BlackmagicDesign Ultimatte 12とは
BlackmagicDesign Ultimatte 12は、Ultra HDおよびHDに対応した放送品質のリアルタイム合成プロセッサー・ハードウェアキーヤーです。優れたカラーサイエンスと高度なイメージ処理アルゴリズムを搭載し、髪の毛のエッジや影、さらには色付きガラスのような半透明オブジェクトまで自然に切り抜くことができます。12G-SDIに対応し、最大2160p60の高解像度映像をリアルタイムでキーイング可能。スタジオ収録や生放送において、従来のスイッチャー内蔵キーヤーを大きく上回るフォトリアルな合成を実現したい現場の選定に適しています。
この商品がおすすめの人
- バーチャルプロダクション・スタジオ配信の制作者:グリーンバックの反射(スピル)やエッジの破綻を抑え、最高品位のリアルタイム合成を行いたい方。
- 生放送の現場担当者:リダンダント電源を備え、Ultra HD 60pまでの生中継を高信頼性かつ低遅延で運用したい方。
- マルチカメラ運用を行う技術者:カメラごとの画角や色味の違いに合わせて個別に精細なキー設定を行いたい方。
おすすめの用途
- クロマキー合成:高度なサブピクセル処理とリアルレイヤーモードにより、半透明のオブジェクトや細い髪の毛も背景と自然に馴染ませることができるため。
- クロマキー撮影:均一でないライティングのスタジオ環境でも、独立したカラー処理によって破綻の少ないキーイングが可能なため。
- 放送:12G-SDI対応でHDからUltra HDへの移行に柔軟に対応し、二重化電源による安定動作が求められるオンエア環境に適しているため。
- ライブプロダクション:遅延を極限まで抑えたハードウェア処理により、スポーツやニュースの生中継で即座にグラフィックや背景を合成できるため。
- 映像制作:ポストプロダクションの手間を削減し、撮影現場で完成イメージをリアルタイムに確認・出力しながら収録を進められるため。
BlackmagicDesign Ultimatte 12をレンタルする際の注意点
レンタル前に確認したいこと
- 本体前面には詳細な設定操作用ボタンやディスプレイがないため、PC(Ultimatte Software Control)または専用コントローラーによるネットワーク経由の制御が前提となります。
- 入出力端子はBNC(SDI)端子のみです。民生用カメラやPC画面などHDMI機器を接続する場合は、別途信号変換コンバーターが必要です。
スペック・機能上の注意点
- SD/HD/3G/6G/12G-SDIマルチレートに対応していますが、フォアグラウンドやバックグラウンドなどの各入力信号の解像度・フレームレートが一致している必要があります。
- 電源は110-240V AC入力が2系統(リダンダント電源)用意されています。放送事故防止のため、長時間の生配信などでは別系統のコンセントからそれぞれ給電することを推奨します。
使用前に準備・確認したいこと
- 初回接続時やネットワーク環境変更時には、USB接続にて「Ultimatte Setup」ユーティリティを立ち上げ、筐体のIPアドレス設定を行う必要があります。
- キーイングの精度を最大限に引き出すため、事前のスタジオライティング調整およびグリーンスクリーンのシワ・ムラの確認を行ってください。
レンタル商品に含まれていないもの
- 別途必要:BNCケーブル(HD-SDI) — カメラ映像(フォアグラウンド)、背景映像(バックグラウンド)、プログラム出力モニター等の接続に必要です。
- 別途必要:LANケーブル — 本体のIP設定や、PCソフト・外部コントローラーからのリモート制御を行うために必要です。
- 利用条件によって必要:操作用PC — 専用ハードウェアコントローラーを使用せず、ソフトウェアから設定・キー調整を行う場合に必要です。
- 利用条件によって必要:HDMI to SDIコンバーター — HDMI出力のみのカメラやパソコン映像を入力ソースとして利用する場合に必要です。
おすすめオプション
Q: 使用に資格や専門知識は必要ですか?
A: 特別な資格は不要ですが、放送機器レベルのSDIルーティングの知識と、クロマキー合成に関する基本的な理解が必要です。専用ソフトウェア等から詳細なパラメータ調整を行うため、事前にマニュアルを確認しテスト時間を設けることを推奨します。
Q: レンタルセットには何が含まれますか?
A: 本体、専用AC電源ケーブルが含まれます。カメラやスイッチャーと接続するためのSDIケーブル(BNC)や、設定操作に必要なPC、ネットワークケーブルは別途ご用意いただくか、追加でレンタルが必要です。
Q: ソフトウェアのクロマキー機能と比較してどう違いますか?
A: OBSやPremiereなどのソフトウェア処理と比較して、専用ハードウェアによる処理のためPCのリソースを消費せず、1フレーム未満の超低遅延(ゼロ・レイテンシー)で合成が完了します。また、スピル抑制やエッジ処理のアルゴリズムが放送局品質です。
Q: ATEMシリーズのスイッチャーと組み合わせて使用できますか?
A: はい、完全に互換性があります。各カメラの映像を本機で個別にキーイング処理した後、合成済みの映像(またはフィル&キー信号)をATEMスイッチャーに入力してスイッチングするワークフローが一般的であり、非常に相性の良い構成です。
Q: グリーンバック以外のブルーバックなどでも使用できますか?
A: はい、使用可能です。グリーンバック、ブルーバックはもちろん、レッドバックなど特定の色を背景として指定することができます。被写体の衣装や商品の色に合わせて、最適な背景色を選択して高精度な合成を行うことができます。
Q: 映像入力の遅延(レイテンシー)はどのくらい発生しますか?
A: 本機はハードウェアベースで処理を行うため、遅延は数ライン(1フレーム未満)とほぼゼロ・レイテンシーです。そのため、ライブ配信やeスポーツ大会など、映像と音声の同期(リップシンク)がシビアに求められる現場でも安心してご利用いただけます。
Q: 別途用意すべきメモリカード・バッテリー・アクセサリは?
A: 本機はAC電源駆動のラックマウント機器のためバッテリーやメモリカードは不要です。ただし、映像入出力用のSDIケーブル、設定用のLANケーブルとPC(無償のコントロールソフトを使用)、必要に応じてリファレンス信号発生器をご用意ください。
Q: 利用途中でレンタル期間を延長できますか?
A: はい、次の予約が入っていない場合に限り、オンラインのマイページから手続きを行うことでレンタル期間の延長が可能です。リハーサルで設定を追い込むために追加の日数が必要になった場合など、柔軟に対応できますのでお早めにご確認ください。
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