SONY UWP-D22とは
SONY UWP-D22は、B帯アナログ(800MHz帯)に対応したハンドヘルド型マイクロホン送信機(UTX-M40)とポータブルチューナー受信機(URX-P40)のワイヤレスマイクセットです。独自のデジタルオーディオプロセシング技術により高音質な音声伝送を実現し、トゥルーダイバーシティー受信方式によって広いエリアでも音切れの少ない安定した受信が可能です。ワンタッチで素早くチャンネル設定ができるNFC SYNC機能や、突発的な大音量でも歪みを抑えるオートゲインモードを備え、小型カムコーダーやミラーレス一眼と組み合わせたワンマン撮影やイベント音響で高い機動力を発揮します。
この商品がおすすめの人
- イベントやセミナーの収録担当者:登壇者や司会者が手持ちで扱えるワイヤレスマイクを安定した電波で運用したい方
- ワンマンオペレーションのカメラマン:現場で素早くチャンネル設定を完了させ、音量調整の手間を減らして撮影に集中したい方
- 屋外ロケやインタビューを行う配信者:周囲の電波環境に左右されにくく、信頼性の高いワイヤレス音声を収録したい方
おすすめの用途
- インタビュー収録:ハンドマイクならではの受け答えがしやすく、ゲインブーストやオートゲイン機能により適切な音量でクリアに収音できます。
- スピーチ:トゥルーダイバーシティー方式による安定した受信と高音質設計により、壇上での発言や司会進行の声を途切れず明瞭に届けられます。
- 動画音声収録:付属の変換ケーブルで各種カメラやレコーダーへ直接接続でき、高品位な動画用音声を機動的に収録可能です。
- 音声収録:デジタルコンパンディングによる低ノイズ伝送で、演者の声のニュアンスを保った確実な音声収録が行えます。
SONY UWP-D22をレンタルする際の注意点
レンタル前に確認したいこと
- 周波数帯と同時使用波数の上限:日本国内の特定ラジオマイク運用調整に基づくB帯(800MHz帯)を使用します。同一エリアでの同時運用は最大6波までとなります。
- 接続先機器の音声入力端子:受信機の音声出力用に「XLR-BMP変換ケーブル」と「ステレオミニ-BMP変換ケーブル」が付属します。接続するカメラやミキサーの入力端子(XLRまたは3.5mmミニプラグ)をご確認ください。
スペック・機能上の注意点
- バッテリー持続時間:単3形アルカリ乾電池2本で、送信機は約10時間、受信機は約6時間稼働します(メーカー公称値、常温環境下)。受信機側の方が電池消費が早いため、長時間の収録では電池残量にご注意ください。
- USB給電の仕様:送信機・受信機ともにUSB Type-C端子からの外部DC電源供給に対応していますが、本体内での乾電池への充電機能はありません。
- NFC SYNCの動作:周波数の自動スキャンと転送を行う際は、受信機側でNFC SYNCを実行したのち、両機器のNFCマーク同士をしっかり近づけて同期させてください。
使用前に準備・確認したいこと
- チャンネル設定と電波状況の確認:使用環境で空いているチャンネルを自動スキャンし、電波の混信がないか有機ELディスプレイのRFインジケーターで確認してください。
- 音声レベルのテスト:演者の声量に合わせてオートゲインモードを選択するか、マイクが口元から遠い場合は+15dBゲインブーストモードの利用を検討し、接続先機器側で適切な録音レベルに設定してください。
- ヘッドホンでの音声モニター:URX-P40にはヘッドホン出力端子が備わっています。カメラ側に音声モニター端子がない場合でも、受信機側で音声を直接確認してから収録を開始してください。
レンタル商品に含まれていないもの
- 利用条件によって必要:ビデオカメラやミラーレス一眼カメラ — 受信機からの音声を入力・記録する撮影機材は別途ご用意が必要です。
- 利用条件によって必要:マイクスタンド — スピーチやステージ上でマイクを据え置き運用する場合に必要です(マイクホルダー自体は付属しています)。
- 利用条件によって必要:マルチインターフェースシューアダプター(SMAD-P5) — 対応するソニー製カメラのMIシューに装着し、ケーブルレス接続やデジタル音声伝送を行いたい場合は別途手配が必要です。
- 利用条件によって必要:予備の単3形乾電池 — 単3乾電池4本が付属しますが、長時間の収録や予備として追加の電池が必要な場合はご自身でご用意ください。
おすすめオプション
- あると便利:ヘッドフォン — URX-P40のヘッドホン端子に接続し、収録現場でワイヤレス受信音声をリアルタイムかつ正確にモニタリングするために役立ちます。
- あると便利:モバイルバッテリー — 送信機・受信機ともにUSB Type-C端子を備えており、長時間の連続収録時に外部電源として給電を行うことでバッテリー切れを防げます。
Q: 2.4GHz帯のワイヤレスマイクと比較して、どのようなメリットがありますか?
A: 本機はアナログB帯(800MHz帯)を使用するため、Wi-FiやBluetooth、電子レンジなどの電波干渉をほとんど受けません。イベント会場など人が多くスマートフォンが密集する環境でも、音切れやノイズの発生リスクが極めて低く、安定した長距離伝送(見通し約30〜50m)が可能です。
Q: 使用にあたって無線局の免許や事前の申請、専門知識は必要ですか?
A: いいえ、必要ありません。本機が使用するB帯(800MHz帯)は、特定小電力無線局として認可されているため、事前の免許申請や資格なしでどなたでもすぐにご利用いただけます。NFC SYNC機能により、専門知識がなくても簡単に混信のないチャンネルを設定できます。
Q: バッテリーの持続時間は実使用でどのくらいですか?
A: 送信機・受信機ともに単3形アルカリ乾電池2本で駆動し、常温(25℃)の連続使用で約8時間の動作が可能です。ただし、寒冷地での使用や、受信機から有線イヤホンで直接モニタリングする場合は消費電力が上がるため、長時間の現場では予備の乾電池を多めにご用意いただくことを推奨します。
Q: レンタルセットには何が含まれますか?すぐにカメラに繋げますか?
A: ハンドヘルドマイク(送信機)、ポータブル受信機、カメラのシューマウント用アダプター、音声出力ケーブル(3.5mmステレオミニおよびXLR変換)が含まれます。一般的な一眼レフや業務用ビデオカメラのマイク端子にそのまま接続し、すぐに収録を開始できます。
Q: 利用途中で撮影スケジュールが延びた場合、レンタル期間を延長できますか?
A: はい、マイページから簡単に延長手続きが可能です(次の予約が入っていない場合に限ります)。延長料金は1日単位で自動計算されます。ロケのスケジュール変更や天候不良による撮影延期にも柔軟に対応できますので、現場での急なトラブル時もご安心ください。
Q: SONYのミラーレスカメラ(αシリーズ)と接続する場合の最適な方法は?
A: 別売りのMIシューアダプター(SMAD-P5)を併用するのが最適です。これにより、ケーブル不要でカメラのホットシューから直接デジタル音声入力と電源供給が可能になります。ケーブルの断線リスクがなくなり、カメラのモニター上でマイクの電池残量も確認できるようになります。
Q: 複数のUWP-D22セットを同時に同じ現場で使用することは可能ですか?
A: はい、可能です。B帯の仕様上、同じ場所で最大6波(6セット)まで同時に混信なく運用できます。複数台を使用する場合は、各受信機で「クリアチャンネルスキャン」を行い、それぞれ異なるグループ・チャンネルを割り当ててから送信機と同期させてください。
Q: 屋外の雨天時や水辺での撮影で使用することはできますか?
A: 本製品には防水・防滴性能は備わっていません。雨天時や水飛沫がかかる環境で使用すると、マイクカプセルや送信機・受信機の内部に水が浸入し故障の原因となります。屋外で天候が崩れた場合は、透明なビニールカバー等で保護するか、使用を直ちに中止してください。
システム仕様
発振方式: 水晶制御PLLシンセサイザー
使用周波数帯域: 806.125MHz - 809.750MHz(B帯)
最大同時使用可能チャンネル数: 最大7チャンネル(B-7またはB-8。B-1〜B-4は最大6チャンネル。下記条件を参照)
音声遅延時間: 約0.35ミリ秒(アナログ出力時)
動作温度: 0℃ 〜 50℃
保存温度: -20℃ 〜 +55℃
ハンドヘルド送信機(UTX-M40)
マイクユニット: ダイナミック型
指向特性: 単一指向性
アンテナ: 1/4波長ワイヤーアンテナ(内蔵)
電源: 単3形アルカリ乾電池 2本、またはUSB給電(5.0V)
バッテリー駆動時間: 約8時間(ソニー製アルカリ乾電池、25℃、10mW出力時)
寸法: 約 直径48.0mm × 長さ258.0mm
質量: 約255g(乾電池含まず)
ポータブル受信機(URX-P40)
受信方式: スペースダイバーシティ方式
音声出力端子: 3.5mm ロック式ステレオミニジャック
モニター出力端子: 3.5mm ステレオミニジャック
電源: 単3形アルカリ乾電池 2本、USB給電、またはMIシュー経由(対応カメラのみ)
バッテリー駆動時間: 約6時間(ソニー製アルカリ乾電池、25℃時)
寸法: 約 幅63.0mm × 高さ70.0mm × 奥行31.0mm(アンテナ含まず)
質量: 約131g(乾電池含まず)
同時利用数・通信距離(メーカー公式資料の確認結果)
- 最大同時利用数:日本向けB帯の公式周波数リストでは、B-1〜B-4のいずれか1グループで最大6波、B-7またはB-8のいずれか1グループで最大7波の同時運用に対応します。同一グループ内の異なるチャンネルを設定し、必要数の送受信機を揃えてください。実際の運用数は電波環境に左右されます。
- このレンタルセット:送信機1台・受信機1台の1波分です。
- チャンネル数の注意:ALLグループの選択肢30チャンネルは、30波の同時利用を意味しません。
- 通信距離:確認したメーカー公式取扱説明書・周波数リストでは、最大到達距離の数値を確認できませんでした。取扱説明書の「100m以上」は、異なるチャンネルグループのシステム同士を離す距離であり、送受信距離の公称値ではありません。
出典:ソニー公式 日本向け周波数リスト/UWP-Dシリーズ取扱説明書(確認日:2026年9月26日)
秋まつりのライブ中継用としてレンタルしました。人通りも多く、電波環境が気になる屋外イベントでの使用でしたが、音声は安定しており、クリアな音質で収録・配信することができました。操作も分かりやすく、現場でのセッティングもスムーズ。長時間の中継でも安心して運用でき、業務用途でも十分信頼できる機材だと感じました。