SONYα9 II ILCE-9M2:
先代のα9より下記のような点が進化
- 通信機能が、α9の100Mbpsから、α9 m2は1000Mbpsと、10倍となりました。WiFiも、IEEE802.11acと高速無線通信に新しく対応しました。
- メカニカルシャッターが、α9の5枚/秒から、2倍の10枚/秒になっています。
- グリップが大きくなり持ちやすさがアップ。
- 手ぶれ補正機能が、5.0段階から、5.5段階へアップ。
- USB端子が、マイクロUSBに、高速通信のUSB-C端子が追加されました。
SONY α9 M2 ILCE-9M2 ボディ 概要
α9 IIは革新的なイメージセンサーと高速処理技術で、一眼レフカメラの機構とは一線を画した「光を捉え続ける」システムを構築。電子シャッターにより、ファインダー像消失時間はゼロに。
さらに無音・無振動で従来モデルを大幅に上回るAF/AE追随最高20コマ/秒の高速連写、最高1/32000秒の超高速シャッターを実現。また、ファインダー像消失がなく表示ラグを限りなく低減させた結果、リアルタイムで撮像イメージを確認できるようになりました。
メモリー内蔵35mmフルサイズ積層型CMOSセンサー
高速性能を実現するため、フルサイズセンサーの積層構造を採用した「Exmor(エクスモア)RS」CMOSセンサーを搭載。回路部を画素領域とは別の層に積層配置することで、高速信号処理回路を大幅に拡張しました。
さらに、膨大な出力信号を内蔵メモリーに一時保管することで、信号を滞らせることなく高速に処理ができるため、画素領域からの読み出しスピードは従来モデル比 約20倍(*)以上の高速化を達成。35mmフルサイズでありながら、従来のモデルとは一線を画すスピード性能を実現しています。
加えて、画像処理エンジン「BIONZ X(ビオンズ エックス)」の進化も、スピード性能とパフォーマンス向上に大きく貢献。フロントエンドLSIとの組み合わせにより、AF/AEの検出・処理速度の向上、「顔検出」「瞳AF」の速度と精度向上、電子ビューファインダーの表示タイムラグ最小化などを実現しています。
高解像で低ノイズの有効約2420万画素のフルサイズセンサー搭載
圧倒的なスピードを実現する、有効約2420万画素の積層型CMOSセンサーを搭載。裏面照射構造による高い感度特性に加え、ギャップレスオンチップレンズ構造やシールガラス上のARコート(反射防止膜)などソニーの持つイメージセンサー技術を結集することで、常用ISO100 - 51200、拡張ISO50 - 204800の広い感度域で低ノイズと高解像性能を合わせ持った高画質を実現しています。
最新の画像処理エンジン「BIONZ X(ビオンズ エックス)」
最新の画像処理アルゴリズムにより、解像感と低ノイズを両立させ質感表現を追求した高画質性能を実現。ディテールリプロダクション技術の進化で、細かな被写体のディテール再現が向上し、被写体の持つ質感をよりリアルに表現することや、絞っても高い解像感を維持できる回折低減処理によるクリアなパンフォーカスが可能。
さらに、エリア分割ノイズリダクションの進化により、暗部の解像性能の改善に加え、ノイズの粒状表現をコントロールすることで高感度撮影時の画質をさらに向上させています。フルサイズイメージセンサーの広いダイナミックレンジを最大限に生かし、よりなめらかな階調表現で、ハイライトなどの微妙な明るさの変化や被写体の彩度をより自然に再現します。
また、連続撮影モード時に短い連写を繰り返す場合に、同一シーン内での「オートホワイトバランス(AWB)」のばらつきを少なくしています。
AF/AE追随 最高20コマ/秒の高速連写
読み出し速度を大幅に高速化した、「Exmor(エクスモア)RS」CMOSセンサーにより、最高20コマ/秒のAF/AE追随高速連写を実現。バッファーメモリーの大容量化やシステムの高速化などにより、圧縮RAWで約239枚、JPEGで約361枚までの連続撮影が可能。決定的瞬間を逃さず撮影を続けられます。
無音、無振動の電子シャッター
進化を遂げたα9 IIの電子シャッターは、メカシャッターのような駆動音は一切発生しません。このため、緊張感の高まるスポーツ競技など、静寂さが求められるシーンでもシャッター音を気にせず撮影に臨めます。
また、メカシャッター特有の振動も発生しないので、ブレによる影響が極限まで抑えられ、シャープでキレのある写真を得られます。さらに、メカシャッターの限界を大幅に上回る最高1/32000秒のシャッタースピードを実現。高速シャッターが露出の自由度を高め、高輝度な環境下でもNDフィルターの使用を必要としません。
SONY FE 24-70mm F2.8 GM Eマウント:
シャープネスを追求し、高解像度時代に求められる描写力を備えた、ズーム全域F2.8の大口径標準ズームレンズ
高解像度時代のカメラボディ性能を極限まで引き出すため、ソニーの最先端技術を惜しみなく投入し、ズーム全域でF2.8の明るさを実現する大口径標準ズームレンズ。新開発の超高度非球面レンズ「XA(extreme aspherical)レンズ」1枚を含む計3枚の非球面レンズが諸収差を補正。ズーム全域で中心から周辺まで高い解像性能を実現し、被写体を細部に至るまで精密に描写します。また、ED(特殊低分散)ガラス1枚とスーパーEDガラス1枚が色収差を良好に補正し、色づきの少ないキレイなぼけ味を実現。コーティングにはソニー独自技術のナノARコーティングを採用し、高コントラストでヌケの良い描写性能を発揮します。
また、フォーカス停止位置精度に優れた「ダイレクトドライブSSM(DDSSM)」の採用と制御の最適化により、静止画・動画を問わず精緻なピント合わせを実現。マニュアルフォーカスの操作性向上、AF/MFスイッチやフォーカスホールドボタン、ズームロックスイッチの搭載、防塵防滴に配慮した設計など使いやすさにもこだわっています。使用頻度の高い24mmから70mmまでをカバーしているため、スナップ、ポートレート、風景撮影など幅広いジャンルで活躍します。
レンズ構成:13群18枚
最短撮影距離:0.38m
最大撮影倍率:0.24倍
焦点距離イメージ:36-105mm(*)
フィルター径:φ82mm
大きさ:最大径φ87.6mm、全長136mm
質量:約886g