ART Clean Box Proとは
ART Clean Box Proは、プロ用音響機器の業務用バランス信号(+4dBu・XLR)と、民生用機器のアンバランス信号(-10dBV・RCA/ステレオミニ)を相互に変換できる2チャンネルの双方向レベルコンバーターです。ミキサーなどのプロ機材とPCやポータブル機器などの民生機を接続する際、信号レベルのズレや端子の違いを安全に解消します。独立したレベルコントロールやハムノイズを除去するグラウンドリフトスイッチを装備しており、長距離配線でもノイズに強い高品質な音響環境を構築できます。
この商品がおすすめの人
- 業務用機器と民生用機器を適切に接続したい方:信号レベル(+4dBuと-10dBV)の不整合や端子の違いを1台で解消できます。
- グラウンドループによるノイズに悩んでいる方:グラウンドリフトスイッチにより、接続機器間で発生するハムノイズを低減できます。
- 入出力の音量を機材側で細かく調整したい方:バランス出力・アンバランス出力それぞれのレベルコントロールノブで正確なマッチングが可能です。
おすすめの用途
- オーディオ機器の接続:PAミキサーやレコーダーなどの業務用機器と、PCやスマートフォンなどの民生用機器の間で、信号レベルを整合させながら双方向で音声を送受する用途に適しています。
ART Clean Box Proをレンタルする際の注意点
レンタル前に確認したいこと
- 端子形状と信号方向の確認:業務用XLRバランス入出力と民生用RCA/3.5mmステレオミニ入出力を備えています。接続する外部機器の端子仕様(XLRオス・メス、RCA、ミニプラグ)を事前にご確認ください。
- 電源の確保:本機はパッシブ機器ではなくアクティブ回路を搭載しているため、動作には付属のACアダプターによる電源供給が必要です。
スペック・機能上の注意点
- アンバランス端子のパラレル接続:RCA端子と3.5mmステレオミニ端子は内部でパラレル(並列)接続されています。2系統のアンバランス入力を同時にミックスする機能はありません。
- マイク信号・ファンタム電源には非対応:本機はラインレベル信号専用のコンバーターです。マイクを直接接続して増幅する機能や、ファンタム電源を供給する機能はありません。
- グラウンドリフトスイッチの仕様:グラウンドループによるハムノイズ低減に効果がありますが、機器本体の内部ノイズや外来電波ノイズなど、すべてのノイズを完全に除去できるわけではありません。
使用前に準備・確認したいこと
- 過大入力・過大出力の防止:機材の故障やスピーカーの破損を防ぐため、接続時は各レベルコントロールを最小にした状態から始め、音を出しながら徐々にレベルを上げてください。
- ACアダプターの配線確認:付属のACアダプターはケーブル長が1.5mです。設置場所から電源コンセントまでの距離を事前に確認してください。
レンタル商品に含まれていないもの
- 別途必要:RCAピンプラグケーブル — RCA端子を持つ民生機器と本機を直接接続するケーブルは付属しないため、別途用意が必要です。
- 利用条件によって必要:電源延長コード — 付属ACアダプターのコード長(1.5m)を超える位置から電源を確保する場合に必要です。
おすすめオプション
Q: 機器の接続や設定に専門知識は必要ですか?
A: 基本的な入力・出力の概念がわかれば専門知識は不要です。変換したい音源を入力端子に繋ぎ、出力端子から目的の機器へ繋ぐだけです。あとは前面のノブで適切な音量に調整するだけで使用できます。
Q: レンタルセットにはケーブル類は含まれていますか?
A: レンタルセットには本体と専用ACアダプターが含まれます。XLRケーブル、RCAケーブル、3.5mmステレオミニケーブルなどの音声ケーブル類は付属しませんので、ご自身の環境に合わせて別途ご用意いただくか、追加でレンタルをお願いします。
Q: 電源は電池で駆動しますか?それともAC電源が必要ですか?
A: 本機は電池駆動には対応しておらず、付属のACアダプター(7.5V-12V AC/DC)による電源供給が必須です。屋外や電源のない場所で使用する場合は、ポータブル電源などを別途ご用意ください。
Q: コンデンサーマイクを使用するためのファンタム電源(+48V)をスルーすることはできますか?
A: いいえ、本機はファンタム電源をスルーする設計にはなっていません。コンデンサーマイクを使用する場合は、マイクと本機の間に別途ファンタム電源供給機やマイクプリアンプを接続する必要があります。
Q: アンバランス入力(民生機)からバランス出力(業務用機)へ変換する際、どのくらい増幅されますか?
A: チャンネル1(アンバランスからバランスへの変換)では、最大で+21dBのゲイン増幅が可能です。これにより、出力の弱いスマートフォンやポータブルプレーヤーの音声を、業務用ミキサーのライン入力に適したレベルまで引き上げることができます。
Q: TASCAM LA-40MK3などのラックマウント型と比較してどう違いますか?
A: ラックマウント型は多チャンネル(4系統など)を常設するスタジオ向けですが、本機はステレオ1系統(双方向)に特化し、手のひらサイズで持ち運びが容易です。出張配信や単発イベントへの持ち込み用途に最適化されています。
Q: 利用途中でレンタル期間を延長することはできますか?
A: はい、マイページから簡単にレンタル期間の延長手続きが可能です。ただし、次の予約が入っている場合は延長をお断りすることがありますので、スケジュールが変更になった場合はお早めにお手続きをお願いいたします。
Q: DJイベントでターンテーブルを直接接続することはできますか?
A: 本機にはフォノイコライザーが搭載されていないため、レコードプレーヤー(ターンテーブル)を直接接続すると適切な音量や音質が得られません。必ずDJミキサーを経由した後のライン出力を本機に接続してください。
業務用のミキサーと、民生用のオーディオ機器を接続するために使用しました。
双方向でのレベル変換がスムーズに行え、インピーダンスの違いによるノイズや音割れが見事に解消されて、非常にクリアな音質を得ることができました。音質の劣化も全く感じません。
本体は金属製で頑丈な作りになっており、安心して現場で使えます。前面のツマミで直感的に音量調整ができるのも使いやすく、大変満足しています。