミキサーのアウトプットから複数のメンバーへ同時に同じ音を届けることが可能です。
なぜケーブルレスのモニタリングが求められるのか?
ステージ上でのパフォーマンスにおいて、フロアモニター(転がし)の音量不足やハウリング、立ち位置による音の聴こえ方のばらつきは、アーティストにとって長年の課題でした。本製品は、各演者が直接イヤホンで音を聴くスタイルへ移行することで、ステージ上の不要な音量増加を防ぎ、クリアなモニタリング環境を提供します。これにより、演奏の精度向上と、大音量による耳への負担軽減という二つの大きなメリットをもたらします。
2.4GHzデジタル伝送がもたらすクリアな音質と低遅延
アナログ方式のワイヤレスシステムで発生しがちなノイズや混信を避けるため、本機は2.4GHz帯のデジタル伝送を採用しています。高解像度なデジタル信号により、原音に忠実でクリアなサウンドを維持しつつ、演奏に支障をきたさないレベルの低レイテンシーを実現しました。これにより、リズム隊のシビアなタイミングや、ボーカルの繊細なピッチコントロールなど、プロフェッショナルな現場で求められるシビアな要求にも応える音響性能を備えています。
プラグアンドプレイ設計によるセッティングの簡略化
機材のセットアップに割く時間を最小限に抑えるため、直感的な操作性を追求したデザインが特徴です。送信機をミキサーのXLR出力に直接挿し込み、受信機とチャンネルを合わせるだけで通信が確立します。複雑な周波数設定やアンテナの調整が不要なため、音響専任のスタッフがいない小規模なライブハウスやリハーサルスタジオでも、プレイヤー自身が素早く確実にモニタリング環境を構築できるのが大きな強みです。
複数人での音響共有を前提としたパッケージングの意義
送信機1台に対し受信機4台を同梱した本パッケージは、バンドのメンバー全員、あるいはボーカルとコーラス隊など、複数人で同一のモニターミックスを共有するシーンに最適化されています。機材を個別に揃える手間を省き、システム全体での互換性や動作の安定性が担保されているため、導入直後からチーム全体のパフォーマンス向上に寄与します。システム拡張の手間なく、即座にグループ全体のモニタリング環境をアップグレードできる実践的なソリューションです。
Q: 使用にあたって無線の免許や専門知識は必要ですか?
A: 2.4GHz帯のISMバンドを使用しているため、特別な無線局の免許や資格は一切不要です。送信機をミキサーに繋ぎ、受信機とチャンネル(1〜6)を合わせるだけで、専門知識がない方でもすぐに使用できます。
Q: レンタルセットにはイヤホンも含まれていますか?
A: 本レンタルセットには送信機1台と受信機4台が含まれますが、耳に装着するイヤホン本体は衛生上の観点および好みの音質があるため付属していません。ご自身で使い慣れた有線イヤホン(3.5mmステレオミニプラグ)をご用意ください。
Q: 1台の送信機に対して、受信機は最大何台まで接続できますか?
A: 同一チャンネルに設定すれば、1台の送信機に対して理論上無制限に受信機を接続可能です。本レンタル品には4台の受信機が付属しており、4名まで同時に同じ音をモニタリングできます。
Q: 実際のライブ環境でのバッテリー持続時間はどのくらいですか?
A: フル充電の状態で約5時間の連続駆動が可能です。ただし、使用環境の温度や電波状況により多少前後する場合があります。長時間のイベントで使用する場合は、出番の合間に付属のUSBケーブルでこまめに充電することをおすすめします。
Q: 利用途中でレンタル期間を延長することは可能ですか?
A: はい、機材のその後の予約状況に空きがあれば、マイページからレンタル期間の延長手続きが可能です。ツアー日程の変更や、追加のリハーサルが発生した場合でも柔軟に対応いたします。
Q: Wi-Fiルーターや他のBluetooth機器と干渉しませんか?
A: 本機は2.4GHz帯を使用するため、Wi-FiやBluetooth機器が密集する環境では電波干渉による音切れが発生する可能性があります。その場合は、本体のボタンで1〜6の空いているチャンネルに切り替えることで干渉を回避できます。
Q: 送信機をギターやベースの出力に直接繋いで使えますか?
A: 本機の送信機はラインレベルの信号(ミキサーの出力など)を想定して設計されています。楽器の出力(インストゥルメントレベル)を直接接続すると音量が不足したり歪んだりするため、必ずミキサーやプリアンプを経由して接続してください。
Q: ステレオ出力には対応していますか?
A: 本機はモノラル伝送専用のシステムです。ミキサー等からステレオ信号を入力した場合でも、受信機からは左右の耳から同じモノラル音声が出力されます。音の定位(パン)を利用したモニタリングには対応していません。
アマチュアバンドのボーカル (20代 男性) / 設定が簡単で音質も良好。ただしモノラル仕様には注意が必要 / 評価 ★★★★☆ 4.0
YouTubeの機材レビュー動画を参考に導入しました。ミキサーに挿すだけでペアリングが完了し、スタジオでの練習が劇的に快適になりました。ボーカルのピッチが取りやすくなり大満足です。ただ、仕様上モノラル出力になるため、ステレオで空間の広がりを感じながら演奏したい人には不向きかもしれません。
ライブハウスの音響エンジニア (40代 男性) / コスパ抜群のIEM入門機。混信対策は事前のチャンネル確認が必須 / 評価 ★★★★☆ 4.5
音響フォーラムの書き込みを見てサブ機としてレンタルしました。金属製で頑丈な作りと、5ms以下の低遅延は価格を考えると非常に優秀です。ドラムのキック音も遅れなく聴こえます。しかし2.4GHz帯域を使用するため、観客のスマホが多い満員の会場では稀に音切れが発生します。本番前の入念なチャンネル選びが重要です。
舞台進行ディレクター (30代 女性) / スタッフ間の音声共有に最適。バッテリー管理には工夫が必要 / 評価 ★★★☆☆ 3.5
イベント制作のブログ記事でおすすめされていたため、インカムの代用としてレンタルしました。受信機が4つあるので、各ポジションのスタッフ全員にクリアな指示を届けられて大変便利でした。一方で、連続使用時間が約5時間なので、終日続くイベントでは昼休憩での再充電やモバイルバッテリーでの給電が必須となります。
使用周波数帯域: 2.4GHz ISMワールドワイド
通信距離: 見通し最大約27.5m (使用環境により変動)
チャンネル数: 最大6チャンネル
周波数特性: 20Hz - 20kHz (-3dB)
ダイナミックレンジ: 107dB
S/N比: 107dB
レイテンシー(遅延): 5ms未満
オーディオ解像度: 24bit / 48kHz
バッテリー駆動時間: 約5時間 (リチウムイオンバッテリー内蔵)
充電時間: 約2.5時間
入力端子 (送信機): XLRバランス (付属変換プラグでTSアンバランス対応)
出力端子 (受信機): 3.5mmステレオミニジャック (音声はモノラル出力)
筐体素材: 金属ダイキャスト・プラスチック
重量: 送信機 約90g / 受信機 約118g
必要最低限の音を送る、モニターするための機器です。
取説を読まなくても直感的に扱えるのがよかったです。