NewTek Video Mix Engine VMC1とは
NewTek Video Mix Engine VMC1は、大規模なライブ制作環境に対応するIPベースのライブプロダクション・ビデオスイッチャーです。最大44チャンネルの外部入力同時スイッチングや、NDIによる低遅延ネットワーク伝送、8系統のM/Eバス、最大4画面のカスタマイズ可能なマルチビューワ機能を搭載しています。従来のハードウェアスイッチャーに縛られない柔軟なIPワークフローを構築可能で、多数のカメラソースを切り替える本格的な番組制作や大規模イベント配信に最適です。高度なマクロ自動化や豊富なマルチメディア再生機能を備え、複雑なマルチカメラ運用を1台で統合管理できる点が大きな強みです。
この商品がおすすめの人
- 中規模・大規模なイベントや番組制作のスイッチング担当者:最大44系統の外部入力と8系統のM/Eバスを駆使し、複雑で高度な映像演出を行いたい方。
- NDIを活用したIPベースの制作システムを導入したい方:ネットワーク経由で多くのカメラやPCソースを柔軟に取り込み、省配線・高拡張性のワークフローを実現したい方。
- 複数系統の同時出力やマルチフォーマット配信を行いたい方:会場スクリーン出し、ライブ配信、収録など異なる映像出力を一元管理したい方。
おすすめの用途
- 映像スイッチング:多数の入力ソースやM/E効果を組み合わせた、遅延の少ない高精度なリアルタイムスイッチングに適しています。
- ライブプロダクション:テロップ送出、メディア再生、オーディオミキシングなどを1台に統合した大規模な番組制作・イベント中継を構築できます。
- マルチカメラ撮影:多数のカメラ映像をマルチビューワで一括モニタリングしながら、スムーズにスイッチング・オペレーションが行えます。
- ライブ配信:IPベースの柔軟なルーティングを活用し、マルチプラットフォームへの同時配信や会場送出を安定して行えます。
- 映像収録:内蔵のディスクレコーダー機能により、プログラムアウトや各カメラソースのリアルタイム収録に対応します。
NewTek Video Mix Engine VMC1をレンタルする際の注意点
レンタル前に確認したいこと
- 設置スペースと重量の確認:本機は業務用の大型ラックマウントサーバー筐体です。設置場所の耐荷重や十分なエアフロースペースが確保できるか事前に確認してください。
- 電源環境の確保:安定稼働のため電源ユニットが二重化されており、付属の電源ケーブルおよびトランス2系統を使用します。十分な電源容量(コンセント系統)を確保してください。
- ネットワークインフラの性能:多数のNDIソースを扱う場合、広帯域かつ安定したネットワーク環境(マネージドギガビット/10Gbpsスイッチなど)が必要です。
スペック・機能上の注意点
- DanteおよびAES67オーディオの利用条件:DanteやAES67などのネットワークオーディオ機能を利用する場合は、別途互換性のあるバーチャルサウンドカード等のライセンスが必要となります。
- 解像度とフレームレートの設定:マルチフォーマットに対応していますが、システム全体の解像度・フレームレート設定と入力ソースの同期状態を事前にご確認ください。
- 排熱と動作音:高負荷処理を行うサーバー筐体のため、ファンによる動作音が発生します。静粛性が求められる同録ブース内への設置にはご注意ください。
使用前に準備・確認したいこと
- IPアドレスとネットワーク設定の設計:現場のネットワークセグメントに合わせてVMC1および接続するNDI機器のIPアドレス体系を事前に計画・設定してください。
- 操作用モニター環境の準備:本機にはマウスとキーボードは付属していますが、UI表示用モニターやマルチビューワ用ディスプレイは付属していません。接続用ケーブルとともに事前にご用意ください。
- 入力機器・回線の疎通テスト:本番前にすべてのカメラソース、NDI送信元、音声回線が正しく認識され、遅延なく映像が届くかをリハーサルで確認してください。
レンタル商品に含まれていないもの
- 別途必要:マルチビューワ・操作用モニター — システムのGUI操作やマルチビューワ画面を表示するための外部ディスプレイが別途必要です。
- 別途必要:ディスプレイ接続ケーブル — 本体と操作用・マルチビューワ用モニターを接続するためのケーブルが別途必要です。
- 利用条件によって必要:LANケーブル — NDI伝送やIPコントロールなど、ネットワーク経由で機材を接続する場合に必要です。
- 利用条件によって必要:HUB(ハブ) — 複数のNDI対応カメラやPCを接続するためのネットワークスイッチングハブが必要です。
おすすめオプション
Q: 使用に資格や専門知識は必要ですか?
A: 特別な資格は不要ですが、IPネットワーク(NDI)の基礎知識と、プロ用ビデオスイッチャーの操作経験が必要です。ネットワーク構築の知識がないと正常に映像を受信できない場合があります。
Q: レンタルセットには何が含まれますか?
A: 通常、VMC1本体(3RU)、電源ケーブル、専用の4ストライプコントロールパネルが含まれます。SDI入出力が必要な場合は、別途NC1 I/Oモジュール等のレンタルが必要か事前にお問い合わせください。
Q: 既存のSDIカメラを直接接続することはできますか?
A: VMC1本体にはSDI入力端子がありません。SDIカメラを接続するには、ネットワーク上にNDIコンバーターを配置するか、NC1 I/Oモジュールを介してIP変換する必要があります。
Q: BlackmagicのATEMシリーズと比較してどう違いますか?
A: ATEMが主にSDIケーブルでの直接接続を前提としているのに対し、VMC1はLANケーブルを用いたNDI(ネットワーク)接続を前提としています。PC画面の取り込みや遠隔地からの映像入力に非常に強いのが特徴です。
Q: 別途用意すべきメモリカード・バッテリー・アクセサリは?
A: バッテリー駆動はできません(AC電源が必須)。収録用の内部ストレージはありますが、長時間の録画や素材の持ち帰り用に、高速な外部USBストレージまたはNAS環境を別途ご用意ください。
Q: 実撮影条件での動作の安定性や発熱はどうですか?
A: 強力なCPUとGPUを搭載したサーバーラック型PCの構造のため、ファンノイズが大きく発熱もあります。静音性が求められる撮影スタジオ内ではなく、防音されたマシンルームや別室のラックへの設置を推奨します。
Q: 利用途中でレンタル期間を延長できますか?
A: 次の予約が入っていない場合に限り延長可能です。ハイエンド機材のため台数が限られており、延長をご希望の場合は期間終了の数日前までに必ずサポートまでご連絡をお願いいたします。
Q: 企業のハイブリッド株主総会等の具体シーンに適していますか?
A: 非常に適しています。ZoomやTeamsの画面をNDI経由で劣化なく取り込み、会場のカメラ映像と合成して再度配信するといった、複雑なハイブリッドイベントのルーティングを1台で安全にこなすことができます。
日帰りレンタルは、通常の1日レンタル価格より約30%OFFで、最長12時間ご利用いただけるお得なプランです。短時間だけ機材を使いたい場合や、急ぎで機材を手配したい場合にぴったりのサービスとなっています。