手のひらサイズのダイナミズム
高い光学性能、ビルドクオリティ、そして作画の楽しさをボディに凝縮
超広角単焦点20mm F2をIシリーズにラインアップ
ミラーレス時代の交換レンズの新たな価値に挑戦するIシリーズに、開放F値2.0の明るさと高い光学性能をコンパクトな筐体にまとめあげた20mm F2 DG DN | Contemporaryをラインアップします。20mmの広々とした画角を活かしきるため、光学性能においては画質の高さと画面中心から周辺までの均一性を徹底的に追求。超広角ならではの強いパースペクティブを活かした迫力ある表現を画面いっぱい、存分に楽しめます。また、後処理での補正が難しいサジタルコマフレアも良好に抑制。F2の明るさも相まって、風景写真やスナップはもちろん、ひときわ高い光学性能が求められる星景撮影でも実力を発揮します。コンパクトな撮影システムが可能にする身軽さと気軽さ。妥協のない画質とこだわりのビルドクオリティに裏付けられた道具としての満足と愛着。レンズを所有し操作するという体験に新しい価値をもたらすIシリーズのエッセンスが、この20mm F2 DG DN | Contemporaryには凝縮されています。

Iシリーズは、ミラーレスシステムに新たな価値を提案するフルサイズ対応のレンズシリーズです。
撮影システムが小型軽量であることは、ミラーレスの大きなメリットのひとつです。高い光学性能と、一眼レフ機では実現しえなかったコンパクトさとの両立は、新たなシャッターチャンスとの出会いも生み出します。
その反面、携帯端末など撮影の手段がこれほど多様化している現代において、あえてカメラやレンズを所有するということには、単に“撮る”ということ以上の価値が求められているのではないかとSIGMAは考えます。
1961年の創業から積み重ね、2012年からのSIGMA GLOBAL VISIONで洗練された、高い開発力と加工技術を基盤に、道具としての品質、扱う中で感じる感触、そして所有すること自体の喜びに至るまで熟考し、形にした「Iシリーズ」。レンズという存在に今どういった価値を提案できるのか、SIGMA Contemporaryからのアンサーです。
Contemporaryライン新基準の光学性能

20mm F2 DG DN | Contemporaryは、画面中心から周辺まで開放F値2.0における最高レベルの光学性能を実現しています。最新の光学設計技術を基盤に、レンズ構成には高精度グラスモールド非球面レンズを3枚、SLDガラス1枚、FLDガラス1枚を採用することで諸収差を良好に抑制。広い画角の隅々までクリアでシャープな描写を可能にします。さらに、後処理での補正が難しいサジタルコマフレアの抑制に注力することで、高い点像再現性を実現。夜景・星景撮影においても画面全域で精細に描写できます。フレア、ゴーストに配慮した設計に加え、スーパーマルチレイヤーコートとナノポーラスコーティング(NPC)を採用。優れた逆光耐性により、あらゆる撮影シーンに適合します。
高精度グラスモールド非球面レンズを複数枚採用
ガラス材料を高温でプレスすることで成型するグラスモールドの金型表面には、非常に高い精度が求められます。SIGMAでは金型の表面を±5ナノメートル(0.000005ミリメートル)以下の精度で管理する高精度金型を採用。精度の高いグラスモールド非球面レンズが、各収差の良好な補正とレンズ自体の小型化の両立を実現しています。
SIGMA独自のコーティング技術
「ナノポーラスコーティング」
コーティングにはスーパーマルチレイヤーコートに加え、SIGMA独自のコーティング技術「NPC (Nano Porous Coating)」を採用。逆光のような強い入射光に対しても影響を受けにくい設計を行っています。
「NPC (Nano Porous Coating)」では、コーティング材料に多孔質シリカを採用しました。多孔質シリカ層は、内部に空気を含んだナノサイズの穴を形成しています。このサイズの穴を有する事で、屈折率を大きく下げる事が可能となり、これまでの反射防⽌膜に比べて反射率を下げる事が可能です。その結果、フレアやゴーストの原因となる反射光を大幅に低減し、ヌケの良いクリアな画質を実現しています。
Iシリーズ仕様のビルドクオリティ

Iシリーズ共通仕様の金属製の外装を採用しています。切削アルミニウムによるパーツは美しいだけでなく、しっかりとした剛性感と高い耐久性など製品自体の品位向上にも繋がっています。
さらに、操作リングと摺動する内部の構造体にも金属素材を採用。映像専用業務用レンズ“SIGMA CINE LENS”に裏打ちされた高い金属加工技術が可能にする高精度部品が、何度も操作したくなるほどの極上の質感を各操作部において実現しています。フォーカスリングと絞りリングの間に配置されたカバーリングには、Artラインの後部筒にも採用されているヘアライン加工を施しています。このカバーリングの存在がレンズ自体に表情を与えるとともに、レンズ着脱時の指がかりとしても機能します。
手のひらサイズのダイナミズム
20mmの広々とした画角を活かしきるため、光学性能においては解像力の高さと画面中心から周辺までの均一性を徹底的に追求。超広角ならではの強いパースペクティブを活かした迫力ある表現を画面いっぱい、存分に楽しめます。