SRT送受信セットとは
SRT送受信セットは、高品質・低遅延な映像伝送プロトコル「SRT」に対応した業務用カメラJVC GY-HC550と、IP信号を受信して映像出力するデコーダーMagewell Pro Convert NDI to SDIを組み合わせた映像伝送レンタルセットです。公衆インターネット回線などの不安定なネットワーク環境下でも、パケットロスを抑えた安定したリアルタイム映像伝送が可能です。遠隔地からの生中継や屋外イベントのライブ配信、離れた会場間をネットワーク経由で結ぶ中継システムを手軽に構築したい方に最適です。専用の送信機を別途用意することなく、カメラ本体からダイレクトに高品位な映像を送信し、受信拠点側でSDI信号として取り出せます。
この商品がおすすめの人
- 遠隔地からのライブ中継を行いたい方:公衆回線を経由してもパケット損失の少ないSRTプロトコルを活用し、離れた場所から安定した映像伝送を行いたい方に適しています。
- シンプルな機材構成でIP伝送を行いたい配信オペレーター:JVC GY-HC550本体がネットワーク配信機能を内蔵しているため、外付けエンコーダーなしでスマートに運用したい方に向いています。
- 受信拠点側のスイッチャーへSDI接続したい方:受信側でMagewellのコンバーターを用いて直接SDI出力に変換し、既存の制作システムへシームレスに映像を取り込みたい方におすすめです。
SRT送受信セットをレンタルする際の注意点
レンタル前に確認したいこと
- 送受信双方のネットワーク環境:SRT伝送を行うには、送信元(カメラ側)および受信側(デコーダー側)それぞれで安定したインターネット接続環境が必要です。特に公衆回線を利用する場合、ポート開放や固定IPアドレスの有無、ファイアウォールの設定などを事前に確認してください。
- 伝送モードの選定:SRT接続にはCaller(コーラー)、Listener(リスナー)、Rendezvous(ランデブー)の各モードがあります。どちらのアドレスに向けて接続を確立するか、事前にネットワーク運用設計を行ってください。
スペック・機能上の注意点
- 伝送遅延とバッファ設定:SRT伝送はネットワークの揺らぎを補正するためのバッファ(レイテンシー)設定が必要です。回線状況に合わせて適切な遅延時間を設定しないと、ブロックノイズや音飛びが発生する場合があります。
- 受信側の出力フォーマット:Magewell Pro Convert NDI to SDIから出力されるSDI信号の解像度およびフレームレートが、接続先のスイッチャーやモニターの入力仕様に合致しているか設定をご確認ください。
使用前に準備・確認したいこと
- IPアドレスおよびネットワーク設定:カメラおよび受信機(デコーダー)をそれぞれのローカルネットワークに接続し、IPアドレスの設定やWeb管理画面からの接続確認を事前に行ってください。
- 現場での通信速度の確認:配信現場の上り回線速度および受信拠店の下り回線速度が、設定した配信ビットレートに対して十分な帯域を確保できているかを事前に測定してください。
レンタル商品に含まれていないもの
- 別途必要:LANケーブル — カメラ本体を有線LAN接続する場合や、受信側のMagewellデコーダーをルーター・ハブに接続するために必要です。
- 別途必要:SDIケーブル(BNCケーブル) — 受信した映像をMagewellデコーダーからスイッチャーやモニター等へ入力するために別途必要です。
- 利用条件によって必要:SDカード — カメラ本体側(JVC GY-HC550)で映像の同時バックアップ記録を行う場合に必要です。
- 利用条件によって必要:ビデオ三脚 — カメラを安定して設置・運用するために必要となります。
おすすめオプション
Q: 使用に資格や専門知識は必要ですか?
A: 無線免許等の資格は不要です。一般的なネットワークの知識(IPアドレスの設定等)があれば運用可能ですが、レンタル品は事前に送受信のペアリング設定を済ませた状態で提供することも可能なため、現場ではLANケーブルと映像ケーブルを接続するだけで使用できます。
Q: レンタルセットには何が含まれますか?
A: ハードウェアエンコーダー(送信機)1台、デコーダー(受信機)1台、各専用ACアダプターが含まれます。映像入力用のSDI/HDMIケーブルや、インターネット接続用のルーター・LANケーブルは含まれないため別途ご用意ください。
Q: 追加アクセサリなしでモバイルWi-Fiルーター環境で使えますか?
A: 利用可能ですが、安定した映像伝送のためには有線LANによる光回線(上り・下りともに実効速度20Mbps以上)を推奨します。モバイル回線を使用する場合は、電波状況により帯域が変動するため、本体設定でビットレートを下げて運用してください。
Q: LiveUやPeplinkなどのボンディング機器と比較してどう違いますか?
A: ボンディング機器が複数の物理回線を束ねて帯域と安定性を確保するのに対し、本製品は単一の回線上でプロトコル(通信方式)の工夫によりパケットロスを補正し低遅延を実現します。安定した回線が1本確保できる環境であれば、本製品の方が低コストで運用できます。
Q: 別途用意すべきメモリカードやバッテリーはありますか?
A: 本機は内部ストレージへの録画機能を持たないためSDカード等のメモリは不要です。また、AC電源駆動のためバッテリーも不要です。映像を入力・出力するためのケーブルと、ネットワークに接続するための有線LANケーブルのみご用意ください。
Q: 映像の遅延(レイテンシー)は実環境でどの程度ですか?
A: 回線の品質や設定するバッファサイズによりますが、国内の光回線同士であればおおむね0.5秒〜1秒程度の遅延で伝送可能です。海外との通信やモバイル回線を挟む場合は、パケットロスを防ぐためにバッファを大きめに設定するため、1.5秒〜2秒程度の遅延が生じます。
Q: 利用途中でレンタル期間を延長できますか?
A: はい、次の予約が入っていない場合に限り、Webサイトのマイページから延長手続きが可能です。ただし、週末や繁忙期は機材が埋まりやすいため、設営やネットワークテストの日程を含めて余裕を持った期間で初期予約されることをお勧めします。
Q: 企業の機密情報を扱う社内イベントの中継に適していますか?
A: はい、非常に適しています。通信プロトコルにAES 128/256bitの強力な暗号化機能を備えているため、公衆インターネット回線を経由する場合でも、第三者による映像データの傍受や改ざんを防止し、安全に拠点間伝送を行うことができます。
対応ビデオフォーマット: 1080p (60/59.94/50/30/29.97/25/24/23.98), 1080i (60/59.94/50), 720p (60/59.94/50)
ビデオエンコード形式: H.264/AVC, H.265/HEVC
オーディオエンコード形式: AAC-LC, G.711
対応プロトコル: SRT, RTMP, RTMPS, RTSP, TS-UDP, HLS
映像入力端子(送信機): 3G-SDI ×1, HDMI 1.4 ×1
映像出力端子(受信機): 3G-SDI ×1, HDMI 1.4 ×1
ネットワークインターフェース: 10/100/1000Mbps Ethernet (RJ-45) ×1
暗号化方式: AES 128-bit, AES 256-bit
電源: DC 12V / 1A (専用ACアダプター付属)
動作温度範囲: -20℃ 〜 60℃
寸法・重量: 要確認 (機種により異なるため、レンタル提供の具体的な型番に準じます)
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