いつもパンダスタジオレンタルをご利用いただき、ありがとうございます。自称「三脚ソムリエ」のスタッフの櫻井です。動画撮影用に最適な三脚がありますので、おすすめ動画用三脚3種類を違いの説明をしながら、分かりやすく紹介したいとおもいます。
最近はビデオカメラだけでなく、キヤノンEOSシリーズをはじめとする一眼レフカメラや、SONY αシリーズやPanasonicルミックスGシリーズといったミラーレスデジカメ等でも動画撮影することがふえています。パンダスタジオでは、三脚レンタルに力をいれているので、三脚レンタルの品揃えを増やしていくだけではなく、動画用三脚に関してもしっかり説明をして、上手な三脚選びのお手伝いをいたします。
初回は「動画用三脚と写真用三脚の違いに関して」説明をして、前回は「動画用三脚の仕様の見方」に関して説明いたしました。今回は3回目のトピックとして、「実際にどの三脚を選べばよいか」について説明させていただきます。
この記事の内容
動画用三脚の比較について
例として日本では老舗のメーカーであるLibec(リーベック)のエントリー三脚システム「650EX」「TH-X」「TH-Z」の3機種を例に出したく思います。価格コム様のサイトから比較対象として3機種のスペックを抜粋しました。
▲動画用三脚の比較表
3機種ともカウンターバランス、トルク切替に関しては固定ですので、ヘッドの使用感はあまり変わりません。動画用三脚ヘッド特有の粘り感を体感することができます。しかしながらパッと見て似たような外観や性能ですので、それぞれのモデルが何が違うのか説明をいたします。
動画用三脚の違いについて
第1位 TH-X
世界最軽量クラスの動画用三脚でありながら、耐荷重は4㎏と650EXより向上。ヘッド底面はフラットになっており、TH-Xのヘッドはスライダーやフォト用三脚にも取り付け可能。置きカメラ用三脚としても優秀ですし、そこまでシビアでないカメラ操作が求められる現場であれば、これで問題なく利用可能です。機能と価格のバランスを取るのであれば、文句なしにこのモデルです。
第2位 650EX
コストパフォーマンス重視の方へ。ヘッドをあまり操作せず、置きカメラで使用するのだったらよいと思います。おすすめ3機種の中でも、もっとも安価にレンタルすることができます。
第3位 TH-Z
TH-Xの機能は搭載しつつ、耐荷重が5㎏に向上。水準器にLEDライトが搭載されており、暗いところでも水平がとりやすいです。汎用性が高い75mmボールヘッドなので、他社三脚にも取り付け可能です。さらにスライダーのALX S4等と組み合わせて、スライダー三脚システムとして運用可能です。将来的に良いカメラ、良い三脚にステップアップをするのであれば、汎用性が高いこのモデルを推奨します。
上記の違いを踏まえて、借りる三脚を選択いただければと思います。
パンダスタジオでは動画用三脚の特価販売中です!
また、今回ご紹介した「650EX」、「TH-X」、「TH-Z」はパンダスタジオレンタルでも特価で販売もしておりますので、一度レンタルして気に入りましたら、ぜひご購入を検討してみてください。
動画用三脚はほとんどが海外製ブランドの中で、Libecブランドを持つ平和精機工業様は国内では珍しい三脚メーカーです。購入後の安心サポートを考えれば、国内メーカーでサポートやアフターケアのしっかりしたLibec製の三脚を推奨いたします。
今回のブログで触れたスライダーなどは以下の通りです。
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