キヤノン Canon EOS R3 [ボディ]
EOS R3”は、最高約30コマ/秒の高速連写と高画質を両立し、「EOS-1」シリーズで培った信頼性と操作性を兼ね備えたフルサイズミラーレスカメラです。静止画撮影時における視線入力AFや、追従性に優れた高速・高精度・広範囲なAFによる快適な撮影を実現し、動体撮影や動画撮影を行うプロやハイアマチュアユーザーのニーズに応えます。
1.新開発のCMOSセンサーや、映像エンジン「DIGIC X」が実現する高速・高画質
EOSシリーズ初搭載となる新開発の有効画素数約2410万画素のフルサイズ裏面照射積層型CMOSセンサーと、映像エンジン「DIGIC X」により、電子シャッター撮影時において、AF/AE追従で最高約30コマ/秒※1の高速連写と高画質を両立。新CMOSセンサーの高速読み出しにより、電子シャッターによる像の歪みを大幅に抑制。「EOS-1D X Mark III」(2020年2月発売)の電子シャッターと比較して、ローリングシャッター歪みを約1/4に低減。高速連写中も電子ビューファインダー(EVF)に映像を表示し続けるブラックアウトフリー※2撮影により、激しく動く被写体も見失うことなくフレーミングすることが可能。メカシャッター/電子先幕撮影時は、最高約12コマ/秒※1の高速連写を実現。静止画撮影時に常用ISO102400の高感度を実現。夜間や室内などの暗いシーンでもノイズを抑えた動体撮影が可能。RFレンズ使用時、レンズ側の光学式手ブレ補正機構と、ボディー内の手ブレ補正機構の協調制御※3により、世界最高※4 8.0段※5の手ブレ補正を実現。「HDR PQ」方式での静止画/動画記録に対応。また、高速でブラケット撮影を行い、カメラ内で3枚の写真を合成する「HDRモード」を搭載。階調性豊かな映像表現が可能。
1 最高速度で連続撮影可能なレンズはRF レンズ及び一部のEFレンズに限定されます。連続撮影速度は、撮影条件により低下することがあります。詳しくはキヤノン公式HPをご参照ください。
2 連写時に1枚目を撮影した際や、内蔵メモリーがいっぱいになった場合、あるいは、連写中にストロボの充電が切れたり、再度充電が完了した際などには、ブラックアウトすることがあります。
3 「RF400mm F2.8 L IS USM」(2021年7月発売)/「RF600mm F4 L IS USM」(2021年7月発売)/「RF600mm F11 IS STM」(2020年7月発売)/「RF800mm F11 IS STM」(2020年7月発売)は非対応。なお、協調制御に対応したレンズでも、お買い求めの時期により、レンズのファームウェアの更新が必要です。
4 2021年9月13日現在発売済みのレンズ交換式デジタルカメラにおいて。「EOS R5」(2020年7月発売)、「EOS R6」(2020年8月発売)も同じ8.0段の手ブレ補正効果。キヤノン調べ。
5 CIPA規格に準拠。「RF24-105mm F4 L IS USM」(2018年10月発売)、焦点距離105mm時、Yaw/Pitch方向。
2.追従性や操作性を追求した先進の高速・高精度・広範囲なA
「デュアルピクセル CMOS AF II」による、追従性に優れた高速・高精度・広範囲なAFを実現。電子シャッター撮影時に、最高60fps※1のAF演算およびトラッキング演算を同時に行うことが可能。最高約30コマ/秒の高速連写中も精度の高いAFを実現。
人物の瞳・顔・頭部・胴体、動物(犬・猫・鳥)の瞳・顔・全身検出に対応。さらに乗り物(モータースポーツにおける車・バイク)の全体・スポット検出にも対応。ディープラーニング技術を活用した アルゴリズム「EOS iTR※2 AF X」の強化により、検出機能の向上と高い被写体追尾性能を実現。キヤノンのデジタルカメラで初めて、静止画撮影時における視線入力AFを搭載。ファインダーをのぞいた瞳の動きに合わせて移動するポインターを撮りたい被写体に合わせ、ボタン操作をすること により、AFフレームを素早く動かし、被写体を切り替えることが可能。EV-7.5の低輝度合焦限界※3を達成。肉眼では被写体の視認が難しい暗い環境下でもAFが可能。EOS Rシリーズ最速となる最高約0.03秒※4の高速AFを実現。
1 シャッタースピードが1/125以上の場合のみ。
2 intelligent tracking and recognition。
3 キヤノン試験基準による。静止画撮影時・F1.2レンズ使用時・中央測距点・ワンショットAF・常温・ISO100。Defocus Smoothingコーティングを採用した「RF レンズ」を除く。
4 CIPA ガイドラインに準拠して測定したAF時間の結果から算出(撮影条件や使用レンズにより異なる)。内部測定方法。[測定条件]測距輝度:EV12(常温・ISO100)、撮影モード:M 、RF24-105mm F4-7.1 IS STM使用、シャッターボタン操作による静止画撮影時、AF方式:1点AF(中央) 、AF動作:ワンショットAF時。
多様な制作ニーズに対応する動画性新CMOSセンサーの高速信号読み出しと、映像エンジン「DIGIC X」の高速処理により、6K/60P動画のRAW データ(12bit)による内部記録を実現。4K/120Pハイフレームレート動画撮影を実現。滑らかな映像を撮影することができ、4Kの鮮明さはそのままに、きめ細やかで自然なスローモーション効果を得ることが可能。6Kの豊富なデータから、高画質な4K動画を生成可能。クロップ(切り出し)なしのオーバーサンプリングによる 4K/60P動画を実現し、モアレやノイズを低減した繊細な映像表現が可能。幅広い測距輝度範囲や高性能な被写体検出など「デュアルピクセル CMOS AF II」の優れたフォーカスコントロール性能により、効率的な撮影をサポート。キヤノン独自のLogガンマ「Canon Log 3」を搭載。従来の「Canon Log」よりもハイライトの階調が飛びにくく、コントラストの高いシーンでも豊かな階調表現が可能。「CINEMA EOS SYSTEM」を除くEOSシリーズで初めて30分以上の連続撮影が可能。 最長6時間※まで記録することができ、ドキュメンタリー撮影などの長時間の連続した撮影に対応。 ハイフレームレート時は最長1時間30分まで記録可能。動画記録サイズや撮影環境によっては、発熱やカード容量により、記録停止することがあります。
4.プロやハイアマチュアユーザーの映像制作を支える信頼性・操作性の追求
高精細バリアングル液晶モニターを採用しながら、フラッグシップモデル「EOS-1D X Mark III」と同等の防じん・防滴性能※1を実現。高い信頼性を備えながら、縦位置グリップ一体型ボディーと、 約415万ドットの高精細バリアングル液晶モニターにより、自由度の高い撮影が可能。耐衝撃性、耐久性が高く、電磁シールド効果にも優れたマグネシウム合金を外装に採用。高い剛性と軽量化を両立。カメラ本体のみの場合は、「EOS 5Ds」(2015年8月発売)よりも軽量。バッテリー、CFexpressカードを含む場合においても、「EOS-1D X Mark III」の約71%となる質量約1,015g※2を達成。高度な通信機能を持つ「マルチアクセサリーシュー※3」を新搭載。対応するアクセサリーとの組み合わせにより、静止画撮影時の外部ストロボのコントロールや、動画撮影時の音声のデジタル入力、スマホとの接続によるネットワーク活用が可能。高速センサーによりEOSとして初めて、全てのシャッター方式(メカ/電子先幕/電子シャッター)で連続撮影時の調光制御に対応。電子シャッターによる1/180秒、最高約15コマ/秒連続撮影でのストロボ調光※4が可能。
・音に関する一括設定を行える「サイレントシャッター機能※5」を搭載。また、液晶モニターを常時消灯することもでき、すばやく音と光に配慮した撮影を行うことが可能。
・電源には「EOS-1D X Mark III」との共用が可能な「バッテリーパック LP-E19」を採用。
・CFexpressカード(Type B)とSDメモリーカード(UHS-II対応)のデュアルスロットを搭載。
RF70-200mm F2.8 L IS USM キヤノンRFマウント 概要
焦点距離70-200mm、開放F値2.8のレンズとして、世界最短・最軽量、全長約146mm、質量 約1,070g(三脚座除く)。
ズーム全域での高画質も達成しており、優れた基本性能に加え、高い機動性能でフォトグラファーを支えるズームレンズです。また最短撮影距離は約0.7mです。
RF70-200mm F2.8 L IS USM キヤノンRFマウント 特徴
高い機動性を実現する世界最短・最軽量ボディー
大口径マウントとショートバックフォーカスを生かし、カメラ側の撮像面近くに大口径レンズを配置して光学系を小型化。
撮影時のバランスを考慮し全長が変わるズームタイプを採用し、非球面レンズ2枚を効果的に配置しました。
フルサイズセンサー搭載のレンズ交換式カメラで焦点距離70-200mm、開放F値2.8のレンズとして、世界最短・最軽量を実現しています。
幅広い焦点距離における高画質
スーパーUDレンズ1枚、UDレンズ3枚、UD非球面レンズ1枚、ガラスモールド非球面レンズ1枚、を含む13群17枚の光学設計により、画質劣化の原因となる諸収差を画面中心部から周辺部まで低減し、焦点距離70mmから200mmの幅広い焦点距離において、ズーム全域で高画質を実現しています。
最大5段分の手ブレ補正効果
光学ISの制御アルゴリズムの見直しと、デュアルセンシングISにより、静止画撮影時の手ブレ補正効果が最大5段分※に向上。暗いシーンでも、シャッタースピードを遅くできるため、手持ち撮影の可能性が広がります。
※CIPAガイドライン準拠。焦点距離200mm、EOS R使用時。
搭載テクノロジー
- 非球面レンズ
優れた描写力を発揮する非球面レンズ。球面のレンズではどうしても発生してしまう写真の歪みを、キヤノンならではの光学技術で取り除きます。
- スーパーUDレンズ
UDレンズの光学性能を向上させ、色収差の補正、レンズ本体のコンパクト化に大きく貢献する光学技術を採用しています。
- UDレンズ
写真の色にじみを効率的に除去するUDレンズ。鮮明で美しい描写と、コンパクトなレンズ設計を可能にします。
- SWC
特殊コーティングSWCを採用。周辺部のフレアやゴーストの発生を大幅に抑制します。
- フッ素コーティング
レンズ表面に付着した汚れを、簡単に取り除くことができるフッ素コーティング。安心して撮影に臨むことができます。
- IMAGE STABILIZER
失敗写真の原因になる撮影時の手ブレをレンズ側で補正する、キヤノン独自のレンズ内手ブレ補正。暗所や手持ちでの撮影にも安心して臨めます。
- ナノUSM
キヤノンが開発した新しい超音波モーターです。小型/薄型のチップでありながら、リングUSM同様の高速AFと動画撮影時でのSTM(リードスクリュータイプ)同様の滑らかなAFを併せ持ち、快適な撮影を実現します。
- フルタイムマニュアル
オートフォーカスの後、フォーカスリングを回転させるだけで即時にマニュアルフォーカスが可能です。
- リアフォーカス
レンズのコンパクト化と快適なAF操作を実現するリアフォーカス方式を採用しています。ピント合わせの際にレンズの全長が変わらないのも特長です。
- 防塵・防滴
過酷な状況での撮影においても、ホコリや水滴の侵入を防ぐ防塵防滴構造を採用しています。
- コントロールリング
RFレンズに搭載されたコントロールリング。ISO感度や露出補正の機能を任意で割り当て、より快適な撮影を実現します。
RF70-200mm F2.8 L IS USM キヤノンRFマウント 仕様
画角(水平・垂直・対角線):29°~10°・19°30′~7°・34°~12°
レンズ構成:13群17枚
絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
最小絞り:32
最短撮影距離:0.7m
最大撮影倍率:0.23倍(200mm時)
フィルター径:77mm
最大径×長さ:約φ89.9×146.0mm
質量:約1,070g(三脚座含まず/三脚座質量 約130g)