Hollyland COSMO C1の革新的な映像伝送技術(HEVO)
Hollyland COSMO C1は、映像制作やライブ配信の現場で求められる高い安定性と信頼性を実現した、プロフェッショナル向けのHDMI/SDI無線映像伝送システムです。本製品の最大の特徴は、Hollylandが独自に開発した次世代のワイヤレス伝送技術「HEVO(High-Efficiency Video Coding)」を搭載している点にあります。HEVO技術は、適応型周波数ホッピング(AFH)とシームレスな再送技術を組み合わせることで、電波干渉の激しい環境下でも非常に安定した映像伝送を可能にします。これにより、イベント会場や展示会、スタジオなど、多数のワイヤレス機器が飛び交う複雑な電波環境においても、映像の途切れやフリーズ、ブラックアウトを極限まで減らすことができます。映像クリエイターや配信エンジニアにとって、伝送の安定性は作品の品質や配信の成功に直結する最も重要な要素であり、COSMO C1はその要求に高いレベルで応える革新的なシステムとなっています。
驚異的な超低遅延と長距離伝送の実現
プロの現場では、カメラオペレーターとディレクター、あるいは配信スイッチャーとの間でのリアルタイムな連携が不可欠です。COSMO C1は、わずか0.04秒(40ms)という人間の目ではほとんど認識できないレベルの超低遅延を実現しています。この低遅延により、動きの速いスポーツ中継や音楽ライブ、アクションシーンの撮影など、シビアなタイミングが求められる現場でも、違和感のないモニタリングが可能です。さらに、見通しの良い環境であれば最大約300メートル(1000フィート)という驚異的な長距離伝送をサポートしています。広大なコンサート会場や屋外のスポーツフィールド、大規模な映画のセットなど、カメラとベースステーションが離れている状況でも、有線ケーブルの制約から解放され、自由で機動力の高いカメラワークを実現します。長距離かつ低遅延という相反する要素を見事に両立させた本製品は、映像制作の可能性を大きく広げます。
プロフェッショナルな現場に応えるインターフェースと互換性
COSMO C1は、多様な映像機器との接続を想定し、HDMIおよびSDIの両方の入出力端子を標準装備しています。送信機にはHDMI入力とSDI入力に加え、SDIループアウト端子も備わっており、カメラからの映像をワイヤレスで送信しながら、同時にオンカメラモニターやローカルの録画機器に有線で出力することが可能です。また、受信機には2つのSDI出力と1つのHDMI出力が搭載されており、複数のモニターやスイッチャーへ同時に映像を供給することができます。さらに、HDMIとSDI間のクロスコンバージョン機能にも対応しているため、HDMI出力のみのミラーレスカメラからSDI入力を持つ業務用スイッチャーへ、あるいはその逆といった異なるインターフェース間での接続もシームレスに行えます。これにより、機材の組み合わせに悩むことなく、柔軟なシステム構築が可能となります。
UVC対応によるライブ配信の簡略化と高い利便性
昨今のライブ配信需要の急増に応えるため、COSMO C1はUVC(USB Video Class)機能に標準で対応しています。受信機を付属のUSB-Cケーブルでパソコンに接続するだけで、パソコン側からは高画質なウェブカメラとして認識されます。これにより、専用のビデオキャプチャーボードや複雑なソフトウェア設定を必要とせず、OBS StudioやZoom、Microsoft Teams、YouTube Liveといった一般的な配信・会議ソフトウェアへ直接映像を取り込むことができます。1080p 60fpsの高精細な映像を、遅延や画質劣化を最小限に抑えながらパソコンへ伝送できるため、オンラインセミナーや企業配信、ゲーム実況など、あらゆるライブストリーミングの現場において、準備時間を大幅に短縮し、シンプルかつ高品質な配信環境を構築することが可能です。
柔軟な電源供給オプションと堅牢なデザイン
長時間の撮影や配信において、電源の確保は非常に重要な課題です。COSMO C1は、現場の状況に合わせて選択できる3種類の電源供給方法をサポートしています。最も一般的なNP-Fシリーズ(Lバッテリー)を使用したバッテリー駆動をはじめ、付属のACアダプターを使用したDC入力による連続駆動、さらにはモバイルバッテリーからのUSB-C給電にも対応しています。これにより、屋外でのロケ撮影からスタジオでの据え置き使用まで、あらゆるシーンで柔軟に運用できます。また、本体は過酷な現場での使用に耐えうる堅牢な金属製ハウジングを採用しており、耐久性にも優れています。さらに、日本の電波法に基づく「技適認証」を正式に取得しているため、日本国内のあらゆる場所で法令を遵守しながら、安心・安全に高品位なワイヤレス映像伝送システムを活用することができます。
成人式のYouTubeライブ配信で利用しました。
屋内の会場で、カメラ(BMPCC 6k)からスイッチャー(ATEM Pro ISO)への接続に使用、約50mほどの距離でした。
約2時間の使用中、コマ落ちする事は無く、安定して通信できているようでした。
スペック上の遅延は0.04secとなっており、実際の体感もそれくらいでした。
リップシンクのズレが不安でしたが、それほど違和感なく配信できたと思います。
今回、給電はUSBからおこないましたが、USB C to Cだとうまく給電されず、USB A to Cからだと問題なく給電されました。
(PCからのUSB C to Cだと給電されたりしますが、どういう条件でOKかは不明です)
セットアップは簡単(電源を入れれば自動的にすぐに通信される)でしたので、特にトラブルなく使用できました。
途中からカメラをジンバルでの撮影に切り替えましたが、その際も通信は安定していました。
前回は有線だったためでジンバル撮影を断念していたので、今回無線通信がうまくいき、大変満足です。