Blackmagic Design ATEM Microphone Converterとは
Blackmagic Design ATEM Microphone Converterは、4系統のアナログ音声を高音質にデジタル変換し、MADI端子経由でスイッチャー等へ伝送できるオーディオコンバーターです。各入力に8基のADC(アナログ・デジタル・コンバーター)を連動搭載することで、131dBの極めて広いダイナミックレンジと低ノイズフロアを実現。Mic/Line切り替えや+48Vファンタム電源に対応したXLR/TRSコンボ端子を備え、複雑な設定を行わずにATEM Television Studioの音声入力を拡張できます。HDMIモニター出力による波形やVUメーターのリアルタイム監視も可能です。
この商品がおすすめの人
- ATEM Television Studioシリーズのユーザー:スイッチャー本体のマイク入力をMADI経由で手軽に4ch拡張したい方。
- 高音質なマルチマイク配信を行いたい配信技術者:ノイズを極限まで抑え、ダイナミックレンジの広いクリアな音声を収録・配信したい方。
- 音声レベルや波形を視覚的に常時監視したいオペレーター:専用のHDMIモニター出力で波形スクロール表示を確認しながら安全にオペレーションしたい方。
おすすめの用途
- ライブプロダクション:ATEMスイッチャーとBNCケーブル1本でMADI接続し、複数の出演者マイクや音響ミキサー出力を低遅延で統合する現場に適しています。
- 音声収録:各入力に8つのADCを搭載した設計により、突発的な大音量や微細な囁き声も歪みやノイズを抑えて高品質に収録できます。
- オーディオ機器の接続:+48Vファンタム電源対応のマイクからラインレベル機器まで、多彩なアナログオーディオ機器をデジタルシステムへ柔軟に橋渡しできます。
Blackmagic Design ATEM Microphone Converterをレンタルする際の注意点
レンタル前に確認したいこと
- 接続先機器のMADI対応:本機のデジタル音声出力はBNC端子によるMADI規格(AES10)です。接続するスイッチャーや機器がMADI入力に対応しているか事前にご確認ください。
- アナログ音声出力の非搭載:本機はアナログ音声をMADIデジタル信号へ変換する入力拡張ユニットです。一般的なアナログオーディオ(XLRやTRSなど)の出力端子は備えていません。
スペック・機能上の注意点
- アナログ入力数とデイジーチェーン:本機1台で扱えるアナログ入力は4系統です。さらに多くの入力が必要な場合は、追加のユニットをMADIループでデイジーチェーン接続する必要があります。
- HDMI端子の用途制限:HDMI出力はステータス表示およびオーディオ波形スクロール専用のモニタリング出力です。映像ソースとしての入力やスルー出力には使用できません。
- 出力フォーマット:デジタルオーディオ出力は24-bit / 48kHz仕様となります。
使用前に準備・確認したいこと
- 入力レベル・ファンタム電源の設定:接続するマイクや音響機器に応じて、Mic/Lineレベルの切り替えや+48Vファンタム電源のオン/オフが適切に設定されているか確認してください。
- MADI接続の同期確認:ATEMスイッチャー等の接続先機器側でMADI入力が正常に認識され、音声信号がルーティングされているか確認してください。
レンタル商品に含まれていないもの
- 別途必要:BNCケーブル — 本機のMADI出力をATEMスイッチャーなどのMADIポートへ接続するために必要となります。
- 別途必要:XLRマイクケーブル — アナログ入力端子へマイクや音響機材を接続するために必要となります。
- 利用条件によって必要:HDMIケーブル — 本機の波形スクロールやVUメーター画面を外部ディスプレイに表示してモニタリングする場合に必要となります。
おすすめオプション
Q: 使用に資格や専門知識は必要ですか?
A: 特別な資格は不要ですが、ファンタム電源の扱いやマイク/ラインレベルの違いなど、基本的なオーディオ知識があると安心です。ATEMスイッチャーとMADI(BNCケーブル)で接続するだけで自動認識されるため、複雑なネットワーク設定などは必要ありません。
Q: レンタルセットには何が含まれますか?
A: 本体に加え、電源ケーブル、ATEMスイッチャーとの接続に必要なMADI用BNCケーブル、および取扱説明書が含まれます。マイクやXLRケーブルは含まれないため、用途に合わせて別途ご用意いただくか、追加レンタルをご利用ください。
Q: 汎用のオーディオインターフェースと比較してどう違いますか?
A: PCにUSB接続する一般的なオーディオインターフェースとは異なり、本機はATEMスイッチャー(MADI端子搭載機)に直接音声を送るための専用ハードウェアです。PCを介さず直接デジタル伝送するため、遅延が極めて少なく、配信システムの安定性が向上します。
Q: どんなATEMスイッチャーでも使用できますか?
A: いいえ、すべてのモデルで使えるわけではありません。ATEM Television Studio HD8やATEM Constellationシリーズなど、MADI入力端子(BNC)を搭載しているモデルでのみ使用可能です。事前にご利用のスイッチャーの仕様をご確認ください。
Q: 複数台を接続して入力数を増やすことはできますか?
A: はい、可能です。本機のMADI OUTから別の本機のMADI INへ数珠つなぎ(デイジーチェーン接続)にすることで、最大8台(計32チャンネル)までアナログ入力を拡張できます。大規模なイベント収録にも柔軟に対応します。
Q: 別途用意すべきマイクやケーブルはありますか?
A: 入力用のマイク(ダイナミックまたはコンデンサー)と、それらを接続するためのXLRケーブルまたはTRSケーブルが必要です。また、スイッチャーと離れた場所に設置する場合は、長距離用のBNCケーブル(75Ω)を別途手配してください。
Q: 利用途中でレンタル期間を延長できますか?
A: はい、次の予約が入っていなければレンタル期間の延長が可能です。イベントのスケジュール変更や、追加の撮影が発生した場合は、マイページから延長手続きを行ってください。無断延長は延滞料金が発生するためご注意ください。
Q: 音楽ライブなど、音割れが心配な業務用途等の具体シーンに適していますか?
A: はい、非常に適しています。本機の内部処理は32-bit floatで行われており、極めて広いダイナミックレンジを持っています。ATEM Software Control側でゲイン調整を行えば、突発的な大音量でもクリップ(音割れ)を回避しやすく、ライブ収録に最適です。
4chマイクプリアンプ付きMADIコンバーターとしてコンサートのライブ録音に使いました。
複数チャンネルのアナログ→MADIコンバーターは高額なものが多いので、本製品があって非常に助かりました。
ただ本製品のマイク入力について、デジタルゲイン絞りきりでも感度が大きく、PADの付いてないコンデンサーマイクを使用する際は別途アッテネーターが必要かもしれません。