ATEMハードウェアパネル
最大サイズのパネルで、ATEM Constellationスイッチャーのすべての機能に対応しています。4 M/Eモデルは、40個の入力ボタンをそれぞれ搭載した4列のM/E、および各列用の4つの独立したシステムコントロールLCDを搭載。4 M/E Advanced Panelは、各列のボタンに、ラベルをカスタマイズできる24個のLCDを搭載しています!
ATEM 4M/E Advanced Panel 40

LCDを内蔵した超小型のプロ仕様ハードウェアコントロールパネル
ATEM 1 M/E Advanced Panelはプロ仕様のハードウェアパネルで、ご使用のATEMスイッチャーを正確にコントロールできます。最新の放送テクノロジーを搭載したATEM 1 M/E Advanced Panelは、内蔵LCD、バックライトのカスタマイズが可能な高品質ボタン、プロ仕様のジョイスティック、滑らかな重量感のTバーフェーダーなどを搭載しています。M/Eコントロールのボタンの下にダイナミックスクリーンが付いており、ラベルをカスタマイズできます。
色の変化でステータスを確認できます。また、パワフルなSHIFTボタンによりパネルの2層目をコントロールできるので、さらに10系統の入力にアクセスできます。コンパクトで耐久性に優れたATEM 1 M/E Advanced Panelは、標準の機材ラックに収まるので、中継車やフライアウェイキットでの使用に最適です。
ソースの選択

カメラを瞬時に切り替えてオンエア!
ATEMプロダクションスイッチャーを使用すれば、最先端のライブスイッチングワークフローを実現できます。スイッチャーコントロールパネルに個別に搭載されたプログラム/プレビューバスを使用し、放送中のソースをすばやく正確に切り替えられます。プレビューバスで選択された画面はプレビュースクリーンに表示されるので、次に放送される画面を確認してからCUT/AUTOボタンを押してオンエアできます。プログラムバスでソースを変更すると、瞬時にオンエア映像が切り替わります。
トランジションコントロール
トランジションの選択&カスタマイズ

各トランジションタイプ専用のハードウェアボタンで、トランジションを完全にコントロール!トランジションタイプを選択すると、そのトランジションのオプションがシステムコントロールLCDに表示されるので、複雑なメニューをナビゲートする必要なく、パラメーターを変更できます。
すべて瞬時にアクセス可能です!これにより、複数の方法でスイッチングできます。プレビューバスで新しいソースを選択したら、「CUT」を押してカットトランジション、または「AUTO」を押してミックスやディップ、ワイプ、DVEなどから選択したトランジションを実行できます!
また、プラグラムバスから直接カットすることも可能です。ATEM Advanced Panelには、あらゆるトランジションタイプにアクセスできるコントロールがすべて備わっています。
トランジションスタイル
ミックス、ディップ、ワイプ、DVEなど!

ATEMスイッチャーは膨大な種類のトランジションを提供します!ミックストランジションは、NLEのクロスディゾルブと同様に、ソース間を滑らかにブレンドします。SMPTE標準ワイプも搭載。
ワイプの境界線をソフトにすることで得られる滑らかで幻想的なトランジションは、シンプルなクロスディゾルブと比較してよりエキサイティングです。ディップトランジションはカラーディップ効果に加え、任意のビデオソースにディップすることもできるため、革新的なエフェクトを作成できます!DVEトランジションでは、DVEを使用して前景イメージ全体が動く、クレイジーなトランジションを作成できます!
DVEとメディアプールのスチルイメージを組み合わせれば、グラフィックワイプも作成可能です!Tバーフェーダーは、トランジションの進行を手動で完璧にコントロールできます!
ワイプトランジション
ワイプをエキサイティングなエフェクトに変換!

パラメーターにアクセスし、エキサイティングなエフェクトに変換して、ワイプトランジションをパワーアップ!ワイプパターンはLCDで直接選択できますが、自由にカスタマイズして独自のプロダクションスタイルを作成することもできます。
シンメトリーやソフトネスなどのパラメーターを調整できるだけでなく、カラーボーダーの幅やソフトネスの調整に加え、ワイプのポジショニングも可能です。さらに専用のジョイスティックを使用すれば、ワイプパターンを的確にポジショニングできます!
DVEトランジション
美しいデジタルビデオエフェクト

キーヤーコントロール
グリーンバックを完璧にキーイング!

システムコントロールノブはクロマキーの実行に理想的で、各パラメーターを細かく調整してキーのエッジをクリーンにでき、シームレスなマルチレイヤー合成エフェクトを作成できます。
ソフトウェアコントロールではユーザーインターフェースを見ながら作業する必要がありますが、ATEM Advanced Panelシリーズではコントロールノブを掴んだままキーのパラメーターを調整し、ビデオ出力をリアルタイムで確認しながらシームレスなキーを作成できます。完璧にキーを作成するには、ビデオを見ながらキー設定を微調整することが不可欠です。
フェーダーバー
トランジションを手動でブレンド

素晴らしいライブパフォーマンスには、しばしば手動操作が必要なトランジションが求められます。人間工学に基づいて設計されたTバーが、ライブパフォーマンスの一翼を担い、完璧なトランジションを可能にします!
イベントが盛り上がると、カメラマンや出演者と完璧に同期するよう、トランジションをフィーリングで調整する必要がある場合があります。ATEM Constellationはパフォーマンスの一部であり、プロダクションが進行するにつれ指揮者のようにムードを盛り上げます。
オートトランジション
意図した通りの完璧なトランジション!

フェーダーバーのすぐ下がAUTOトランジションボタンです。AUTOボタンを選択すると、事前に設定したトランジションがすぐに実行されます。
事前にソースおよびトランジションタイプを選択することで、これから実行されるトランジションを常に把握でき、誤った内容がオンエアされる可能性が低くなります。
AUTOボタンによるトランジションは、10250フレームの長さでプログラム可能で、各トランジションの長さはプログラム全体を通して同じになるという利点もあります。
プレビュートランジション
オンエア中に新しいエフェクトをシミュレート

ATEM Constellationのシンプルなフロントパネルとは異なり、ATEM Advanced Panelは非常に便利なプレビュートランジションボタンを搭載しており、トランジションやエフェクトを使用前にシミュレートできます!
プレビュートランジションボタンを使用すると、結果をプレビュービデオ出力またはATEM Constellationのマルチビュー画面に表示できるため、ライブでトランジションを準備する際、誤放送を防ぐのに役立ちます。
プレビュートランジションは、複雑なトランジションやマルチレイヤーキーエフェクトを正確にセットアップできる唯一の方法です。
フェード・トゥ・ブラック
プログラムの終わりをスタイリッシュに!

搭載されたFTB(フェード・トゥ・ブラック)ボタンで、スイッチャーの全出力をコントロールできます!FTBを選択すると、プログラム出力は事前に設定されたトランジション速度で徐々に暗くなります。
FTBは全処理の後に適用されるので、すべてのビデオレイヤーが同時にフェードアウトします。FTBをトリガーすると同時にオーディオをフェードアウトさせることも可能です。
これは、プログラムの開始時や終了時、あるいはCMに切り替わる際のフェードアウトに大変便利な機能です。FTBには誤操作を防ぐためのボタンガードも付いています!
ジョイスティック
DVEを的確にコントロール

ジョイスティックを使用して画面上のエレメントを動かせます!完全な3軸コントロールで、ワイプパターンのX、Y、Z位置およびATEM ConstellationのDVEの位置を調整できます。
ジョイスティックでのDVEコントロールは、ビデオにライブ映像を重ねる際に最適です。サイズの調整、上下左右のポジショニングを行って完璧なピクチャー・イン・ピクチャー・エフェクトを実現してください!
ジョイスティックでDVEを動かして、開始と終了のキーフレームにおけるDVEの位置を設定し、独自のアニメーションDVEを作成することも可能です。
システムコントロール
スイッチャー設定をメニューから変更!

システムコントロールLCDを使用して、ATEM Advanced Panelからスイッチャーを完全にコントロールできます。各システムコントロールLCDに、直接アクセスできるキーパッド、各機能用のボタン、LCD、ソフトノブおよびボタンを搭載。
キーパッドボタンを押して大型LCDにパラメーターを表示し、ソフトボタンおよびノブを使用して各設定を変更できます。
驚くほど簡単でスピーディです!数百におよぶスイッチャーパラメーターは、キーヤー、トランジション選択、DVE、カラージェネレーター、スイッチャーのビデオフォーマット、マルチビュー設定、入力ボタンのマッピングなどに対応しています!
10個までのパネル設定をパネル内に保存し、呼び出すことが可能です!2 M/Eモデルは2つのシステムコントロールメニュー、4 M/Eモデルは4つのシステムコントロールLCDを搭載しており、それらは完全に独立しています!
ボタンひと押しでビデオ出力を変更

入力ボタンに加え、各M/E列にはビデオをルーティングして処理したり、Aux出力に送信するソースを選択したりできる専用の選択バスがあります。
多数のAux出力があるため、SDIルーターのように、あらゆるソースをあらゆる出力に選択できます。M/E列ボタンの上の便利な位置にある選択バスでは、ボタンひと押しでソースを切り替えられるので、非常にスピーディに使用できます。
各ボタンのソースを確認できるラベルもあります。さらに選択バスでは、キーヤーやDVEなど内部処理の入力も直接選択できます。信号の内部ルーティングまたはAux出力経由のルーティングを瞬時に実行できるのは、選択バスだけです!
メディアプレーヤー
内蔵グラフィック&タイトルの管理

メディアプール内のスチルは、パネルのLCDメニューで選択できます。さらにメディアボタンを押してメディアプレーヤーにアクセスすれば、メディアプレーヤーにビデオソースとして送信されるメディアプール内のイメージを変更できます。
ロードされたスチルは、メディアプールのイメージリストをスクロールして自由に選択できます。これらのイメージは、各イメージのオリジナルファイル名でリスト表示されます。
つまり、スチルやタイトルの変更は作業中のパネルですばやく実行できるため、タイトルを変更するためだけにコントロールパネルを切り替える必要はありません。
パワフルなカスタムマクロ
ボタンひと押しでマクロを実行!

ATEM Advanced Panelのもうひとつの利点が内蔵マクロです。独自のマクロを極めて簡単に記録し、ボタンひと押しで再生をトリガーできます。
つまり、スイッチングを行うハードウェアパネルからマクロをトリガーできるため、マクロを実行するためにコンピューターを使用する必要はありません。
マクロはATEM Constellationに保存されるため、マクロを編集・修正すると、その変更は接続されたすべてのハードウェア/ソフトウェアコントロールパネルに反映されます。複数のマクロをセットアップして、各マクロボタンでトリガーできます。各ボタンの下にある細いLCDには、それぞれのボタンに割り当てられたマクロ名が表示されます。
カスタマイズ可能なコントロールオプション
ATEMスイッチャーを世界中どこからでもコントロール!

ATEM Constellationは標準イーサネット接続に対応しているため、遠く離れた場所からでもリモートコントロールが可能です。
ATEM Advanced Panel、ATEM Camera Control Panel、ATEM Software Control(Mac/Windows対応)はすべてイーサネットでATEM Constellationに接続できるので、これらのパネルを必要に応じて自由に組み合わせ、自分にとって理想的なコントロールセットアップを構築できます。
つまり、複数のパネルをすべて同時に並行して動作させることが可能です。これらのパネルを使用する場所に制限はないので、ATEM Constellationを世界中どこからでもコントロールできます!
ATEM 4M/E Advanced Panel 仕様
接続
ビデオ入力合計
40(Ultra HDまで)/ 10(8K)
ビデオ出力合計
28(Ultra HDまで)/ 7(8K)
Aux出力合計
24(Ultra HDまで)/ 6(8K)
SDIレート
1.5G、3G、6G、12G
オーディオ入力合計
バランス(1/4インチジャック) x2、32ステレオチャンネルBNC MADI入力 x1
オーディオ出力合計
バランス(1/4インチジャック) x2、32ステレオチャンネルBNC MADI出力 x2
タイムコード接続
未対応
リファレンス入力
3値シンクまたはブラックバースト
ビデオ入力再同期
全40入力
フレームレート/フォーマットコンバーター
全40入力
SDIビデオ入力
40(10-bit 720p、1080i、1080p、2160p)と10(4320p)で切替可能
その他のオーディオ出力
5ピンXLRトークバック x1
SDIオーディオ出力
全出力でSDI出力に2chエンベデッド
その他のオーディオ入力
5ピンXLRトークバック x1
SDIプログラム出力
24のSDI出力のいずれか
ダウンコンバートSDIプログラム出力
未対応
SDIプレビュー出力
24のSDI出力のいずれか
マルチビュー総数
4(Ultra HDまで)/ 1(8K)
SDIマルチビュー出力
4
HDMIマルチビュー出力
未対応
コントロールパネル接続
イーサネットは10/100/1000 BaseTをサポート。パネルと筐体を直接、またはネットワーク経由で接続。
内部タイムコードジェネレーター
対応
タリー出力
Blackmagic Design GPI and Tally Interfaceをイーサネット接続で追加。(同梱されていません。)
コンピューターインターフェース
USB 2.0 x1

フォーマット
SDビデオフォーマット
未対応
HDビデオフォーマット
720p50、720p59.94
1080i50、1080i59.94
1080p23.98、1080p24、1080p25、1080p29.97、1080p50、1080p59.94
Ultra HDビデオフォーマット
2160p23.98、2160p24、2160p25、2160p29.97、2160p50、2160p59.94
8Kビデオフォーマット
4320p23.98、4320p24、4320p25、4320p29.97、4320p50、4320p59.94
SDI規格
SMPTE 292M、SMPTE 296M、SMPTE 424M、SMPTE 425M Level A/B、SMPTE 2081-1、SMPTE 2081-10、SMPTE 2082-1、SMPTE 2082-10、SMPTE 2082-12
ビデオサンプリング
4:2:2
色精度
10-bit
カラースペース
REC 601、REC 709、REC 2020
SDI自動切替
3G SDI Level AおよびB/6G SDI/12G SDIを自動検出、8Kモードでは2SIが必要
製品仕様
アップストリームキーヤー
クロマ/リニア/ルマキー x16(Ultra HDまで)/ x4(8K)
ダウンストリームキーヤー
4(Ultra HDまで)/ 2(8K)
Advanced Chroma Keyer
16(Ultra HDまで)/ 4(8K)
トークバック
対応
ミックスマイナス
対応
リニア/ルマキーヤー
21(Ultra HDまで)/ 7(8K)
トランジションキーヤー(スティンガー/DVE)
スティンガー x4、DVE x4
レイヤー数
28(Ultra HDまで)/ 7(8K)
パターンジェネレーター
21(Ultra HDまで)/ 9(8K)
カラージェネレーター
2
3Dボーダー、ドロップシャドウ付きDVE
4(Ultra HDまで)/ 1(8K)
コントロールパネル
フロントパネルでの緊急スイッチング、ソフトウェアまたはオプションのハードウェアパネル
ルーティング可能ウィンドウ
64(Ultra HDまで)/ 16(8K)
タリー
赤はプログラム出力、緑はプレビュー出力
ウィンドウソース・ラベル
対応
マルチビューモニタリング
マルチビューモニタリング
16マルチビューパターン x4(最大64ビュー)
マルチビュー・ビデオフォーマット
HD/Ultra HD/8Kから選択
メディアプレーヤー
メディアプレーヤー
4(Ultra HDまで)/ 1(8K)
チャンネル
各メディアプレーヤーにフィル&キー
メディアプールのスチルイメージ容量
フィル&キー x64(Ultra HDまで)/ x24(8K)
メディアプールのクリップ容量
フィル&キー x4(Ultra HDまで)/ x2(8K)
メディアプレーヤーのクリップ最大フレーム数(720 HD)
3200フレーム
メディアプレーヤーのクリップ最大フレーム数(1080 HD)
1600フレーム
メディアプレーヤーのクリップ最大フレーム数(Ultra HD)
400フレーム
メディアプレーヤーのクリップ最大フレーム数(8K)
100フレーム
メディアプールのスチルイメージフォーマット
PNG、TGA、BMP、GIF、JPEG、TIFF
メディアプールのビデオファイルフォーマット
TGAシーケンス
メディアプールのオーディオファイルフォーマット
WAV、MP3、AIFF
ディスプレイ
インターフェース
モニターの最低解像度 1366 x 768
フロントパネル
内蔵HD LCDモニター(ビデオ用)、42個のLEDボタン(設定および緊急スイッチング用)、8個のソースボタン、4個のトランジションボタン、6個のトークバック選択およびミックスボタン、メニューコントロールノブおよび設定ボタン、フロントパネル・ロックボタン
処理
処理遅延
7ライン未満(Ultra HDまで)/ 10ライン(8K)
オーディオミキサー
156chミキサー
On/Off/Audio-Follow-Videoを選択可能。
レベルおよびピークを測定。
マスターゲインコントロール。
6バンドのパラメトリックEQ、各種ダイナミクス(エクスパンダー、ゲート、コンプレッサー、リミッター)
ダウンコンバージョン
未対応