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NDIとは(NDIの基礎をビデオで解説)


最終更新日:2023年3月27日

はいみなさんこんにちは、パンダスタジオの中村です。
今回はですねこちら 、NDI、ネットワークデバイスインターフェイスについて説明します。

まずはですね、簡単なところから概要をご紹介します。

NDIとはローカルエリアネットワーク 、LANを介してビデオを共有可能にする、NewTekによって開発されたロイヤリティフリーの規格です

複数のビデオシステムが IP を介して相互に識別可能、リアルタイム でエンコードされ高品質、低レイテンシで送受信を可能にします。この NDIのエンコードアルゴリズムは解像度とフレームレートに依存しません。という特徴があります

まずは、このNDIでつないでみたいと思います。NDI は HDMIや SDIのケーブルを必要としません。

こういったLANで、LANケーブルで映像が乗ってきますからLAN上に、今回はTricaster Mini Adovanceモデル、 NDI対応のモデル、と、LANに接続した iPhone に、NDIカメラというアプリを入れまして、NDIで映像を出してみたいと思います。iPhone の映像をLANで送っていくということを試してみたいと思います。
で実際に試した時の映像がこちらですね


まず、LANに繋いでない状態だと、この入力ソース、普通に何もないです。1234と、通常のビデオの入力ソースだけが表示されます。

でこの状態から、 lan ケーブルをつなぎまして、カチッとつなぐと、Tricaster Mini の方で NDIのソース、iPhone を認識します。

そうしますと、INPUTの入力ソースのところに、さっきと違って iPhone というが出てきました。
僕のiPhoneの名前が、「iPhone」なんでそれが表示されています。入力ソースにこれを選ぶとiPhone のカメラで映した映像が出てくるという形になります。


こんな形でですね 、NDI対応のビデオソースを同じ LANに繋げば、すぐに認識してくれると。全然ややこしくない、すごくいい感じの通信の方法というか、入力ソースを増やす方法という形になりますね。全部LANケーブルでできるんで、ケーブルをゴチャゴチャ増やさなくていいというメリットがあります。

この仕組みのためにはですね、 ip ネットワークを介してビデオストリームを送受信するためには、ビデオをサポートするアプリケーション、今回の場合は iPhone に入れた NDIカメラというビデオを送るアプリケーションが、ビデオを探している受信アプリケーション(トライキャスターミニですね)、これを検出できるようにする必要があります。誰と誰が通信するんだってのが分からないとね、自動で通信できません。

NDI はホスト名をローカルエリアネットワークLAN 経由でIPアドレスに解決し、自動的に実行します。

NDI を受送信するアプリケーションを起動するとNDIを 受信できるデバイスが即座に認識されるようになります、これはどういう仕組みでやっているか、すごくざっくり言いますと 、mDNS マルチキャストというものを使っています


ビデオを出す奴から、マルチキャスト、通常は、ユニキャストと言っても宛先が指定してあるわけです。こことここみたいな感じですね。

マルチキャストっていうのは、ネットワーク上にいる同じサブネットにいるやつに全て通信します。
この例だと1台しかないんでアレなんですけど、他にもいっぱい端末がいたとしても全員にですねメッセージ送りつけるわけです。

そうするとサーブネット上のすべてのNDI受信マシンによって認識されます、なのでこのカメラ、今回はトライキャスターが1台しかないけど、例えば5台いたとしてもね、このカメラが、「自分は iPhone って名前でビデオを送れますよ」というのをすべての端末に送ります。すべての端末がアイツあそこにいるんだなと認識できる。

マルチキャストで同じサブネットに全部送るんで、同じネットワークにつながってさえいれば、面倒な設定、あいつと通信するとか、送信先IPアドレスを設定しなくても認識できる、ということを実現しているわけです。逆に言うと、同一サブネットに送信しているので、サブネットを超えていくことができません。


例えばこれが、インターネットにつながったとしてもインターネット方には出て行かないし、社内LANとかで、なんかここにルーターがあったりするよう場合は、これも飛んでいかない、それから受信する端末が、NDI対応のなんか配信ソフトとかだったり、パソコンの上にに乗ってるような奴だったりして、そのパソコンにちょっと強力なアンチウイルスソフトが載ってたりするとこのマルチキャストを受けない設定になるかもしれないので、注意が必要です。


トライキャスターミニの場合でも、この DNSマルチキャストをちゃんと受けられない場合があります。
ネットワーク繋いだ時にトライキャスターは中身Windows ですから、こういう Windows でおなじみのネットワークの設定があります


で新たなネットワークに参加した時に通常の設定はこのパブリックネットワークという、制限の厳しいものになっています。まあ公的な場所のネットワークに繋いだ場合の設定なので、ちょっとファイアウォールが強めなんです。余計なものに侵入されないようになっているわけですね。

ただ、 mDNS のマルチキャストも弾いちゃう可能性がある、あるいはビデオストリーム弾いちゃう可能性があるので、
これではなくて社内ネットワークか、ホームネットワークに設定してください、という風になっています。


今これはトライキャスターの画面で、 Windows の画面に行きました

ネットワークつなぎました。LANケーブル繋いだよっていう状態ですね繋いだ状態で特に設定してないと、ここがパブリックになってますから、これをクリックして、社内ネットワークとかにして設定変更しましょう。こういう風にしないと NDIソースを正しく認識できない場合がありますよということですね

というわけで今回はNDIの基礎、基礎中の基礎NDIってどういうものか、みたいな話でした

 

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