NEUMANN KMS105 MTとは
NEUMANN KMS105 MTは、厳しいステージ環境でもスタジオクオリティのボーカル収音を実現するために開発された、ハンドヘルド型のコンデンサーマイクです。スーパーカーディオイド(超単一指向性)特性を採用しており、マイク背面からの不要な音や周囲の環境音を強力に抑制し、ハウリングのリスクを低減します。高解像度かつ色付けのないクリアなサウンドは、インイヤーモニターを使用する現場や、繊細なニュアンスを余すところなく届けたいステージで優れたパフォーマンスを発揮します。
この商品がおすすめの人
- ステージ上でクリアなボーカルを届けたいボーカリスト:コンデンサーマイク特有の繊細な高域と表現力を、ハンドヘルドスタイルで扱いたい方に適しています。
- インイヤーモニター(イヤモニ)を使用する演奏者:クロストークや不要な被りが少なく、クリアなモニター環境を構築したい方におすすめです。
- ステージや配信でスタジオ品質の音声を追求する配信者・PAエンジニア:背面のカブリ音を抑えつつ、芯のあるクリアな音声を収録したい現場に向いています。
おすすめの用途
- ライブパフォーマンス:スーパーカーディオイド特性による高い背面遮音性と頑丈な金属ハウジングにより、大音量のライブステージでもハウリングを抑えてクリアなボーカルを届けられます。
- ボーカル録音:最大音圧レベル150dBと広いダイナミックレンジを備え、繊細なウィスパーボイスから力強いシャウトまで歪みなく鮮明に収音できます。
NEUMANN KMS105 MTをレンタルする際の注意点
レンタル前に確認したいこと
- 本機はコンデンサーマイクのため、動作には+48Vファンタム電源の供給が必須となります。接続する機器がファンタム電源に対応しているかご確認ください。
- 指向性がスーパーカーディオイドとなっており、一般的なカーディオイド(単一指向性)に比べて指向角度が狭く、後方にわずかな感度領域があります。モニタースピーカーの配置位置にご注意ください。
スペック・機能上の注意点
- 最大音圧レベル(SPL)は150dB(THD 0.5%時)と非常に高い耐入力性能を持っていますが、高感度なコンデンサーマイクであるため、入力ゲインの設定には適切な調整が必要です。
- 多層構造のアコースティックフィルターによりポップノイズは抑制されていますが、風が強い屋外などで使用する場合は別途ウィンドスクリーンの併用をおすすめします。
使用前に準備・確認したいこと
- マイクケーブルを接続した状態でファンタム電源を入れる際は、スピーカーやヘッドフォンを保護するため、必ず接続機器のチャンネルボリュームやゲインを下げた状態で電源を投入してください。
- スタンドに固定して使用する場合は、付属のマイクマウントを取り付けるスタンドのネジ規格(変換ネジの有無など)をご確認ください。
レンタル商品に含まれていないもの
おすすめオプション
- あると便利:ヘッドフォン — KMS105 MTが捉えた高精細なボーカルサウンドを正確にモニタリングするのに役立ちます。
- あると便利:ハンディレコーダー/フィールドレコーダ — ライブ会場やリハーサルスタジオなど、PCを持ち込めない現場で高音質なファンタム給電と録音を単体で行う際に便利です。
Q: 48Vファンタム電源は必要ですか?
A: はい、本製品はコンデンサーマイクであるため、ミキサーやオーディオインターフェースからの48Vファンタム電源(P48)の供給が必須です。ダイナミックマイクのようにケーブルを繋ぐだけでは音が出ませんので、接続機器の仕様を事前にご確認ください。
Q: ダイナミックマイクと比べて扱いは難しいですか?
A: 感度が高いため、マイクと口の距離や角度のわずかな変化を正確に拾います。また、スーパーカーディオイド特性のため、マイクの真正面から発声しないと音量が落ちやすくなります。正しい角度で歌う技術があれば、圧倒的な表現力を得られます。
Q: レンタルセットには何が含まれますか?
A: マイク本体に加え、専用のマイクホルダー(スタンド取付用)と運搬用の専用ポーチがセットになっています。マイクスタンドやXLRケーブルは付属しませんので、必要な場合は別途レンタルの追加をお願いいたします。
Q: 別途用意すべきマイクケーブルやアクセサリはありますか?
A: 本製品のレンタルにはXLRマイクケーブルは付属していません。ご利用の環境(ミキサーやインターフェースまでの距離)に合わせた長さの標準的なXLRケーブル(3ピン)を別途ご用意いただくか、同時にレンタルをご利用ください。
Q: ライブハウスのような大音量環境でもハウリングしませんか?
A: スーパーカーディオイド特性により、背面や側面からの音を強く抑制するため、一般的なコンデンサーマイクよりもハウリングには強い設計です。ただし、フロアモニターの位置をマイクの真後ろではなく、斜め後ろ(約120度)に配置する工夫が必要です。
Q: Shure KSM9などの競合機種と比較してどう違いますか?
A: KSM9が指向性を切り替えられるのに対し、KMS105はスーパーカーディオイドに特化しており、より鋭い指向性と高いカブリ防止能力を持ちます。音質面では、ノイマン特有のシルキーで滑らかな高音域と、色付けのない自然な中低域が特徴です。
Q: 屋外のライブイベントで雨天時に使用できますか?
A: 本製品は防水仕様ではありません。精密なコンデンサーマイクカプセルを搭載しているため、雨天時の屋外での使用や、極端に湿度の高い環境での使用は故障の原因となります。屋外で使用する場合は屋根のある環境でご利用ください。
Q: アコースティック楽器の集音などの業務用途に適していますか?
A: ボーカル向けに最適化された周波数特性を持っていますが、その高い解像度とフラットな特性から、アコースティックギターやパーカッション、管楽器などのスポットマイクとしても非常に優秀な結果を得ることができ、プロの現場でも多用されています。
音響的動作原理: プレッシャーグラディエントトランスデューサー
指向特性: スーパーカーディオイド
周波数特性: 20 Hz - 20 kHz
感度 (1 kHz, 1 kΩ): 4.5 mV/Pa
定格インピーダンス: 50 Ω
定格負荷インピーダンス: 1000 Ω
等価ノイズレベル (A-weighted): 18 dB-A
S/N比 (A-weighted, re. 94 dB SPL): 76 dB
最大SPL (THD 0.5%): 150 dB
最大出力電圧: 12 dBu
供給電圧 (P48): 48 V ± 4 V
消費電流 (P48): 3.5 mA
接続コネクタ: XLR 3F
重量: 約 300 g
寸法: 径 48 mm、長さ 180 mm
カラー: マットブラック (MT)