Roland V-600UHDとは
Roland V-600UHDは、4KとフルHD映像の混在環境に柔軟に対応できる高性能な4Kスイッチャーです。すべての入出力にスケーラーを搭載しており、解像度やアスペクト比の異なる映像ソースをコンバーターなしで接続・出力できます。4K 60Hz、HDR、Rec.2020、4:4:4/10bit内部処理に対応し、高精細で色鮮やかな映像表現を実現。さらに1台の4Kカメラから最大8つの映像を切り出すROI機能や自由度の高いPinP合成を備え、ハイエンドなイベント映像演出やライブ配信に最適です。
この商品がおすすめの人
- 4K演出とHD既存システムを共存させたい方:全入出力にスケーラーを搭載しているため、既存のHD機材と最新の4K機材を混在させて段階的に4K運用を行いたい現場に最適です。
- LEDディスプレイや大型スクリーン演出を行うオペレーター:DCI 4K解像度やドット・バイ・ドット出力に対応し、横長の大型LEDビジョンなどへの高精度なスケーリング出力が可能です。
- 限られたカメラ台数で多彩なスイッチングを行いたい方:1台の4Kカメラ映像から複数アングルを切り出せるROI機能により、トークセッションなどで少人数・省機材のスイッチングを実現できます。
- PC映像やプレゼンテーションを高精細に投影したい方:内部4:4:4/10bit処理により、細かな文字やグラフの色にじみ・バンディングを抑えてクリアに表示できます。
おすすめの用途
- 映像スイッチング:HDMI 4系統、12G-SDI 2系統を備え、フォーマットが異なる複数のカメラやPC映像を安定して切り替え・合成できます。
- イベント映像演出:ステージ上の大型LEDディスプレイやプロジェクターに向けて、HDRの高コントラスト映像や変則的な解像度の映像を美しく送出できます。
- ライブ配信:各出力端子にダウンコンバーターを内蔵しているため、会場向け4K上映と同時に配信用エンコーダーへHD映像とミキシング音声を送出可能です。
Roland V-600UHDをレンタルする際の注意点
レンタル前に確認したいこと
- 入力系統数と端子規格の確認:映像入力はHDMI 4系統(HDMI 2.0)と12G-SDI 2系統、アナログRGB(HDMI 1と排他利用)です。接続するカメラやPCの出力端子・台数と合致しているか事前に確認してください。
- 設置スペースと重量の確認:幅482mm、重量約5.3kgのラックマウント対応サイズです。放熱スペースを含め、コントロール卓に十分な設置スペースを確保してください。
- 配信機能の有無:本機自体には直接インターネット配信を行うエンコーダー機能やUSBウェブカメラ出力(UVC)機能は搭載されていません。ライブ配信を行う場合は別途配信用ハードウェアが必要です。
スペック・機能上の注意点
- HDMI IN 1とRGB IN 1の排他仕様:HDMI IN 1端子とRGB IN 1端子はメニューでの切り替え選択式となっており、同時に使用することはできません。
- MULTI-VIEW端子の仕様:マルチビュー出力端子はHDMI 1.4仕様となっており、接続するモニターの解像度や対応規格にご注意ください。
- DCI 4KとUHDの違い:一般的なUHD(3840×2160)と映画・サイネージ等で使われるDCI 4K(4096×2160)の両方に対応していますが、入力機器や送出先ディスプレイのピクセル数に合わせたプロジェクト設定が必要です。
- 高ビットレート伝送時のケーブル要件:4K 60Hzや12G-SDI信号を扱う場合、ケーブルの規格や品質、伝送距離によって信号の減衰や映像の途切れが発生しやすくなります。
使用前に準備・確認したいこと
- マルチビュー確認用モニターの準備:すべての入力映像およびプログラム・プレビュー画面を一目で確認するため、事前にHDMI入力対応のモニターを準備してください。
- 音声入力ルーティングの確認:XLRバランス端子からの外部音声入力と、HDMI/SDIのエンベデッド音声をどのようにミキシング・ディエンベッドして出力するか、PAシステムとの接続構成を事前に確認・設定してください。
- 設定保存用メディアの用意:複雑なシーンプリセットやROI設定を保存・バックアップする場合は、対応するUSBメモリーをご用意ください。
レンタル商品に含まれていないもの
- 別途必要:HDMIケーブル — カメラやPCの映像入力、および外部モニターへの出力を行うために必要となります。
- 利用条件によって必要:BNCケーブル(HD-SDI) — 12G-SDI対応カメラの接続や、SDI対応機器への長距離映像伝送を行う場合に必要となります。
- 利用条件によって必要:PCモニター /パソコンディスプレイ — マルチビュー画面やプログラム映像をオペレーターが確認するために必要となります。
- 利用条件によって必要:エンコーダー:ライブ配信装置 — 本機から出力された映像をYouTubeや各種プラットフォームへライブ配信する場合に必要となります。
- 利用条件によって必要:USBメモリー — 本体の設定データのバックアップや静止画データの読み込みを行う場合に必要となります。
おすすめオプション
Q: フルHDのカメラと4KのPC出力を変換器なしで同時に接続できますか?
A: はい、全入力端子にスケーラーが内蔵されているため、解像度やフレームレートが異なる映像信号を直接接続し、自動で最適なフォーマットに変換して出力します。
Q: ROI(切り出し)機能を使用する際、映像の劣化はありますか?
A: 4K解像度(3840×2160)の入力映像からフルHD(1920×1080)の領域を切り出すため、画質を損なうことなくズームやパンの演出が可能です。
Q: レンタルセットには何が含まれますか?
A: 本体に加え、電源ケーブル、取扱説明書が含まれており、安全に輸送できる専用のハードケースに収納された状態でお届けします。接続用のHDMI/SDIケーブルは別途ご用意ください。
Q: 音声の遅延(リップシンク)を本体内で補正できますか?
A: 可能です。各オーディオ入力に対してディレイ機能が備わっており、映像処理にかかる時間と音声のズレを本体のメニューからミリ秒単位で調整できます。
Q: Blackmagic DesignのATEM 1 M/E Constellation 4Kと比較してどう違いますか?
A: V-600UHDは全入力にスケーラーを搭載し、異なる解像度の混在に強い点が特徴です。一方、ATEMは入力数が多くSDI中心のシステム構築に向いています。
Q: 本体の操作に外部PCや専用ソフトウェアは必須ですか?
A: 必須ではありません。本体のフロントパネルにあるボタンとTバー、および接続したモニターのメニュー画面のみで基本的なスイッチングや設定が完結します。
Q: 追加アクセサリなしでHDR映像とSDR映像を混在させて出力できますか?
A: はい、内部プロセスでダイナミックレンジの変換を行うため、SDRのカメラ映像とHDRの映像ソースを混在させ、指定したフォーマットで出力することが可能です。
Q: 利用途中でレンタル期間を延長できますか?
A: 次の予約が入っていない場合に限り、Webサイトのマイページから延長手続きが可能です。機材の空き状況によりますので、分かり次第お早めにご確認ください。
映像処理: 4:4:4 (Y/Pb/Pr), 10ビット
対応映像フォーマット: 4K/60p, DCI 4K (4096×2160), 1080/60p等 (全入力スケーラー内蔵)
HDR対応: HDR10, HLG(Rec.2020/Rec.709)
入力端子: 12G/3G/HD-SDI × 4、HDMI 2.0 × 4、RGB/コンポーネント × 1
出力端子: 12G/3G/HD-SDI × 3、HDMI 2.0 × 3
オーディオ処理: 24ビット/48kHz
消費電力: 115 W
外形寸法: 482(幅)× 336(奥行)× 109(高さ)mm(ラックマウント・アングル含む)
質量: 7.1 kg(本体のみ)
動作温度範囲: 0~+40℃