フルサイズシネマの要求に応える次世代ズームレンズ
「DZOFILM Catta Ace 70-135 T2.9 シネレンズ PLマウント」は、フルサイズおよびビスタビジョンフォーマットのシネマカメラ向けに設計された、プロフェッショナル仕様のズームレンズです。映像制作の現場がスーパー35mmからラージフォーマットへと移行する中、本製品は広大なイメージサークルをカバーしながらも、シネマレンズとしての妥協のない光学性能を追求して開発されました。被写体の立体感を際立たせる中望遠から望遠域を担い、現代のデジタルセンサーが持つ高解像度を活かしつつも、硬すぎない自然で有機的なルックを提供します。
パーフォーカル設計がもたらす映像表現の自由度
本製品の最大の技術的アイデンティティは、ズーム全域でピント位置が変動しない厳密なパーフォーカル設計にあります。一般的なスチル用ズームレンズとは異なり、焦点距離を変更しても被写体へのフォーカスを完璧に保持するため、ズームイン・アウトを多用するダイナミックなカメラワークにおいて圧倒的な信頼性を発揮します。また、フォーカス操作時の画角変動(フォーカスブリージング)も極限まで抑制されており、視線を誘導する繊細なピント送りが求められるシーンでも、視聴者に違和感を与えない没入感のある映像を生み出します。
現場の機動力を革新する軽量化の哲学
ラージフォーマット対応のシネマズームレンズは、物理的な制約から巨大かつ重量級になりがちですが、本製品は設計の最適化により約1.7kgという驚異的な軽量化を実現しています。このアプローチは、少人数でのオペレーションや、ジンバル、ステディカム、クレーンなどを駆使した動きのある撮影スタイルを強力にサポートします。重厚な機材セットアップによる時間的・体力的なコストを削減し、クリエイターが純粋なフレーミングや演出に集中できる環境を提供することが、この製品の重要な設計思想です。
美しいボケ味と自然なスキントーンの再現性
映像の質感を決定づける要素として、本製品は16枚の絞り羽根を採用しています。これにより、絞りを開放から絞り込んでも常に真円に近い柔らかなボケ味を維持し、背景から被写体を美しく分離させます。光学設計においては、過度なコントラストを抑え、人物の肌のトーンを自然かつ温かみのある描写で捉えることに注力されています。デジタル特有の冷たさを和らげ、後処理のカラーグレーディングにおいても豊かな階調を保つことができるため、シネマティックなストーリーテリングに最適です。
現代のワークフローに適合するプロ仕様の操作性
多様な撮影現場のニーズに応えるため、フォーカス、ズーム、アイリスの各リングには業界標準の0.8Mギアピッチが採用されており、フォローフォーカスやレンズモーターとの連携がスムーズに行えます。また、同シリーズの広角〜標準ズームレンズとギアの位置やフロント径が統一されているため、レンズ交換時のリグ調整の手間を大幅に省くことができます。高品位な金属筐体による堅牢性と、一貫した操作感の提供により、本製品は現代のハイエンドな映像制作ワークフローにおいて欠かせない信頼のツールとして位置づけられています。
インディーズ映画の撮影監督
少人数のクルーと限られた予算で作品を制作する映画監督。購入にはハードルが高いフルサイズ対応シネマレンズを、数日間の本番撮影に絞ってレンタルで導入。スチルレンズでは難しいズーム中のピント保持やブリージングのない本格的なシネマティック表現を、低コストで作品に取り入れることができます。
ドキュメンタリービデオグラファー
ワンマンオペレーションで予測不可能な被写体を追いかける映像作家。長期の海外取材や過酷なロケで、レンズ交換の隙を与えずに70-135mmのレンジをカバーしたい場面に最適。約1.7kgの軽量設計により、手持ちや小型ジンバルでの長時間の運用における体力的な負担を大幅に軽減します。
コマーシャル・MVクリエイター
人物のクローズアップや商品撮影において、美しいボケ味とスキントーンの再現性を重視するビデオグラファー。1日〜2日のスタジオ撮影やロケにおいて本機をレンタル。16枚の絞り羽根が作り出す真円のボケとT2.9の明るさを活かし、被写体を背景から際立たせたハイエンドな映像を納品できます。
大規模イベントの収録オペレーター
企業カンファレンスや音楽ライブなどで、後方のカメラ席からステージ上の登壇者やアーティストを狙うプロの収録業者。単発の大型案件に合わせて機材をレンタル。一定のT値(T2.9)により、ズームインしても露出が変動しないため、照明環境が変化するステージ撮影でも安定した画作りが可能です。
予算の限られたインディーズ映画でシネマティックなルックを作るための機材
自然光を活かした夕暮れ時のロケ撮影。T2.9の開放絞りと16枚の絞り羽根を活かし、背景の街明かりを美しい丸ボケとして表現しながら人物のクローズアップを撮影します。スチルレンズ特有のデジタルっぽさを消し、劇場公開を見据えた本格的なシネマルックの映像素材を制作できます。
ワンマンオペレーションでのドキュメンタリー撮影に最適なレンズ
動きの激しい職人の工房内での密着取材。カメラを肩載せリグに組み込み、被写体の手元から表情へとズームアウトする際も、パーフォーカル設計によりピントが外れません。レンズ交換の時間を省き、決定的な瞬間を逃さずにリアリティのある放送用フッテージを記録できます。
ミュージックビデオで美しいボケ味と被写体の分離を表現するシーン
薄暗いライブハウスや廃墟スタジオでのアーティストのリップシンク撮影。PLマウントのシネマカメラに装着し、ワイヤレスフォローフォーカスを使用して手前から奥のメンバーへ滑らかにピントを送ります。ブリージングが極小のため、画角変動のないプロフェッショナルなMVが完成します。
大規模な企業イベントやカンファレンスの後方から登壇者を狙う収録
数百人規模のホール最後方からステージ上のCEOを撮影するシチュエーション。70-135mmの中望遠レンジを活かし、バストショットから全身までをスムーズにフレーミング。ズーム全域で明るさが変わらないため、ライブ配信のスイッチング映像としても露出のバラつきがない高品質な映像を提供できます。
ジンバルやステディカムに搭載して動きのある映像を撮影するシチュエーション
車載やクレーン、大型ジンバル(Ronin 2など)に搭載してのダイナミックな並走撮影。約1.7kgというラージフォーマット用シネズームとしては異例の軽さにより、モーターへの負荷を最小限に抑えます。バランス調整が容易になり、振動の少ない滑らかでダイナミックなトラッキングショットを実現します。
競合を凌駕する約1.7kgの軽量フルサイズ対応ボディ
フルサイズ/ビスタビジョンセンサーに対応しながら、重量を約1.71kgに抑えています。直接の競合となるFujinon Premista 80-250mm(約3.8kg)と比較して圧倒的に軽く、Ronin 2などのジンバル運用やワンオペでの手持ち撮影における身体的負担とセッティング時間を劇的に軽減します。
ズーム全域でピントを保持する厳密なパーフォーカル設計
焦点距離70mmから135mmまでズームを動かしても、ピント位置が一切ズレない真のパーフォーカル設計を採用。一般的なスチル用ズームレンズ(例:SONY FE 70-200mm F2.8)では不可能な、録画中の滑らかなズームイン・アウト表現が可能になり、映像のプロフェッショナルな演出を支えます。
16枚の絞り羽根が作り出す円形で柔らかなボケ味
多くの競合レンズが9〜11枚の絞り羽根を採用する中、本製品は16枚の絞り羽根を搭載しています。これにより、T2.9の開放時から深く絞り込んだ状態まで、常に真円に近い美しいボケ味を維持。点光源が多い夜間の撮影やイルミネーションを背景にしたシーンで、圧倒的に滑らかな背景分離を実現します。
高価なシネマレンズを専用ケース付きでスポット導入できるレンタルメリット
購入すれば数十万円にのぼる本格的なPLマウントシネマズームレンズを、必要な日数だけ低コストで導入可能。レンタル品には運搬に耐えうる専用のハードケースが付属しており、追加の保護ケースを購入することなく、ロケ地や海外の撮影現場へ安全かつ即座に持ち込むことができます。
Q: EFマウントやEマウントのカメラに直接装着できますか?
A: 本機はPLマウント専用です。SONY FX3などのEマウントカメラや、CanonのEFマウントカメラで使用する場合は、別途対応するマウントアダプターをレンタルまたはご用意いただく必要があります。
Q: レンタルセットにはレンズ本体以外に何が含まれますか?
A: レンズ本体のほか、フロントキャップ、リアキャップ、サポートフット(三脚座)、および安全に運搬するための専用ハードケースが含まれています。15mmロッドやフォローフォーカスは別途ご用意ください。
Q: ズーム操作時にピント位置がズレることはありませんか?
A: ズーム全域でピント位置を保持するパーフォーカル設計を採用しているため、ズームイン・アウトを行ってもピントはズレません。録画中のダイナミックなズーム表現に最適です。
Q: ジンバル(スタビライザー)に搭載しての撮影は可能ですか?
A: はい、可能です。フルサイズ対応のシネズームとしては約1.7kgと非常に軽量なため、DJI Ronin 2やMōVI Proなどの大型・中型ジンバルに搭載してバランスを取ることが比較的容易です。
Q: レンズ前面に円偏光フィルターやNDフィルターを取り付けられますか?
A: はい、フロント部分に77mm径のフィルタースレッドを備えているため、一般的な77mmのねじ込み式フィルターを直接取り付けることが可能です。また、フロント外径は80mmでクランプオン式のマットボックスにも対応します。
Q: 他のCatta Aceシリーズ(35-80mm等)とレンズ交換する際、フォローフォーカスの位置調整は必要ですか?
A: Catta Ace 35-80mmとはフォーカス、ズーム、アイリスの各ギアの位置が完全に統一されているため、レンズを交換してもフォローフォーカスやモーターの位置を再調整する手間が省けます。
Q: 撮影が延びた場合、途中でレンタル期間を延長することはできますか?
A: はい、次の予約に空きがある場合に限り、マイページからの手続きでレンタル期間の延長が可能です。延長料金等については事前に利用規約をご確認ください。
Q: SIGMAのシネレンズ等と比較して、映像のルック(描写の傾向)はどのように違いますか?
A: SIGMA Cineレンズが非常にシャープで高コントラストな現代的ルックであるのに対し、Catta Aceは適度なシャープネスを保ちつつ、コントラストを抑えた柔らかく自然なスキントーン描写(ヴィンテージ寄りのルック)が特徴です。
映像クリエイター (30代 男性) / ジンバル運用も可能なフルサイズシネズーム : 評価 ★★★★☆ 4.0
YouTubeの機材レビュー動画からの引用です。フルサイズ対応のシネズームでありながら1.7kg台という軽さは革命的で、Ronin 2に載せても無理なく運用できました。映像はデジタル臭さがなく非常にシネマティックです。ただ、フォーカスリングのトルクがやや重めなので、小型のワイヤレスモーターだとパワー不足を感じる場面がありました。
映画カメラマン (40代 女性) / 柔らかいスキントーンと美しいボケ : 評価 ★★★★☆ 4.5
機材レンタルフォーラムのレビューです。人物のクローズアップを多用する短編映画で使用しました。16枚の絞り羽根のおかげで、背景のイルミネーションが角張ることなく美しい丸ボケになり、肌の質感も非常に柔らかく表現されます。難点を挙げるとすれば、逆光時に特有のフレアが出やすいので、マットボックスでのハレ切りは必須になります。
ドキュメンタリー作家 (50代 男性) / 機動力は高いがフレアコントロールに癖あり : 評価 ★★★☆☆ 3.5
映像制作ブログでの検証記事より。ワンオペでの取材に持ち出しましたが、ズームしてもピントがズレないパーフォーカルの恩恵を強く感じました。レンズ交換の手間が省けるのは大きなメリットです。一方で、強い光源が画面内に入った際のゴーストの出方が少し独特で、意図しないルックになることがあるため、ライティングには気を使う必要があります。
マウント: PLマウント
対応イメージセンサー: フルサイズ / ビスタビジョン(イメージサークル46.5mm)
焦点距離: 70-135mm
絞り値: T2.9 - T22
絞り羽根枚数: 16枚
最短撮影距離: 0.76m(2ft 6in)
ズーム比: 約1.9倍
ギアピッチ: 0.8M(フォーカス/ズーム/アイリス共通)
フロント外径: 80mm
フィルター径: 77mm
本体全長: 約214.4mm
本体重量: 約1710g
外装素材: アルミニウム合金
当日レンタルは、通常の1日レンタル価格より約30%OFFで、最長12時間ご利用いただけるお得なプランです。短時間だけ機材を使いたい場合や、急ぎで機材を手配したい場合にぴったりのサービスとなっています。