Blackmagic 2110 IP Converter 4x12G PWRとは
Blackmagic 2110 IP Converter 4x12G PWRは、放送機器の12G-SDI信号とSMPTE ST 2110 IPビデオを相互変換できる1RUラックマウント型のコンバーターです。独立した4系統の双方向12G-SDI変換に対応し、RJ-45 10Gイーサネットポートを通じてPoE++給電を行いながら、最大Ultra HD 2160p60の低遅延IP伝送を実現します。フロントパネルにはLCDディスプレイと操作ノブを備え、現場でのステータス監視や設定変更も容易です。既存のSDI資産を活用しつつ最新のIP制作システムを構築したい放送局や中継現場において、配線の集約と省力化に大きく貢献します。
この商品がおすすめの人
- SDI機材とIP制作環境を連携させたい方:1台で4系統の双方向12G-SDIとSMPTE ST 2110を相互変換できます。
- 配線をシンプルにまとめたい中継・配信エンジニア:PoE++対応のRJ-45 10Gイーサネットにより、対応カメラや機器へLANケーブル1本で映像・音声・電源を同時に供給可能です。
- 12G-SDIによる4K中継・収録を行う方:SDからHD、Ultra HD 2160p60まで幅広いフォーマットに柔軟に対応します。
おすすめの用途
- 放送:SMPTE ST 2110規格に準拠した本格的なIPスタジオや中継車システムにおいて、信頼性の高いSDI/IPブリッジとして活躍します。
- 映像伝送:10Gネットワークインフラを活用し、長距離でも安定した非圧縮・高品質な映像伝送を実現します。
- 映像信号変換:既存の12G/3G/HD-SDI機材と最新のIPスイッチャーやルーティングシステムを低遅延でダイレクトに接続・変換します。
Blackmagic 2110 IP Converter 4x12G PWRをレンタルする際の注意点
レンタル前に確認したいこと
- 10Gネットワーク環境の有無:ST 2110の伝送には帯域幅の広い10GBASE-Tネットワークインフラ(Cat6A以上のLANケーブルおよび対応スイッチ)が必要です。
- SMPTE ST 2110のシステム設計:PTP(IEEE 1588-2008)クロック同期やNMOSによる管理設定が必要となるため、あらかじめネットワーク仕様や制御システムをご確認ください。
スペック・機能上の注意点
- PoE++給電の対象:RJ-45ポートからのPoE++給電は「電源出力専用」です。本機から接続先の対応機器(Blackmagic Studio Camera等)へ給電するための機能であり、本機自体がLANから受電駆動するものではありません。
- 12G-SDI伝送時のコーデック:12G-SDIレートを10GのST 2110 IPビデオに変換する際は、独自のBlackmagic IP10コーデックが使用されます。
- 電源の冗長性:AC 100-240Vの電源入力を2系統備えています。高負荷運用やバックアップを考慮し、可能であれば両方の電源系統に接続してご利用ください。
使用前に準備・確認したいこと
- 設定用PCおよび管理ポート:IPアドレスの設定やファームウェア更新には、管理用の1Gイーサネットポートまたは前面のUSB-C端子からPC(Blackmagic IP Converter Utility等)を接続して行います。
- 音声モニタリング:フロントパネルにはモニタースピーカーのほか、6.35mm標準ステレオヘッドフォン端子が備わっています。現場でのモニタリングが必要な場合は対応ヘッドフォンをご用意ください。
レンタル商品に含まれていないもの
- 別途必要:LANケーブル 3m CAT6a 10GBASE-T対応 — 10GBASE-Tの帯域幅を満たし、安定したST 2110映像伝送やPoE++給電を行うために必要です。
- 別途必要:BNCケーブル5m【12G-SDI対応】 — カメラやスイッチャーなどのSDI機器と本機を接続するために必要です。
- 利用条件によって必要:PTP対応10Gネットワークスイッチ — 複数のST 2110機器を同期・ルーティングして運用する場合に必要となります。
- 利用条件によって必要:ラックマウントケース・ネジ — 本機を機材ラック(1RU)にマウントして運用する場合に必要となります。
おすすめオプション
Q: ST 2110ネットワークの構築にはどのようなスイッチが必要ですか?
A: 10GBASE-Tに対応し、PTP(Precision Time Protocol)およびIGMPスヌーピングをサポートするマネージド・イーサネットスイッチが必須となります。一般的なオフィス用LANスイッチでは動作しません。
Q: レンタルセットには何が含まれますか?
A: 基本セットにはコンバーター本体と専用のAC電源ケーブルが含まれます。10G対応のLANケーブルやSDIケーブルは含まれておりませんので、お客様の環境に合わせて別途ご用意いただくか、追加レンタルをご利用ください。
Q: AJA製のIPコンバーターと比較してどう違いますか?
A: 本機は1台で4系統の12G-SDIを扱える高密度設計と、フロントパネルでの映像モニタリング機能が大きな違いです。AJA製品は特定の1〜2チャンネル伝送や単一方向(送信・受信のいずれか)に特化しているモデルが多い傾向にあります。
Q: NMOSコントローラーなしでも単体で映像の送受信は可能ですか?
A: はい、ポイント・トゥ・ポイントの小規模な接続であれば、無償のBlackmagicユーティリティソフトウェアを使用して手動でマルチキャストIPアドレスを設定し、送受信を行うことが可能です。
Q: PWRモデルと通常モデルの違いは何ですか?
A: 通常モデルはネットワークスイッチからのPoE+給電で動作しますが、PWRモデルは100-240VのAC電源を内蔵しています。そのため、PoE非対応のスイッチ環境でも一般的なコンセントから給電して動作させることができます。
Q: 1つの10Gポートで4系統の4K映像を同時に伝送できますか?
A: 10Gイーサネットの帯域幅(約10Gbps)の制限により、非圧縮の4K映像(約12Gbps)を4系統同時に伝送することはできません。4Kの場合は1系統のみ、HD映像であれば4系統同時の多重化が可能です。
Q: 利用途中でレンタル期間を延長できますか?
A: はい、次のお客様のご予約が入っていない場合に限り、マイページから簡単に延長手続きが可能です。PoC(概念実証)の検証が想定より長引いた場合などにも柔軟にご対応いただけます。
Q: 業務用途等の過酷な環境や空調のない場所に適していますか?
A: 動作温度範囲は0°C〜40°Cです。内蔵の冷却ファンで排熱を行いますが、長時間の安定稼働のためには直射日光を避け、ラック内など適切な通気と温度管理が確保された環境での使用を強く推奨します。
SDIビデオ入力: 12G-SDI x4(独立、SD/HD/2K/4K自動切替)
SDIビデオ出力: 12G-SDI x4(独立)
SMPTE 2110 IP接続: RJ-45 10G Ethernet x1(10/100/1000/10G BASE-T対応)
対応ビデオフォーマット: 最大2160p60(4K UHD)
オーディオ: 16チャンネルのエンベデッドオーディオ(SDIおよびST 2110)
リファレンス: PTP(Precision Time Protocol)v2による同期
プロトコル対応: NMOS IS-04(発見・登録)、IS-05(接続管理)
ディスプレイ: 2.2インチ カラーLCD内蔵(ビデオ、オーディオ、ネットワークステータス確認用)
電源: 内蔵100-240V AC電源(IEC C14入力)
消費電力: 要確認
寸法・重量: 1Uハーフ幅 / 要確認
動作温度範囲: 0°C 〜 40°C
日帰りレンタルは、通常の1日レンタル価格より約30%OFFで、最長12時間ご利用いただけるお得なプランです。短時間だけ機材を使いたい場合や、急ぎで機材を手配したい場合にぴったりのサービスとなっています。