Vaxis ATOM 500 SDIとは
「Vaxis ATOM 500 SDI」は、HDMI端子と3G-SDI端子の両方を搭載し、最大1080pの高品質映像を約80ミリ秒の低遅延でワイヤレス転送できる画像伝送システムです。伝送距離は最大150m(障害物がない条件でのメーカー公称値は約152m/500フィート)に対応し、最新ファームウェアによりDFS仕様に対応し屋外利用も可能となっています。受信機への伝送だけでなく、Wi-Fi経由で最大3台のスマートフォンへリアルタイムで映像を送信できるため、撮影現場でのスムーズな映像モニタリングを実現します。
この商品がおすすめの人
- ディレクターやスタッフと映像を共有したい方:受信機だけでなく、手持ちのスマートフォン最大3台でリアルタイムに映像を確認できます。
- ジンバルやステディカムを使用するカメラマン:軽量・コンパクトな設計でカメラに直接取り付けられ、ケーブルの煩わしさなく機動的な撮影が可能です。
- 業務用ビデオカメラやシネマカメラをお使いの方:HDMIだけでなく3G-SDI端子も搭載しているため、プロフェッショナル向け機材とも親和性高く接続できます。
おすすめの用途
- ワイヤレス映像伝送:配線が困難な屋外ロケやイベント会場で、最大150mの安定した映像中継を行いたい場面に適しています。
- 映像モニタリング:受信機に加え、Wi-Fi接続により複数のスマートフォンから手軽に画角やフォーカスを同時チェックできます。
- 映像伝送:SDI・HDMI両対応を活かし、カメラからスイッチャーや大型ディスプレイへ確実に映像を送るシステム構築に役立ちます。
Vaxis ATOM 500 SDIをレンタルする際の注意点
レンタル前に確認したいこと
- 屋外利用時の電波環境:DFS機能に対応していますが、電波環境や気象レーダー波の検出状況によっては接続確立までに時間がかかる場合があります。
- 環境による伝送距離と遅延の変化:見通しで最大150m伝送可能ですが、障害物や電波干渉がある環境では到達距離が短くなり、遅延が最大120ms程度まで増加する可能性があります。
- 解像度設定:最大解像度は1080p(フルHD)まで対応しています。4K解像度の直接伝送には対応していませんので、カメラ側の出力設定をご確認ください。
スペック・機能上の注意点
- 周波数帯の干渉:5GHz帯の周波数を採用しているため、会場内のWi-Fiルーターや他の5GHzワイヤレス機器との干渉にご注意ください。
- シーンに応じたモード切り替え:画質優先モードと転送遅延優先モードを備えているため、動きの速い被写体や用途に合わせて適切なモードを選択してください。
使用前に準備・確認したいこと
- 接続端子の確認:カメラおよび出力先モニターの端子規格(HDMIまたはSDI)を確認し、対応するケーブルを用意してください。
- スマートフォンアプリの準備:スマートフォンでモニタリングする場合は、事前に専用アプリのインストールとWi-Fi接続手順を確認してください。
レンタル商品に含まれていないもの
- 別途必要:SONY NP-F970 互換バッテリー — 送信機および受信機を駆動するためのバッテリーや電源は付属していません(送受信機それぞれに電源が必要です)。
- 利用条件によって必要:HDMIケーブル 1m — カメラやモニターとHDMI端子で接続する場合に必要となります。
- 利用条件によって必要:BNCケーブル 0.5m (50cm) — カメラやスイッチャーとSDI端子で接続する場合に必要となります。
- 利用条件によって必要:モニタリング用スマートフォン・タブレット — Wi-Fi経由での映像確認機能を利用する場合、端末本体はご自身で用意する必要があります。
おすすめオプション
Q: 日本国内の屋外でそのまま使用しても電波法に違反しませんか?
A: はい、本機は日本の電波法に基づく技術基準適合証明(技適)を取得しており、DFS(動的周波数選択)機能に対応しているため、屋外のロケやスポーツ中継でも合法かつ安全にご利用いただけます。
Q: レンタルセットにはバッテリーや充電器は含まれていますか?
A: 標準セットには本体駆動用のNP-F互換バッテリー2個と専用充電器が含まれています。長時間のロケでさらに電源が必要な場合は、オプションで追加の大容量バッテリーのレンタルをご検討ください。
Q: Hollyland Mars 400S Proと比較してどのような違いがありますか?
A: 最も大きな違いは筐体の耐久性とアンテナの設計です。ATOM 500 SDIは内蔵アンテナを採用しており、現場でのアンテナ折れトラブルが少なく、金属筐体のためよりコンパクトかつ堅牢にカメラリグへ組み込むことが可能です。
Q: 送信機1台に対して、最大何台のデバイスで映像を受信・モニタリングできますか?
A: 物理的な専用受信機1台への伝送に加え、専用スマートフォンアプリ(iOS/Android対応)を使用することで、最大3台のモバイル端末(スマホやタブレット)で同時に映像をモニタリングすることが可能です。
Q: SDI端子を持たないミラーレス一眼カメラでも使用できますか?
A: はい、送信機にはSDI入力だけでなくHDMI入力端子も搭載されています。そのため、一般的なミラーレス一眼や小型ビデオカメラのHDMI出力からでも問題なく高画質な映像を伝送できます。
Q: 実撮影環境でのバッテリー持続時間はどのくらいですか?
A: 付属の標準的なNP-F550バッテリーを使用した場合、送信機・受信機ともに約1.5〜2時間の連続稼働が目安です。長丁場の現場では、より大容量のNP-F970バッテリー(約6時間駆動)のご用意をおすすめします。
Q: 利用途中で天候不良により撮影が延期になった場合、レンタル期間を延長できますか?
A: はい、次の予約が入っていない場合に限り、マイページから簡単にレンタル期間の延長手続きが可能です。延長料金は日割りで計算され、機材を返却することなくそのまま継続してご利用いただけます。
Q: 映像の遅延(レイテンシー)はライブ配信の音声同期に影響しますか?
A: 本機の遅延は約0.08秒(2〜3フレーム程度)と非常に低いですが、音声を有線で別入力する場合、若干のズレが生じる可能性があります。配信ソフトやスイッチャー側で音声に数ミリ秒のディレイをかけることで完璧に同期できます。
イメージセンサー: 非搭載(トランスミッター製品のため)
レンズ: 非搭載
動画解像度・フレームレート: 1080p (60/59.94/50/30/29.97/25/24/23.98fps), 720p (60/59.94/50fps)
写真解像度: 非搭載
防水性能: 要確認(公式なIP等級の記載なし)
バッテリー: SONY NP-Fシリーズ互換バッテリー対応、USB Type-C (5V/2A) 給電対応。容量・駆動時間は使用バッテリーに依存
ストレージ: 非搭載
接続インターフェース: 送信機: SDI入力×1, HDMI入力×1 / 受信機: SDI出力×1, HDMI出力×1 / USB Type-C
伝送距離・遅延: 最大150m(見通し) / 約0.08秒
寸法・重量: 約113 × 63.5 × 20 mm / 約170g(送受信機各単体、アンテナ内蔵)
動作温度範囲: 要確認
スポーツ番組のマルチカメラ収録(4カメをスイッチング)をする際に、各カメラマンにPGM OUT(OAリターン)を出さなくてはいけない状況で使用しました。スイッチャーのPGM OUTをATOMにSDI入力して、各カメラマンのスマートフォン(iPhoneとAndroid)をWi-Fiで接続。ATOMと各スマホとの距離は30mでしたが画質もクリアで、中継やマルチカメラ収録で懸念されるリターン映像の遅延も全く気にならないレベルでした。また本番が始まってから収録終了まで回線落ちやコマ落ち・フリーズはいっさい発生せず非常に安心して使用できました。次はカメラの映像をスイッチャーまで飛ばす現場で試してみたいと思います。