「DM3 Standard」は Dante非搭載のモデルになります。
ヤマハ YAMAHA コンパクトデジタルミキサー DM3 Standard DM3S ダンテ非搭載モデル
コンパクトな PA システムやパーソナルなミキシングシーンなど幅広い用途に対応する多彩な機能を備えたポータブルかつコンパクトなデジタルミキサー。
特徴
素早く柔軟なセットアップ
会場での音響システムの運搬、搬出、セッティングは、サウンドエンジニアにとって最も手間のかかる作業のひとつです。DM3シリーズでは、Quick Pro Presets、Editor、StageMixソフトウェアにより、柔軟にパッチが可能で、システムの設定や物理的なセットアップに要するスペースや時間を大幅に削減できます。DM3シリーズは6 MIXバス+2マトリクス+2エフェクトプロセッサーを搭載し、パワフルかつコンパクトで、どこにでも持ち運べる堅牢性の高いコンソールです。
軽量かつ持ち運びに便利
精密な構造設計と厳選した素材の採用により6.5kgの軽量性と過酷なツアリング用途にも耐え得る堅牢な筐体を両立しています。
サウンドエンジニアの創造性を高めるエフェクター
ヤマハミキサー初となる新開発のリバーブ「REV HD」「REV R3」を含む18種類のエフェクトを搭載した2系統のマルチエフェクトプロセッサーを装備しています。サウンドエンジニアの感性を活かした自由なサウンドメイキングが可能です。
素早くセットアップ可能なQuickPro Presets™
ヤマハR&Dチームは、オーディオテクニカ社、FitEar社、ゼンハイザー社、シュア社、Ultimate Ears社、Westone Laboratories社といった主要メーカーや著名なエンジニアと協力して、さまざまなマイクや出力機器に最適化したQuick Pro Presets™を開発しました。これらの実用的なプリセットにより、初心者でも理想的なサウンドに近づけることができ、経験豊富なエンジニアには大幅な時間短縮を可能にします。入力チャンネルには、ボーカルからドラムセットまで、200以上のプリセットを用意しました。すべてのプリセットは、実際にさまざまなマイクや楽器の使用を想定して精密にチューニングしています。出力チャンネルには、さまざまなスピーカーシステムやUltimate Ears社などのインイヤーモニターのプリセットを搭載し、環境や部屋の大きさに合わせていくつかのバリエーションを用意しています。これらは、時間がないときにそのまま使うこともできますが、マニュアルで微調整するための出発点としても最適です。プリセットから作成したセットアップや、ゼロから作成したセットアップも、プリセットとして保存することができます。
用途に合わせたシーンプリセット
DM3シリーズを使用する様々なシーンで、素早くセットアップするためのシーンプリセットが用意しました。
ヤマハR&Dチームのエンジニアが、セットアップのスピードを上げ、また微調整やリハーサルの時間を確保するために作成したプリセットです。
様々な場面で快適な操作を実現する各種アプリケーション
Windows/Macで多くの機能にリモートアクセスでき、オフライン編集に最適な「DM3 Editor」、iPadを用いてステージ上でのリモートミキシングができる「DM3 StageMix」、タブレットを用いて演奏者ごとのモニターを調整できる「MonitorMix」など、状況に応じて快適な操作を可能にする多彩なアプリケーションを用意しています。
プロ品質のライブストリーミングをより簡単に
ストリーミング配信には特有の技術的な要求があり、アウトボードやそのスペースを追加しなければ対応できないことも少なくありません。
DM3シリーズは、USB接続で簡単にライブ配信ができるほか、マトリクス、フレキシブルなパッチ、プリセットなど、ライブ配信をトラブルなく円滑におこなうための機能を凝縮して搭載しています。また、DM3シリーズはコンパクト設計のため、ストリーミング配信の役割を担いながら、もう1台のコンソールを現場のPA用途で使用するマルチコンソールとしても最適です。
充実したストリーミング配信機能
DM3シリーズは、ストリーミング配信に必要な機能をコンパクトな筐体に凝縮しています。豊富なアナログI/OとUSB端子を装備しており、DM3シリーズでミキシングした音声をストリーミング用ソフトウェアを起動したパソコンに直接入出力することが可能です。ステレオやマトリクスなど、オーディオルーティングの自由度が高く、現場PA用とストリーミング用の音声を別々にミキシングすることができます。
フレキシブルな入出力パッチ設定
DM3シリーズの入出力は、パッチを簡単かつ自由に変更することが可能です。場所を選ばず、細かな修正にも柔軟に対応できるため、役割分担のあるチームでは非常に有効なコンソールです。
コンパクトなボディに充実した録音・編集機能
DM3シリーズは、ライブレコーディングからホームエディットまで、あらゆるニーズに対応するポータブル音楽制作ツールです。DAWリモート機能は、ライブ会場やレコーディング環境で、さまざまなデバイスを使ってミックスやレコーディングをコントロールでき、その素材を自宅に持ち帰って自由に編集することができます。
仕様
ミキシング キャパシティ
インプットチャンネル
16 mono + 1 stereo + 2 FX return
Mixバス
6
Matrix
2(Supports Input to Matrix)
Stereoバス
1
FXバス
2
Cueバス
1
入出力 コネクター
アナログ入力
16 Mic/Line(12 XLR + 4 XLR/TRS Phones Combo)
アナログ出力
8(XLR)
Dante I/O
-
ネットワーク
1(RJ-45)
USB TO HOST
1(USB Type-B, USB2.0)
USB TO DEVICE
1(USB Type-A)
Phones
1(TRS Phones)
DC電源入力
1(XLR 4pin, DC power IN)
ユーザーインターフェース
9-inch multi-touch screen x1, faders(8channels + 1main)x9, "Touch and Turn” rotary encoder x1
録音・再生機能
USBストレージデバイス
録音: 2トラック(USBハードディスク/SSD/ フラッシュメモリ)/ 再生: 2トラック (USBハードディスク/SSD/フラッシュメモリ)
サンプリング周波数
96kHz / 48kHz
シグナルディレイ
Less than 1.3ms(CH INPUT to OMNI OUT, Fs=96kHz)
周波数特性
+0.5, –1.0dB 20Hz - 20kHz, reference to the nominaloutput level@1kHz, INPUT to OMNI OUT
全高調波歪率
Less than 0.01% 20Hz - 20kHz@+4dBu into 10kΩ,INPUT to OMNI OUT, Input Gain= Min*1
ハム& ノイズレベル
入力換算ノイズ
–126dBu typ., Input Gain= Max.,
出力残留ノイズ
–84dBu, ST main off*2
ダイナミックレンジ
110dB typ., DA Converter, 106dB typ., INPUT to OMNIOUT, Input Gain=Min.
クロストーク
–100dB, adjacent INPUT/OMNI OUT channels, InputGain= Min. @1kHz*3
電源電圧
DC24V/2.5A, PA-L500(100V-240V, 50Hz/60Hz)
消費電力
43WV
寸法
幅
320mm
高さ
140mm
奥行き
455mm
質量
6.5kg
動作温度
0~40℃
保管温度
-20~60℃
事前にスペックや、リファレンスマニュアルに目を通せば大体予想出来ると思いますが、実際に使ってみても小さくて当たり前に高性能という感じでした。
コンパクトさが売りでも、タッチパネルや画面が小さいとイマイチですが、そんなこともないです。
8chが2層で16chというのは初めてでしたが、何をどこに振り分けるか考えておけば、モーターフェーダーの動きもスムーズで普通に使えました。
出力関係のシステムと(ルーティーンは色々可能)、入出力をステレオペアにする設定がわかりにくく感じたので、最初はPCかipadなどでリファレンスマニュアルをいつでも読めるようにしといた方が無難です。
前日に届けて頂けるので、色々繋いで本当に設定できてるか等を確認できると尚良いと思います。
音質にはうるさいのですが、使ってて音質の事が特に気にならず、作業だけに集中出来てたので快適でした。
また次に使うのが楽しみな機材は久々です。
今回は余裕をもってやらなかったのですが、次回はLIVEレコーディングもしてみたいと思います。