Roland VP-42Hの特徴
プレゼンテーションやサイネージ、
あなたの創造を演出し、表現する
VP-42Hは4系統のHDMIから入力された映像を、多彩かつ効果的なトランジションを使い、画面の位置やサイズも自由にカスタマイズできる、魅せるためのビデオ・プロセッサーです。
プレゼンテーションやデジタルサイネージなど人々を惹きつける、そんな魅力的な演出を可能にします。
- HDMI x 4 入力、HDMI x 2 出力(1 系統)
- 幅広い映像フォーマットに対応するマルチフォーマット入出力機能
- スムーズな動きでシーンの切り替えを演出する「モーション・シーン・スイッチング」搭載
- ブラウザー上で入力切り替えや設定の変更などのリモート操作がネットワーク経由で可能
- HDMI入力とライン入力の音声を管理する 8 ch デジタル・オーディオ・ミキサー搭載
- 多彩な画面構成を可能にするキー合成機能
大がかりな演出が印象的なイベント会場だけでなく、サイネージやプレゼンテーションにおいても動画の演出が不可欠になってきています。
多くの現場ではLEDディスプレイなど大画面を複数使い、さまざまな映像やプレゼンテーションを同時に表示させるなどの演出が求められます。
これまではこうした複数の映像に重ね、切り替えるには高機能な機材とそれを扱える専門のオペレーターが必要でしたが、多くの現場では手の届かない高額な設備でした。
ビデオ・プロセッサー VP-42H は 4 つまでの映像入力をスムーズな動きを加え、多彩な構成で人々を惹きつける演出を提供します。
シンプルな操作で高度な表現
VP-42Hは単にビデオソースを切り替えるだけの「スイッチャー」ではありません。
シーン機能のプリセットとあらかじめ設定したサイズや形状に調整したワイプを映像と重ねて切り替えることができます。
オペレーターは次のシーンを選ぶだけ。あとはVP-42Hが自動で動きに応じたサイズ調整を行い、スムーズな切り替えを演出します。高機能な設備ではこうした演出に複雑なプログラムを要していましたが、VP-42Hはワンタッチで行えます。
シンプルな操作で洗練された演出を
もちろんクリエイティブな映像演出を必要としない現場もあります。
シンプルに使いたい現場には、スイッチャーとしてシームレスなクロスフェードで画面を切り替えることもできます。またUSBメモリー経由で企業のロゴマークなどの静止画像を取り込むことができるので、キー合成機能を使い、映像と重ねることもできます。
現場に応じたオーディオ性能
VP-42HはステレオRCAの入出力端子を搭載。
HDMIから入力されたオーディオのエンベデッド、ディエンベデッドに対応。
外部ミキサーや別の音源からの音声入力にも対応。デジタル・オーディオ・ミキサー内蔵により入力された音声のミキシングも可能。
いつでも、すぐ使える。ブラウザーを使ったリモートセットアップ
VP-42Hとネットワーク経由で接続されたWebアプリケーションを使えば、離れた場所から設定変更ができます。シンプルな操作で入力ごとの映像のサイズ調整やトリミング、拡大縮小、レイアウトが設定できます。市販のタブレットのWebブラウザーで操作できるので、端末を選びません。
アプリケーション
大規模なイベントでのプレゼンテーション
VP-42Hにとって、LEDタイプの大型ビジョンやプロジェクションは、プレゼンテーションを支える様々な映像を自在に表示できる理想的なキャンバスです。
VP-42H は4:4:4/10bit処理により、ピクセル単位で正確に色を再現ができますので、格子状になった細かいデータを判読できるほどシャープかつクリアに表示が可能です。スムーズで印象的な「モーション・シーン・スイッチング」により、イベント演出の価値がさらに上がります。
デジタルサイネージ用プロセッサー
VP-42Hを使うと、複数のコンテンツを重ねて表示させたり、人目を惹く切り替え機能を使うことにより、魅力的なデジタル・サイネージを簡単に作成することができます。
設定したシーンを自動的に切り替えることができるため、退屈なコンテンツになりません。またネットワークで接続するとウェブ・ブラウザーからリモート・アクセスができますので、世界中どこからでも設定を変更したりVP-42Hを管理したりすることができます。
ミーティングルーム
ビデオ会議の画面やプレゼンテーションなど、VP-42Hは最大4画面の複数入力マルチフォーマット機能により1画面で表示が可能です。また画面を簡単に切り替えることができるため会議での情報伝達スピードを向上させます。「モーション・シーン・スイッチング」により、これまでにないスマートなソースへの切り替えを行えるため、クライアントに好印象を与えます。
ビデオプロダクション用マルチビューアー
VP-42Hは、幅広い用途に使用できるビデオプロダクション用マルチビューアーとしても使えます。
マルチビューアーの多くは単純に画面を4分割表示しますが、VP-42Hはビデオソースごとに画面サイズをカスタマイズできるうえ、モーション・シーンの設定でマルチビューの表示位置をいつでも変更できます。
Roland VP-42Hの仕様
映像 |
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映像処理 |
4:4:4(Y/Pb/Pr、RGB)/10ビット、4:2:2(Y/Pb/Pr)/10ビット |
入力端子 |
HDMI:HDMIタイプ A×4(HDMI INPUT 1~4) ※HDCP対応 |
出力端子 |
HDMI:HDMIタイプ A×2(HDMI OUTPUT 1~2) ※HDCP対応 ※2出力は同一映像です。 |
フォーマット |
480/59.94i(*1)、576/50i(*1)、480/59.94p(*1)、576/50p(*1)、720/59.94p、720/50p、1080/59.94i、1080/50i、1080/59.94p、1080/50p、 800×600/60(*1)、1024×768/60(*2)、1280×720/60(*2)、1280×800/60(*2)、1366×768/60(*2)、1280×1024/60(*2)、1400×1050/60(*2)、1600×1200/60、1920×1080/60、1920×1200/60 RB ※CEA-861-E、VESA DMT Version 1.0 Revision 11準拠 ※フレーム・レート:59.94Hz(NTSC)または50Hz(PAL) (*1)入力のみ対応 (*2)フレーム・レート設定が50Hzのとき、出力リフレッシュ・レートは75Hzになります。 |
映像効果 |
レイヤー:4 ※キーヤー付ピクチャー・イン・ピクチャー×1、ピクチャー・イン・ピクチャー×3 ※モーション・シーン・スイッチ |
静止画 |
内蔵メモリー:1 最大サイズ:1920×1200ピクセル フォーマット:Windows Bitmap File(.bmp)1ピクセル24ビット非圧縮 |
音声 |
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サンプル・レート |
48kHz、24ビット |
入力端子 |
HDMI:HDMIタイプ A×4 AUDIO INPUT:RCAピン・タイプ |
出力端子 |
HDMI:HDMIタイプ A×2 ※2出力は同一音声です。 AUDIO OUTPUT:RCAピン・タイプ PHONES:ステレオ・ミニ・タイプ |
入力レベル |
AUDIO INPUT:-10dBu(最大入力レベル:+8dBu) |
入力インピーダンス |
AUDIO INPUT:15kΩ |
出力レベル |
AUDIO OUTPUT:-10dBu(最大出力レベル:+8dBu) PHONES:72mW + 72mW(32Ω負荷時) |
出力インピーダンス |
AUDIO OUTPUT:1kΩ PHONES:10Ω |
フォーマット |
HDMI:リニアPCM、24ビット、48kHz、2ch |
音声処理 |
ミキサー:4ch(ディレイ:最大250ms) |
その他 |
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外部端子 |
REMOTE RS-232:9ピンD-subタイプ(オス)×1 LAN:RJ45×1 USB:USB Aタイプ×1(拡張用) USB MEMORY:USB Aタイプ×1(USBメモリー用) |
機能 |
シーン・メモリー:10 テスト・パターン・ジェネレーター テスト・トーン・ジェネレーター EDIDエミュレーター |
電源 |
ACアダプター |
消費電流 |
2.1A |
消費電力 |
25W |
動作温度 |
0~40℃ |
外形寸法 |
242(幅)× 125(奥行)× 44(高さ)mm |
質量 |
1.2kg |
今回は、イベントの為の操作確認でレンタルしました。LAN回線で継なごうととすると、セキュリティの問題で諦めました。iPadで操作したかったのですが、ポケットWi-Fi等時間がかかりそうでした。会場の下見は、必要と感じました。
VP-42H自体は、操作もしやすく、半日以上連続して操作しても動作は、安定していました。
またの機会に使いたいと思います。