中一光学 SPEEDMASTER CINEMA 20mm T1.0 S35 Eマウントとは
中一光学 SPEEDMASTER CINEMA 20mm T1.0 S35 Eマウントは、Super 35mm(APS-C)フォーマットに対応したソニーEマウント用の単焦点シネマレンズです。開放T値1.0という圧倒的な明るさを誇り、照明が限られた薄暗い現場でもノイズを抑えたクリアな映像を記録できます。9枚羽根の円形絞りによる滑らかで豊かなボケ味と、ビンテージレンズを思わせる独特の空気感・自然な色合いが特徴です。さらに、ピント移動時の画角変化(フォーカスブリージング)を極限まで抑制し、クリックレスな無音絞りリングや270°の広いフォーカス回転角を備えるなど、本格的なシネマ撮影に適した操作性を実現しています。
この商品がおすすめの人
- 暗所や夜間での撮影が多いクリエイター:T1.0の明るさにより、ISO感度を上げすぎずにクリアで低ノイズな映像を撮影したい方に適しています。
- 大きなボケ感とシネマライクな質感を求める方:被写界深度を極めて浅くし、印象的なボケ味を活かしたシネマティックな絵作りを行いたい方におすすめです。
- マニュアルでの精密なピント送りを重視する方:フォーカス回転角が270°と広く、フォローフォーカス等を用いた緻密なピント合わせを行いたい方に最適です。
おすすめの用途
- 動画撮影:ブリージングが極力抑えられているため、フォーカス送りを行うドラマやプロモーションビデオなどの本格的な動画撮影に適しています。
- 暗所撮影:開放T1.0の圧倒的な集光力により、夜景ロケや照明を強く焚けない屋内・バーなどの暗所撮影で真価を発揮します。
- 映画撮影:滑らかなボケ味と雰囲気のある独特のトーン、ギア付きリングによるスムーズな操作系が劇映画の制作現場にマッチします。
- 映像制作:ミュージックビデオやドキュメンタリーなど、被写体を際立たせる印象的なビジュアルを作りたい映像制作に役立ちます。
中一光学 SPEEDMASTER CINEMA 20mm T1.0 S35 Eマウントをレンタルする際の注意点
レンタル前に確認したいこと
- 本レンズは完全マニュアルフォーカス(MF)仕様です。オートフォーカス(AF)やカメラ側からの電子制御絞りには対応していません。
- イメージサークルはSuper 35mm(APS-Cサイズ)対応です。フルサイズセンサー搭載カメラで使用する場合は、カメラ側の設定で「APS-C撮影(クロップ)」を有効にしないと周辺部にケラレ(黒い枠)が発生します。
スペック・機能上の注意点
- T1.0開放時の極めて浅い被写界深度:ピントの合う範囲が非常に薄いため、開放近くで使用する際はピーキング機能や拡大フォーカス表示、外部モニターなどを活用した正確なピント合わせが求められます。
- 手ブレ補正機構は非搭載です。手持ち撮影を行う場合は、カメラ本体側の手ブレ補正機能を有効にするか、三脚・ジンバルの併用を推奨します。
- 電子接点がないため、撮影データに焦点距離や絞り値などのExif情報は記録されません。
使用前に準備・確認したいこと
- 電子接点のないレンズを使用するため、カメラ本体のメニュー設定で「レンズなしレリーズ」を「許可」に設定してください。
- フルサイズ機を使用する場合は、記録設定がAPS-Cサイズ(Super 35mm)に切り替わっているかを事前に確認してください。
- 日中の屋外で開放T1.0を活かした撮影を行う場合、露出オーバーを防ぐために可変NDフィルター等の準備をおすすめします。付属のレンズフィルター径は77mmです。
レンタル商品に含まれていないもの
- 別途必要:ソニーEマウント対応カメラ本体 — レンズ単体でのレンタルのため、撮影には対応するミラーレス一眼やシネマカメラ本体が別途必要です。
- 利用条件によって必要:77mm径 NDフィルター — 日中の明るい環境でT1.0などの浅い絞り値を生かして撮影する際に必要となります。
- 利用条件によって必要:フォローフォーカス — ギアリングを活用してより緻密で安定したマニュアルフォーカス操作を行う場合に必要となります。
おすすめオプション
Q: ソニーのフルサイズカメラ(FX3やα7S III)で使用できますか?
A: 本レンズはSuper 35mm(APS-Cサイズ)センサー向けに設計されています。フルサイズ機で使用する場合は、カメラ側の設定で「APS-C/Super 35mm撮影」をオンにするか、クロップモードを使用することでケラレなく撮影が可能です。
Q: レンタルセットには何が含まれますか?
A: レンタル品には、レンズ本体に加え、フロントキャップ、リアキャップ、専用のレンズケースが含まれます。フォローフォーカスやNDフィルターなどのアクセサリは別途ご用意いただくか、追加でレンタルをお願いいたします。
Q: AF(オートフォーカス)には対応していますか?
A: いいえ、本製品は完全なマニュアルフォーカス(MF)専用のシネマレンズです。電子接点を持たないため、カメラ側からのAF操作や絞り制御は行えず、EXIF情報も記録されません。すべてレンズ側のリングで手動操作となります。
Q: T1.0とF1.0の違いは何ですか?
A: F値はレンズの設計上の口径比(理論値)を表しますが、T値(Tストップ)はレンズのガラス材による光の吸収などを考慮した「実際に透過する光量」を表します。シネマレンズでは露出を正確に合わせるため、実質的な明るさを示すT値が採用されています。
Q: NDフィルターは直接取り付け可能ですか?
A: はい、レンズ先端には72mm径のフィルターネジが切られており、円形の可変NDフィルターなどを直接取り付けることが可能です。マットボックスを使用せず、ジンバルなどで軽量に運用したい場合に便利です。
Q: ジンバルに乗せる際、重量バランスは取りやすいですか?
A: 本レンズの重量は約730gあり、金属製の重厚な造りとなっています。小型のジンバルではフロントヘビーになりやすいため、DJI RS 3 Proなど、ペイロードに余裕のある中型以上のジンバルの使用を推奨します。
Q: スチル(静止画)撮影にも使用できますか?
A: 物理的には可能ですが、シネマレンズ特有の重いフォーカストルクやクリックレスの絞りリングは、スピーディな静止画撮影には不向きです。また電子接点がないため、シャッター速度優先AEなどの一部機能が制限されます。
Q: 追加のギアリングなしでフォローフォーカスを使えますか?
A: はい、フォーカスリングおよび絞りリングにはシネマ業界標準の0.8Modギアが直接刻まれているため、後付けのギアベルトを巻く必要なく、そのままワイヤレスフォローフォーカスなどのモーターと噛み合わせることができます。
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