多人数への音声共有を革新するワイヤレスシステム
「Xvive インイヤーモニター 送信機1-受信機25 XV-U4R」は、1つの音声ソースを最大25人のユーザーへ同時にワイヤレス伝送できる、大規模なモニタリング環境構築のためのシステムです。従来、多人数に同じ音声を届けるためには、膨大なケーブルの引き回しや高額な専用機材の導入が必要でした。本製品は、非常にコンパクトな送信機1台と、受信機25台をパッケージ化することで、複雑なシステムを組むことなく、ミキサーのアウトプットから直接、大人数へクリアな音声を届けるという革新的なアプローチを採用しています。
ステージと現場の課題を解決する設計思想
この製品が解決する最大の課題は、「モニタリング環境における物理的な制約とコストの壁」です。ステージ上のパフォーマー全員にクリック音やガイドメロディを共有したい場合、あるいは大規模な撮影現場でスタッフ全員にディレクターの指示を届けたい場合、これまではフロアモニターの増設による音の飽和や、高額なワイヤレスシステムの複数台導入による予算超過がネックとなっていました。本製品は、共通の音声を全員で聴くという目的に特化し、受信機の数を一気に25台まで拡張することで、これらの物理的・予算的制約を打破します。
手軽さと実用性を両立するコアテクノロジー
本製品のアイデンティティは、2.4GHz帯のデジタルワイヤレス技術と、徹底的に無駄を省いたプラグアンドプレイ設計にあります。送信機をミキサーのXLR出力端子に直接挿し込み、受信機とチャンネルを合わせるだけで通信が確立します。複雑な周波数設定やアンテナの設置作業は不要です。デジタル伝送ならではのクリアな音質と、5ms未満という低遅延を実現しており、音楽の演奏からスピーチのモニタリングまで、タイミングのズレが許されないシビアな環境でも十分に実用的なパフォーマンスを発揮します。
プロフェッショナルな現場に与えるインパクト
プロの現場において、フロアモニター(転がし)を減らすことは、ステージ上の不要な音の回り込みを防ぎ、メインスピーカーから観客へ届く音の純度を高めることに直結します。本製品を導入することで、大所帯のアイドルグループやオーケストラ、合唱団などであっても、ステージ上の音響環境をクリーンに保ちながら、全員が正確なリズムとピッチを共有することが可能になります。これは単なる利便性の向上にとどまらず、最終的なパフォーマンスや作品のクオリティを底上げする重要な要素となります。
免許不要でどこでも運用可能な汎用性
さらに、2.4GHz帯を使用しているため、B帯ワイヤレスのような面倒な混信調整や、特定ラジオマイクのような免許申請が一切不要である点も、本製品の大きな強みです。国内のあらゆる場所で、到着したその瞬間から電源を入れてすぐに運用を開始できます。ライブハウス、野外フェスティバル、企業のカンファレンスルーム、さらには映像制作のロケ地など、環境を選ばずに大規模な音声共有ネットワークを即座に構築できる機動力は、現代の多様なイベント・制作現場において極めて高い価値を提供します。
Q: 使用に資格や専門知識は必要ですか?
A: 免許や資格は一切不要です。2.4GHz帯を使用しているため、電源を入れ、送信機と受信機のチャンネル番号(1〜6)を合わせるだけで誰でも簡単に使用を開始できます。複雑な周波数設定の知識は必要ありません。
Q: レンタルセットには何が含まれますか?
A: 送信機1台、受信機25台、充電用USBケーブル、ミキサー接続用のXLR-TS変換アダプタ、専用収納ケースが含まれます。モニタリング用のイヤホンやヘッドホンは衛生上の理由から付属しないため、別途ご用意ください。
Q: 別途用意すべきイヤホンやアクセサリはありますか?
A: 各受信機に接続する3.5mmステレオミニプラグのイヤホン(25名分)が必要です。また、25台の受信機を一度に充電するための多ポートUSB充電器を併せてレンタルまたはご用意いただくことを強くおすすめします。
Q: SHURE PSM300などのアナログIEMと比較してどう違いますか?
A: PSM300などのUHF帯アナログ機は遅延がほぼゼロで電波の直進性が高いのに対し、本製品は2.4GHzデジタルで5ms未満のわずかな遅延があります。しかし、圧倒的な低コストで25台同時接続ができる点が本製品の最大の優位性です。
Q: 25台の受信機はすべて同時に同じ音を聴くことができますか?
A: はい、可能です。送信機で設定したチャンネルと同じチャンネルを受信機側で設定すれば、25台すべてで全く同じ音声を遅延なく同時にモニタリングすることができます。
Q: 実撮影条件でのバッテリー持続時間はどのくらいですか?
A: 送信機・受信機ともにフル充電の状態から約5時間の連続駆動が可能です。長時間のイベントや終日の撮影現場で使用する場合は、休憩時間やセッティングの合間にこまめにUSB充電を行うことをおすすめします。
Q: ライブハウスなどで電波が途切れることはありませんか?
A: 2.4GHz帯を使用するため、会場内のWi-Fiルーターや多数のスマートフォンが存在する環境では電波干渉が起きる可能性があります。送信機をミキサーの裏に隠さず、受信機を見通せる高い位置に設置することで安定性が向上します。
Q: 利用途中でレンタル期間を延長できますか?
A: はい、他のお客様の予約が入っていない場合に限り、レンタル期間の延長が可能です。ツアー日程の変更や撮影の押しなどが発生した場合は、お早めにサポートデスクまで延長希望をご連絡ください。
PAエンジニア (40代 男性) / セッティングが劇的に楽に。ただし混信には注意 : 評価 ★★★★☆ 4.0
ライブハウスでのイベント用に導入しました。ミキサーのアウトに送信機を挿すだけで、大量のケーブル引き回しから解放されるのは本当に素晴らしいです。音質もクリアでモニタリングには十分。ただ、2.4GHz帯なので、観客が満員になりスマホの電波が飛び交うと一瞬音が途切れることがありました。送信機の設置位置を高くするなどの工夫が必要です。
イベントディレクター (30代 女性) / 大規模カンファレンスで大活躍。イヤホンは別途用意が必要 : 評価 ★★★★☆ 4.5
国際会議のスタッフ間での音声共有のためにレンタルしました。トランシーバーと違ってノイズがなく、ディレクターの指示が全員に鮮明に伝わるため、進行のミスが激減しました。バッテリーも半日のイベントなら余裕で持ちます。受信機が多いのは助かりますが、イヤホンは人数分自分で用意しなければならない点だけ注意が必要です。
アイドルグループ運営 (30代 男性) / コストを抑えて全員にIEMを配備できた。バッテリー管理が課題 : 評価 ★★★☆☆ 3.5
20人規模のグループのワンマンライブで使用。これまで予算の都合で数人しかIEMを使えませんでしたが、このセットのおかげで全員がクリックを聴けるようになり、ダンスのシンクロ率が上がりました。ただ、25台の受信機をライブ前に一斉に充電・管理するのはかなり骨が折れます。複数ポートのUSB充電器が必須アイテムですね。
無線通信方式: 2.4GHz ISMワールドワイド
周波数特性: 20Hz - 20kHz (-3dB)
ダイナミックレンジ: 107dB
SN比: 107dB
THD(全高調波歪み率): 0.2%
遅延(レイテンシー): 5ms未満
最大通信距離: 約27m(見通しの良い環境)
同時使用可能チャンネル数: 6チャンネル
バッテリー駆動時間: 約5時間(送信機・受信機ともに)
充電時間: 約2.5時間
端子: 送信機 XLRメス(TSアンバランス変換アダプタ付属)、受信機 3.5mmステレオミニジャック
重量: 送信機 約90g、受信機 約118g
動作温度範囲: 要確認
XVIVE エックスバイブ U4 インイヤーモニター ワイヤレスシステム