Blackmagic Design ATEM Studio Converterとは
Blackmagic Design ATEM Studio Converterは、シングルモード光ファイバーケーブルを介して最大4台のカメラと接続し、双方向の映像・音声伝送、トークバック、タリー信号を統合管理できる1RUラックマウント型のコンバーターです。別売のATEM Camera Converterと組み合わせることで、メーカー公称値として最長45km(障害物がない条件)の長距離伝送に対応し、各カメラの映像をSDI信号に変換してスイッチャーへ送出します。本体にはスピーカーやマイク入力、PTTボタンを搭載しており、大規模な中継や中・長距離のマルチカメラ中継において、オペレーターと各カメラマンのスムーズな連絡環境と配線の簡素化を同時に実現します。
この商品がおすすめの人
- 中長距離のマルチカメラ配信を行う方:同軸ケーブルでは届かない広大な会場や野外で、光ファイバーを用いた長距離配線を行いたい方に適しています。
- カメラマンとの通話環境を一本化したい方:映像・音声・タリー・トークバックを1本のケーブルラインでまとめて運用したい制作チームに最適です。
- ATEMスイッチャーと連携したスタジオ構築をしたい方:スイッチャーからのプログラム返しやタリー信号を効率よく各カメラへ送出したいオペレーターに向いています。
おすすめの用途
- 映像伝送:広大なスタジアムや大型ホールなど、通常の同軸ケーブルでは減衰が懸念される長距離間での高品質な映像送受信に適しています。
- マルチカメラ撮影:最大4台のカメラ映像を一箇所に集約し、各カメラマンと連絡を取り合いながら進行する撮影に最適です。
- ライブプロダクション:プログラム映像の返しやタリー表示、通話を連動させ、リアルタイムのスイッチング演出を円滑に進行できます。
- 映像信号変換:カメラ側から光ファイバーで送られてきた信号を、スイッチャー等の入力に必要なSDI信号へと確実に変換・出力します。
Blackmagic Design ATEM Studio Converterをレンタルする際の注意点
レンタル前に確認したいこと
- 本機はスタジオ側のベースステーションとして機能します。カメラ側と接続して光伝送を行うには、カメラ側にATEM Camera Converterなどの対応端末が別途必要です。
- 光ファイバーの接続端子はLCコネクタ(シングルモード・1310nm)を採用しています。マルチモード光ファイバーやSC・STコネクタのケーブルは直接接続できません。
スペック・機能上の注意点
- トークバック信号は、SDIエンベデッドオーディオの15ch・16chを使用してやり取りされます。スイッチャーやシステム側のオーディオ割り当て設定にご注意ください。
- タリー機能を利用するには、スイッチャーのプログラム出力(またはAUX出力)を本機のSDIプログラム入力にループバック接続する必要があります。
- 本機にはスピーカーおよびマイク入力が内蔵されていますが、騒音のある現場で確実に通話を行う場合は外部ヘッドセット(航空機用ヘッドセット等)の接続をご検討ください。
使用前に準備・確認したいこと
- カメラ番号の割り当てや各種オーディオレベルの設定を行うため、事前にPC(Mac/Windows)へ「Converter Utility Software」を準備し、USB接続での確認を推奨します。
- 光ファイバーケーブルの接続端子部分にホコリやゴミが付着すると信号が減衰・遮断されるため、接続前に端子面の状態を確認し、適切に取り扱ってください。
レンタル商品に含まれていないもの
- 別途必要:カメラ側コンバーター — カメラの映像信号を光ファイバーに変換・伝送するために、カメラ側に設置する対応機器(ATEM Camera Converterなど)がカメラ台数分必要です。
- 別途必要:BNCケーブル(HD-SDI) — スイッチャーへのSDI映像出力やプログラム返しの入力を行うために必要となります。
- 利用条件によって必要:航空機用ヘッドセット — 周囲の音が大きい現場でトークバック機能を利用する場合に必要となります。
- 利用条件によって必要:設定用パソコン — 各チャンネルのカメラ番号や詳細なオーディオレベルをユーティリティソフトから調整する場合に必要となります。
おすすめオプション
Q: Blackmagic Design ATEM Studio Converterを使用するために特別な資格や知識は必要ですか?
A: 特殊な国家資格等は不要ですが、光ファイバーケーブルの取り扱い(端面の清掃や極端な曲げへの注意)およびATEMスイッチャーの基本的なルーティング設定に関する映像技術の基礎知識が必要です。
Q: 本機とカメラを接続するための光ファイバーケーブルはレンタルセットに含まれますか?
A: 基本セットにはコンバーター本体と電源ケーブルのみが含まれるのが一般的です。使用環境に応じた長さのLC-LCシングルモード光ファイバーケーブルや対向側のCamera Converterは、別途レンタル品として追加していただく必要があります。
Q: SDIケーブルでの伝送と比較して、光ファイバー接続の最大延長距離はどのくらいですか?
A: 一般的なSDIケーブルが約100m程度で信号減衰の限界を迎えるのに対し、本機とシングルモード光ファイバーを使用した場合、最大約45km(28マイル)という極めて長距離の映像および音声伝送が可能です。
Q: トークバック機能を使用するために別途用意すべきアクセサリは何ですか?
A: フロントパネルの端子に接続するための航空機用ヘッドセット(Bose A20など)、または標準的なPC用マイク付きヘッドセット(変換プラグが必要な場合があります)をご用意いただく必要があります。
Q: AJA FiDOなどの他社製光ファイバーコンバーターと比較してどのような違いがありますか?
A: AJA FiDOが純粋な映像・音声の光電変換に特化しているのに対し、本機はATEMシステム専用のタリー信号やトークバック(双方向音声)の重畳伝送機能が組み込まれている点が最大の違いです。
Q: 電源はどのように供給されますか?屋外での使用にバッテリー駆動は可能ですか?
A: 本機は110-240V AC電源を内蔵しており、コンセントからの給電が基本となります。バッテリー駆動には対応していないため、屋外で使用する場合はポータブル電源や発電機が別途必要です。
Q: レンタル期間中にリハーサルが長引いた場合、利用途中で期間を延長することはできますか?
A: はい、次の予約が入っていない場合に限り、マイページまたはお電話からの申請でレンタル期間の延長が可能です。延長料金は日割りで計算されますので、スケジュール変更が判明した時点でお早めにご連絡ください。
Q: ATEM Camera Converterがなくても、直接サードパーティ製のカメラと光ファイバーで接続できますか?
A: いいえ、本機は対向側にATEM Camera ConverterやTalkback Converterなど、互換性のあるBlackmagic Design製の光ファイバー機器を接続することを前提としており、カメラ単体とは直接接続できません。
画像センサー: 該当なし(映像伝送コンバーターのため)
レンズ: 該当なし(映像伝送コンバーターのため)
ビデオ入力: 10-bit SD/HD切替可能 SDI ×4系統
ビデオ出力: 10-bit SD/HD切替可能 SDI ×4系統
光ファイバー接続: LCコネクタ、1310nm シングルモード光ファイバー ×4系統
対応ビデオフォーマット: 525i59.94 NTSC、625i50 PAL、720p50/59.94/60、1080i50/59.94/60、1080p23.98/24/25/29.97/30/50/59.94/60
オーディオ入力: 航空機ヘッドセット用マイク入力(0.206インチTRS)、PCヘッドセット用マイク入力(0.14インチTRS)、フロントパネル内蔵マイク
オーディオ出力: 航空機ヘッドセット用ステレオ出力(0.25インチTRS)、PCヘッドセット用ステレオ出力(0.14インチTRS)
防水性能: 非搭載(屋内または保護された環境での使用を推奨)
バッテリー: 非搭載(内蔵AC電源による駆動)
電源: 110-240V AC入力(IEC電源ケーブル対応)
ストレージ: 該当なし(記録機能非搭載)
サイズ: 幅482mm × 奥行き142mm × 高さ44mm(1Uラックマウントサイズ)
重量: 約1.48kg
動作温度範囲: 0°〜40°C