1. Blackmagic Design HyperDeck Extreme 8K HDRの概要
Blackmagic Design HyperDeck Extreme 8K HDRは、プロフェッショナル向けの高性能なデッキレコーダーです。この製品は、8K解像度での録画・再生をサポートし、HDR(High Dynamic Range)にも対応することで、最新の映像制作ニーズに応える設計となっています。映画制作や放送業界、ライブイベントなど、最高品質の映像を求める現場での使用を想定しており、優れた操作性と堅牢性を兼ね備えています。
2. 革新的な8K対応技術
このデッキは、8K解像度(7680x4320)の映像をH.265やProRes形式で記録・再生することが可能です。H.265コーデックを採用することで、データ量を抑えつつ高画質を維持し、ストレージ効率を高めています。また、Quad Link 12G-SDIを搭載しており、8K映像の入出力がスムーズに行える点も特徴です。これにより、次世代の映像制作に対応するツールとして、クリエイターに新しい可能性を提供します。
3. 操作性と機能性の融合
HyperDeck Extreme 8K HDRは、直感的なタッチスクリーンインターフェースを備えており、ユーザーが簡単に設定や操作を行えるよう設計されています。録画や再生のコントロールが迅速に行えるだけでなく、波形モニターやベクトルスコープなどのモニタリングツールも内蔵されており、現場での映像確認が容易です。また、USB-Cポートを介した外部ストレージへの直接録画も可能で、柔軟なワークフローをサポートします。
4. プロフェッショナル向けの設計
この製品は、耐久性のある金属製の筐体を採用しており、過酷な撮影現場でも安心して使用できます。さらに、オプションでラックマウントが可能な設計となっており、スタジオや中継車内での使用にも適しています。Blackmagic Designの他の製品との互換性も高く、DaVinci Resolveとの連携により、ポストプロダクションの効率化も図れます。
5. 多様な接続性と拡張性
HyperDeck Extreme 8K HDRは、12G-SDI、HDMI 2.0、XLRオーディオ入力など、豊富な接続オプションを備えています。また、ネットワーク経由でのリモートコントロールも可能で、遠隔地からの操作が求められる現代の制作環境にも対応しています。このような多機能性と拡張性が、プロの映像制作者にとって大きな魅力となっています。
12G2SI x 4 接続で、ProRes 422 HQ 収録に使用しました。
ProRes 収録ではキャッシュメモリーが無いと正常に動作しないので、キャッシュメモリー付を用意して頂くとありがたいと思います。
GUI は慣れればとても便利です。
外付けのSSD を使用して収録していますが、5分以上の連続収録では強制冷却が必要です。
収録をして停止すると、キャッシュからの書き戻しが自動的に始まり、これが終了して初めてSSD 上に動画ファイルが出来上がります。
5分の連続収録の後の書き戻しには1分弱かかります。この間に次の収録も可能ですが、不安定になるのでお勧めできません。
ProRes 422 HQ 収録では、2TB のSSD を使用すれば連続して40分弱の記録が可能ですが、書き戻しの容量を残す必要があるので、35分程度をMax として使用しています。
ProRes では、8K 再生がコマ落ちして上手く出来ません。
ファイル上でのコマ落ちは見られませんので、収録機専用器として使用しています。