アコースティック楽器の響きを忠実に捉える超小型マイク
「JTS CX-500(MX-500)楽器用コンデンサーマイク」は、バイオリン、チェロ、アコースティックギター、管楽器などの生楽器に直接取り付けて使用するために設計された、超小型のコンデンサーマイクです。マイクスタンドを立てるスペースがない環境や、演奏者が自由に動き回りながらパフォーマンスしたいシーンにおいて、楽器の本来の鳴りを損なうことなくクリアに集音できるソリューションを提供します。大型のマイクでは設置が難しい場面でも、この製品であれば演奏の邪魔にならず、自然なサウンドをPAシステムや録音機材へと送り届けることが可能です。
楽器の鳴りを妨げない超小型・軽量設計の哲学
本製品の最大の設計思想は、「楽器の自然な振動と演奏者のパフォーマンスに干渉しない」ことにあります。カプセル部分は非常に小さく軽量であり、楽器のボディやテールピース、駒の近くなど、音響的に最適なポイントへピンポイントで設置することができます。これにより、空間の反響に頼らず、楽器そのものが発する純粋な音色をダイレクトに捉えることが可能です。視覚的にも目立たないため、コンサートや映像収録の現場において、ステージの美観を保ちながら高品位な集音を実現します。
無指向性カプセルによるフラットで自然な集音特性
音質の核となるのは、金メッキが施されたダイアフラムを採用した無指向性(オムニ)カプセルです。単一指向性マイクで起こりやすい近接効果(マイクを音源に近づけると低音が過剰に強調される現象)が発生しないため、楽器に極限まで近づけてセッティングしても、低域から高域までフラットで自然なバランスを保ちます。20Hzから20kHzという幅広い周波数特性を備えており、チェロの豊かな低音からバイオリンの繊細な倍音成分まで、生楽器の持つ複雑な音の成分を余すところなくキャプチャします。
楽器を傷つけず柔軟に設置できる独自のマウントシステム
アコースティック楽器へのマイク設置において最も懸念される「楽器へのダメージ」を解決するため、多様な専用アタッチメントが標準で用意されています。粘着性の低い特殊なコンパウンドや、弦に挟み込むタイプのクリップ、管楽器のベルに固定するマウントなど、楽器の形状や材質に合わせて最適な取り付け方法を選択できます。これにより、高価なオールドバイオリンやデリケートな塗装が施されたギターであっても、傷や痕を残すリスクを最小限に抑えながら、確実なマイキングが可能です。
プロの現場から宅録まで対応する高い汎用性
付属のMA-500アダプターを使用することで、標準的なXLR端子による接続とファンタム電源(48V)での駆動に対応します。これにより、プロフェッショナルなライブPAの現場におけるミキシングコンソールへの直接接続はもちろん、自宅スタジオでのオーディオインターフェースを用いたDTMレコーディングまで、幅広い環境にシームレスに導入できます。専用のワイヤレスシステムに依存せず、一般的な有線のマイクケーブル環境で安定したコンデンサーマイクの音質を得られる汎用性の高さが、本製品の大きな強みとなっています。
Q: 使用に資格や専門知識は必要ですか?
A: 特別な資格は不要ですが、ミキサーやオーディオインターフェースに接続し、ファンタム電源(48V)を供給する基本的なPA・録音機材の知識が必要です。楽器への取り付けは付属の解説書を参考に簡単に行えます。
Q: レンタルセットには何が含まれますか?
A: マイク本体に加え、XLR接続用のMA-500アダプター、バイオリンやギター、管楽器等に対応する複数種類の専用マウントアクセサリー、および持ち運び用のケースが標準で含まれており、到着後すぐに使用可能です。
Q: 楽器本体に傷をつける心配はありませんか?
A: 付属のマウントには、楽器の塗装を傷めにくい特殊な粘着コンパウンドや、ゴムで保護されたクリップが採用されています。ただし、オールドバイオリンなど極めてデリケートな塗装の楽器へ使用する際は、目立たない部分で事前に確認することをおすすめします。
Q: 別途用意すべきケーブルや電源はありますか?
A: マイクをミキサー等に繋ぐための標準的なXLRケーブル(マイクケーブル)が必要です。また、本機はコンデンサーマイクのため、接続先の機材からファンタム電源(48V)を供給できる環境が必須となります。
Q: AKG C411などのコンタクトマイクと比較してどう違いますか?
A: コンタクトマイクが楽器の「振動」を直接拾うのに対し、本機は空気中を伝わる「音」を拾う超小型コンデンサーマイクです。そのため、より自然な空気感や高音域の倍音成分を豊かに集音できるのが特徴です。
Q: 大音量のバンド演奏の中でアコースティック楽器に使えますか?
A: 本機は無指向性(全指向性)のため、周囲のドラムやアンプの音(被り)を拾いやすい特性があります。大音量のステージよりも、アコースティック編成や静かなホールでの演奏、または録音用途に最も適しています。
Q: 利用途中でレンタル期間を延長できますか?
A: はい、レンタル期間中の延長手続きは可能です。マイページから延長申請を行っていただくことで、リハーサルから本番までスケジュールが延びた場合でも柔軟に対応できます(※次のお客様の予約が入っていない場合に限ります)。
Q: ワイヤレスシステムと組み合わせて使用できますか?
A: JTS製の対応ワイヤレストランスミッター(別売・別レンタル)に直接接続してワイヤレス化することが可能です。付属のMA-500アダプターを使用すれば、一般的な有線XLR接続として使用できます。
バイオリン奏者 (30代 女性) / 楽器の響きを自然に再現。ケーブルの取り回しには工夫が必要 / 評価 ★★★★☆ 4.0
クラシックのホールコンサートの録音用にレンタルしました。驚くほど小さく、クリップでテールピースの下に付けましたが、演奏中に全く気になりません。音質も非常に自然で、バイオリン特有の高音の擦れや胴の響きが綺麗に録れました。ただ、有線で使用したため、細いケーブルが衣服に擦れないようにテープで固定するなどの工夫が必要でした。
PAエンジニア (40代 男性) / コストパフォーマンスが抜群。大音量ステージでは被りに注意 / 評価 ★★★★☆ 4.2
アコースティックライブの現場で複数台導入しました。この価格帯の小型マイクとしては出色のフラットな音質で、EQ処理が非常に楽でした。付属のアタッチメントが豊富で、ギターやチェロにすぐ対応できるのは大きなメリットです。ただし無指向性なので、ドラムがいるような大音量ステージでは他の楽器の音を拾いやすく、配置やゲイン調整に気を使います。
アコギ弾き語り (20代 男性) / マイクスタンド不要で動きやすい。付属マウントの粘着力にコツがいる / 評価 ★★★☆☆ 3.8
YouTubeの弾き語り動画撮影のために試してみました。マイクスタンドが映像に映り込まないのが最高で、ギターの音もライン録りよりずっとアコースティックらしい温かみのある音になりました。ただ、ボディに貼り付けるための特殊な粘着ゴムは、ギターの表面の材質によっては剥がれやすいため、最適な取り付け位置を見つけるまでに少し時間がかかりました。
形式: コンデンサーマイク
指向特性: 無指向性(オムニ)
周波数特性: 20Hz - 20,000Hz
インピーダンス: 1.5kΩ
感度: -64dB (0.63mV) @ 1kHz
最大SPL: 130dB
電源: ファンタム電源 (付属MA-500アダプタ経由で供給)
ケーブル長: 約1.4m(マイク本体からコネクタまで)
コネクタ形状: 4ピンミニXLR(MA-500経由で標準XLR出力)
付属品: MA-500(ファンタム電源アダプター)、各種楽器用マウントアクセサリー、専用ケース
重量: 要確認(マイクカプセル部のみは数グラム程度)
当日レンタルは、通常の1日レンタル価格より約30%OFFで、最長12時間ご利用いただけるお得なプランです。短時間だけ機材を使いたい場合や、急ぎで機材を手配したい場合にぴったりのサービスとなっています。