次世代のハイブリッド配信を叶える統合型セットモデル
「KILOVIEW P3 5G / SONY HXR-NX800 / UWP-D21 / ECM-XM1 / BirdDog Mini HDMI ⇔ NDI / HDMIケーブル 5m セット」は、屋外でのモバイル通信を利用したライブ配信から、屋内LANを用いたIPベースの映像伝送まで、あらゆる中継要件を網羅するプロフェッショナル向けの統合ソリューションです。現代の映像制作現場では、有線ネットワークが確保できない野外での確実なストリーミングと、スタジオ内での複雑な映像ルーティングの両立が求められます。本製品群は、高品位な映像・音声の「収録」から、ロスレスな「伝送」、そして強固な「配信」までをシームレスに繋ぐことを設計思想としており、現場でのセットアップ時間を大幅に削減しつつ、放送局品質のコンテンツ送出を可能にします。
AI技術がもたらす革新的な被写体認識と撮影の省力化
映像収録のコアとなるSONY HXR-NX800は、1.0型CMOSセンサーによる深い被写界深度と低ノイズな映像表現に加え、AIプロセッシングユニットによる高度なオートフォーカス制御を特徴としています。骨格情報を用いたリアルタイムな被写体認識により、人物が後ろを向いたり、障害物に遮られたりするような予測困難な状況でも、極めて正確にピントを維持します。これにより、フォーカス操作に気を取られることなく構図づくりや配信ステータスの確認に集中できるため、ワンマンオペレーションが常態化している現代の中継現場において、致命的な撮影ミスを未然に防ぎます。
複数回線を束ねて途切れない通信を実現するボンディング技術
屋外やイベント会場など、単一の通信キャリアでは帯域が不安定になりがちな環境での課題を解決するのが、KILOVIEW P3 5Gエンコーダーです。5G/4Gモデム、Wi-Fi、有線LANなど複数の異なるネットワーク回線を束ねる(ボンディングする)ことで、広帯域かつ冗長性の高い通信経路を確立します。パケットロスを極限まで抑え込み、回線の一時的な切断時にも他の回線が即座に補完するアーキテクチャにより、視聴者の体験を損なうドロップフレームや配信停止のリスクを排除。場所を選ばない強固なストリーミング基盤を提供します。
フルNDI変換によるIPベースの柔軟な映像ルーティング
屋内イベントやスタジオ構築において真価を発揮するのが、BirdDog MiniによるフルNDI(NDI High Bandwidth)へのハードウェア変換です。カメラからのHDMI出力を視覚的無損失かつ超低遅延でIPネットワーク上の映像ストリームへと変換します。これにより、太く重いSDIケーブルやHDMIケーブルを長距離引き回す物理的な制約から解放され、既存のギガビットLANインフラを活用した柔軟なカメラ配置や、ソフトウェアスイッチャーへの直接入力が可能になります。IPベースの映像制作への移行を、既存のベースバンド機器を活かしたままスムーズに実現します。
プロフェッショナルな現場に応える妥協のない音声収録基盤
高品位な映像と伝送システムを支えるのは、UWP-D21ワイヤレスマイクシステムとECM-XM1ガンマイクによる堅牢なオーディオ収録基盤です。B帯アナログワイヤレスによる遅延のないクリアな音声伝送は、登壇者のスピーチやインタビューを確実にとらえます。同時に、鋭指向性のガンマイクが現場の臨場感ある環境音を的確に収音し、カメラ側で自在にミキシングすることが可能です。視覚的な情報だけでなく、聴覚的な品質においても視聴者を没入させる、妥協のないハイエンドな中継環境をこのワンセットで構築できます。
最大6回線のボンディングによる圧倒的な通信安定性
競合のLiveU Solo(最大4回線程度)と比較し、本機に含まれるKILOVIEW P3 5Gは5G/4Gモデム、Wi-Fi、Ethernetを組み合わせて最大6つのネットワークを統合可能です。大規模イベント会場など、単一キャリアの帯域が著しく逼迫する過酷な環境下においても、パケットロスを極限まで抑え込んだ放送局レベルの安定したストリーミングを実現します。
AIプロセッシングユニットがもたらす次世代のAF精度
コントラストAFや位相差AFのみに依存するPanasonic AG-CX350等の同クラス機とは異なり、骨格情報を用いて人物を認識する専用AIチップを搭載しています。被写体が後ろを向いたり、一時的に障害物に隠れたりしても瞬時にピントを合わせ続けるため、ワンマン撮影時のフォーカスエラーによる致命的なリテイクを劇的に減少させます。
低遅延と高画質を両立するフルNDIへのハードウェア変換
圧縮率の高いソフトウェアベースのNDI|HXコンバーターと比較して、BirdDog Miniは専用シリコンチップを用いてベースバンド映像を視覚的無損失のフルNDI(NDI High Bandwidth)へエンコードします。これにより、伝送遅延をわずか数フレームに抑え込み、スポーツ中継などのシビアなタイミングが求められる現場でも遅延を感じさせません。
複雑なシステム構築を即座に試せるオールインワン・レンタル
カメラ、ボンディングエンコーダー、NDIコンバーター、ワイヤレスマイクを個別に購入・検証すると数百万円の初期投資と膨大な相性確認の時間がかかります。本レンタルセットは、HDMIケーブル(5m)を含め必要なインターフェースが全て揃った状態で届くため、追加のケーブル購入なしで、到着後すぐにハイエンドなハイブリッド配信環境を構築・運用できます。
Q: KILOVIEW P3 5Gを使用するためのSIMカードはレンタルセットに含まれていますか?
A: 本セットにはSIMカードは付属しておりません。お客様ご自身で、データ通信量やエリア要件を満たす各通信キャリアのnanoSIMカード(5G/4G対応)を別途ご用意いただく必要があります。
Q: レンタル期間中に機材の利用期間を延長することは可能ですか?
A: はい、他のお客様の予約が入っていない場合に限り、Webサイトのマイページから延長手続きが可能です。長引く密着取材や、悪天候によるイベント延期時にも柔軟に対応できます。
Q: Sony HXR-NX800は他の業務用カメラと比較してどのような違いがありますか?
A: 従来機と比較し、AIを活用した高精度な被写体認識AFを搭載している点が最大の違いです。1.0型CMOSセンサーと光学20倍ズームを組み合わせ、ワンマンでも確実なピント合わせとシネマティックな描写を両立します。
Q: BirdDog Miniを駆動するための電源は別途用意する必要がありますか?
A: BirdDog MiniはPoE(Power over Ethernet)に対応しているため、PoE対応のネットワークスイッチとLANケーブルで接続すれば別途ACアダプターは不要です。PoE環境がない場合は付属のDCアダプターをご利用ください。
Q: UWP-D21ワイヤレスマイクの送受信機にはどのような電池が必要ですか?
A: 送信機・受信機ともに、それぞれ単3形アルカリ乾電池またはニッケル水素充電池が2本ずつ必要です。長時間の収録となる場合は、途中の電池切れを防ぐため予備の電池を多めにご用意いただくことを推奨します。
Q: 追加アクセサリなしで雨天・水中で使えますか?
A: 本セットに含まれるカメラ、エンコーダー、マイクはいずれも防水仕様ではありません。雨天時や水しぶきがかかる環境で使用する場合は、別途レインカバーや防水ケース等の防滴対策を必ず行ってください。
Q: KILOVIEW P3 5Gのバッテリーは実撮影条件でどの程度持続しますか?
A: 通信環境やボンディングする回線数にもよりますが、内蔵バッテリーで約3〜4時間の連続駆動が可能です。長時間の配信を行う場合は、Vマウントバッテリーからの給電やACアダプターの併用をおすすめします。
Q: イベント会場の既存の社内LANを利用してNDI伝送を行うことはできますか?
A: 可能です。ただし、フルNDIは1ストリームあたり約100〜140Mbpsの帯域を消費するため、ギガビット対応のネットワーク環境と、IT部門によるマルチキャストやmDNSの通信許可設定が事前に必要となります。
【SONY HXR-NX800】
イメージセンサー: 1.0型 Exmor RS CMOSセンサー
レンズ: 光学20倍ズーム (35mm換算: 24-480mm)、F2.8-F4.5
ビデオ解像度・フレームレート: 4K UHD (3840×2160) 最大60p、FHD (1920×1080) 最大120p
記録メディア: CFexpress Type A / SDXCカード デュアルスロット
外形寸法・質量: 約175.6 x 201.3 x 371.1 mm、約1.93kg (本体のみ)
【KILOVIEW P3 5G】
通信方式: 5G/4Gモデム内蔵、Wi-Fi、Ethernet対応 (最大6回線ボンディング)
ビデオ入力: 3G-SDI、HDMI
バッテリー: デュアル内蔵バッテリー、稼働時間約3〜4時間
動作温度範囲: 0℃ 〜 45℃
【UWP-D21 / ECM-XM1 / BirdDog Mini】
ワイヤレスマイク帯域: B帯アナログ (UWP-D21)
ガンマイク指向性: 鋭指向性 (ECM-XM1)
NDI変換: フルNDI (NDI High Bandwidth) エンコード/デコード対応 (BirdDog Mini)
防水性能: 全機器 防水非対応