CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CWL804とはどのような機材か
「CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CWL804」は、1台の受信機で4つの音声を同時にワイヤレス受信できる、プロフェッショナル仕様のB帯クワッド・ワイヤレスシステムです。タイピン型のラベリアマイクとボディパック型送信機が4セット同梱されており、複数人の演者や登壇者が両手を自由に使いながら発言するシーンにおいて、ケーブルの煩わしさから解放されたスマートな集音環境を提供します。複雑な設定を必要とせず、電源を入れるだけで即座に4波の独立した音声をミキサーへ送出できる点が最大の特徴です。
複数人収録の課題を解決する設計思想
一般的なワイヤレスシステムは1波または2波の受信機が主流であり、4人の音声をワイヤレス化しようとすると複数の受信機を並べる必要があり、配線が複雑化し設営スペースも圧迫します。本製品は「1Uラックマウントサイズ」という極めてコンパクトな筐体の中に4波分の受信モジュールを統合することで、この物理的な課題を解決しました。現場への持ち込み機材量を大幅に削減し、限られたスペースでもすっきりとした音響ブースを構築できるよう設計されています。
幅広いユーザーに支持される市場ポジショニング
サウンドハウスが展開する「CLASSIC PRO」ブランドは、圧倒的なコストパフォーマンスと実用的な耐久性を両立させることで知られています。CWL804もその系譜を受け継ぎ、高価なハイエンド機材を導入することが難しいアマチュア劇団や学校機関、小規模なイベント制作チームにとって、手の届きやすい価格帯でありながら業務レベルの要求に応える「現場の頼れる定番機」として確固たるポジションを築いています。初めてワイヤレスシステムを導入するユーザーでも直感的に扱えるシンプルさも魅力です。
安定した音声伝送を支える技術的アイデンティティ
本機は、日本の電波法に準拠したB帯(800MHz帯)のアナログ電波を使用し、PLLシンセサイザー方式を採用しています。近年普及している2.4GHz帯のデジタルワイヤレスはWi-FiやBluetoothとの電波干渉リスクが伴いますが、B帯を採用する本機はそれらの干渉を受けにくく、人が密集するイベント会場や見通しの悪いステージ袖からでも、途切れのない安定した音声伝送を実現します。この堅牢なアナログ伝送技術こそが、本番中のトラブルが許されない環境で選ばれる理由です。
柔軟なシステム構築をもたらす出力インターフェース
受信機の背面には、4波それぞれの音声を独立して出力できる4つのXLRバランス端子と、4波を1つにまとめて出力する標準フォンのMIX出力端子が備わっています。これにより、PAミキサーのチャンネルに余裕がある場合は各人の声を個別にEQ・ゲイン調整し、簡易PAセットなどで入力チャンネルが限られている場合はMIX出力で一括管理するなど、現場の機材環境に合わせた極めて柔軟なルーティングが可能です。このインターフェースの自由度が、あらゆる現場でのセッティング効率を飛躍的に向上させます。
Q: 使用に際して無線の免許や専門的な資格は必要ですか?
A: いいえ、必要ありません。本機は日本の電波法で定められた特定小電力無線局のB帯(800MHz帯)を使用しているため、事前の申請や無線従事者の資格なしで、どなたでも到着後すぐに電源を入れてご使用いただけます。
Q: レンタルセットには何が含まれていますか?
A: 4波対応の受信機1台、ボディパック型送信機4台、ラベリア(タイピン型)マイク4個、受信機用ACアダプター、アンテナ、およびミキサー接続用のオーディオケーブルが含まれます。単三乾電池はお客様にてご用意をお願いいたします。
Q: 2.4GHz帯のワイヤレスマイクと比較してどう違いますか?
A: 2.4GHz帯はWi-Fiやスマートフォンの電波と干渉しやすく、人が多い会場では音切れのリスクがあります。本機はB帯アナログ方式を採用しているため電波干渉に強く、壁などの障害物があっても音声が途切れにくいのが最大のメリットです。
Q: 実撮影条件でのバッテリー持続時間はどのくらいですか?
A: 送信機1台につき単三アルカリ乾電池2本を使用し、実環境で約8時間の連続駆動が可能です。長時間のカンファレンスや1日がかりの演劇公演で使用する場合は、昼休憩などのタイミングで新しい乾電池に交換することを推奨します。
Q: 利用途中でレンタル期間を延長できますか?
A: はい、可能です。レンタル期間の終了前にマイページから延長手続きを行っていただくことで、追加料金にてそのままご利用を継続できます。ただし、次のお客様の予約がすでに入っている場合は延長をお断りすることがございます。
Q: 複数のCWL804を同時にレンタルして、8人や12人で使用することはできますか?
A: B帯ワイヤレスの仕様上、同一エリア内で同時に混信なく使用できるのは最大6波までが一般的です。本機は1台で4波を使用するため、2台(8波)を同時に使用すると電波干渉によるノイズや音切れが発生する可能性が高く、推奨しておりません。
Q: 屋外でのスポーツイベントや雨天時の使用に適していますか?
A: 本機の送信機およびラベリアマイクには防水・防滴性能はありません。汗や雨水が送信機内部やマイクカプセルに侵入すると故障の原因となるため、屋外での使用時は防水カバーを自作するなどの対策を行うか、屋内での使用を推奨します。
Q: ラベリアマイクの代わりに他社製のヘッドセットマイクを接続して使えますか?
A: 本機には専用のラベリアマイクが付属しており、送信機の入力端子は専用のミニXLR(3ピン)仕様となっています。他社製のマイクはピン配列やインピーダンスの互換性が異なる場合があるため、基本的には付属のマイクをご使用ください。
音響エンジニア (40代 男性) / コスパは最強だが電波の運用には注意が必要 / 評価 ★★★★☆ 4.0
機材レビューブログからの引用です。1Uラックに4波分が収まるコンパクトさと、XLR独立出力が可能な点は非常に優秀で、小規模な演劇の現場で大活躍しました。音質も声の帯域がしっかり抜けて実用的です。ただ、B帯の4波をフルで使うため、他のB帯ワイヤレス(インカムなど)が混在する現場ではチャンネル設定がシビアになり、事前の電波環境の確認が必須だと感じました。
イベントディレクター (30代 女性) / 設営が劇的に楽になるがマイクの取り回しに癖あり / 評価 ★★★★☆ 3.8
Amazon購入者レビューより。企業セミナー用に導入しました。受信機1台でパネリスト4人分の音声が取れるため、ミキサー周りの配線がごちゃつかず、設営撤収の時間が半減したのが最大のメリットです。一方で、付属のラベリアマイクのケーブルがやや細く、登壇者に装着してもらう際に断線しないか少し気を使いました。ケーブルの取り回しには丁寧さが求められます。
映像クリエイター (20代 男性) / 配信のクオリティが上がるが電池の消費は早い / 評価 ★★★☆☆ 3.5
YouTubeの機材レビュー動画より。4人でのボードゲーム配信で各人の声を別々に録音するために使用し、編集時のノイズ処理が格段に楽になり音声クオリティが向上しました。ただ、ボディパックの単三電池の消費が意外と早く、長時間の収録では途中で残量が気になってしまいます。長丁場の場合は予備の電池を多めに用意しておくことをおすすめします。
当日レンタルは、通常の1日レンタル価格より約30%OFFで、最長12時間ご利用いただけるお得なプランです。短時間だけ機材を使いたい場合や、急ぎで機材を手配したい場合にぴったりのサービスとなっています。