今回はカラーホイールについてご紹介を致します
カラーのページで一番基礎となる機能、このカラーホイールですけれども、リフト、ガンマ、ゲイン、オフセットという4つのパラメーターがございます
今回はこのパラメーターがどうゆう機能を持っているのかということをご紹介いたします
使う素材はこちらです
ログの素材ですので、最初にカラコレをして、色を整える必要があります
右下の波形、このスコープ見ていただくと分かりやすいんですけれども全体的にデータが中央の部分によってしまっていて
ハイライトですとかブラックのデータがほとんどない状態となります
ですので明るさのコントラスをつけるというのも必要ですし、色のコントラストをつけるということも必要になります
リフト、ガンマ、ゲインの概念
リフト、ガンマ、ゲインの概念をよりご理解いただくために、今回はこの素材を使う前に
ライブのジェネレーターを使って、グレースケールを使って説明をしてみたいと思います
タイムラインに挿入しまして、これこのままカラーページに行きますとグレースケール、クリップとして出てきませんので右クリックをしまして新規複合クリップを選びます
そしてカラーのページにいきます。
そうすると今作った新規複合クリップ、グレースケールが表示されています
スコープで見てをいただいても、絵で観ていただいてもわかるんですけども、
左がブラック
右が白ということで、
スコープで見ても左がゼロ、ブラックですね
右が白となっています。
これスコープ RGBという風になっていますけれども
red green blue それぞれ同じ値になっていますので結果的に白黒の動画になっております。
ではカラーホイール、リフト、ガンマ、ゲインを見ていきたいんですけれども
一番最初に、この色が付いたところ、カラーホイール部分、目が行きがちなんですけれどもそれと同じくらい重要なパラメーターがこの下マスターホイールになります。
これ左と右に動かすことで動作をさせることができますけれども例えばリフトを動かしてみましょう。
リフトのこのマスターホイールを右に振ってみます
そうするとブラックの部分が明るくなっていくというのがおわかりいただけると思います。
左のほうに振っていきます。
そうすると今度はブラックが下がっていきます
パラメーターを戻すには、この戻るマークを押します
ガンマ見てみましょう、今度ガンマ
右に振ります。
そうすると真ん中の部分よりちょっと下の部分が膨らんでいく、中間部分が膨らんでいく、というのがお分かりいただけます
そして今度は逆にへ振ってみますと今度は中間部分が下がっていくという状態になります
今度、これをまたイジェクトしまして、ゲインを見てみましょう。
ゲインは今度はホワイトの部分後ろの部分を中心に、上下に動いていくというのがおわかりいただけると思います
御覧頂いて分かるようにリフト、ガンマ、ゲインというのは簡単に言うと
リフトが暗部の調整、
ガンマが中間部分の調整、
ゲインがハイライト部分の調整
となっております。
ただ注意していただきたいのがリフト動かした時に暗部を中心に動くんですけれども
実は他の部分も一緒に動いているということですね。
イメージとしてはこのブラックの部分を基点として暗部を上下に引っ張ってるような感じですね
なので例えばリフト、右方向に振りますと暗部上がっていくんですけれどもそれに合わせて他の部分一緒に上がっていきます。
そして実際の映像見てけていただいたときにはこのように全体的に白っぽい良い映像になります
そしてもう一個の注意点はリフトを動かした時にハイライトの部分
この右上部分ですね、これは絶対に動かないということですね。
このようにリフトを上下に動かしたときにも必ず白ですね、白の一番ハイライト部分は一切動かないということになります
ゲインで観ていただいても同じですね。
ゲインはリフトの反対です。ハイライト部分が上下に動きます
そしてそれに合わせて他の部分、ちょっと明るいところ、中間部分、ちょっと暗いところ、すべて一緒に動いていきます
一番動く幅が大きいのはハイライトとなります。
ただこの場合にもゼロの部分ブラックの部分は一切動きません。
ですのでどんなにハイライトを持ち上げたとしてもブラックは必ずブラックのまま残り続けるということになります
ガンマの場合にはハイライトとブラック、これで言うと0と1023の部分が常に同じ値
どれだけ下げても中間部分が下がっていくだけ
どれだけあげても中間部分が上がっていくだけとなります
ですのでハイライト、ブラックこの両者は固定ということになります
イメージとしてはこの図が分かりやすいと思います。
これはリフト、ガンマ、ゲインがどの部分を操作するかということを示した図なんですけれども
左のリフトこれはブラックを中心にいい動かすというのがわかります
ただブラックだけじゃなくて中間のグレーのところも動いています
動いてないのは右のハイライト部分のみとなりますね
ガンマ、実際にはこれよりもシャドウよりなんですけれども、これは中間部分を中心に動かすものになります
そして右のゲインはリフトの真逆ですね明るいところを動かすものになります
このリフト、ガンマ、ゲインの利点はですね、ハイライトとブラック固定されていますし
あと一緒に全部が連動して動きますので、基本的にどれだけこのマスターホイール操作しても、そんなに映像が破綻しないという利点があります
全体のバランスが常に維持されたまま、明るくなったり、暗くなったりしますので、基本的にはここで操作していただくと明るさの調整というのは上手くいくと思います
オフセット
そして今説明してなかったですけれども、右のオフセットという項目があります。
これは何かというと、オフセットは全体をそのまま上げ下げするというものになります。
これどういう時に使えるかといいますと例えば撮影したデータ
ログで撮ったデータが上のほうにデータが固まっているといったときに、いきなりリフトガンマ、ゲインで操作してもいいんですけれども
その前にオフセットを使って一旦下げてから、リフト、ガンマ、ゲインに移るというような使い方が考えられます。
ただ一般的にはこの4つの中でリフト、ガンマ、ゲインはもうしょっちゅう使いますけれども、オフセットの部分はその3つに比べると使用頻度は低くなると思います
実際のこの映像を使って
では実際のこの映像を使ってリフト、ガンマ、ゲインやってみましょう
この映像を見たときにまずブラックの部分、黒がないですね、ですのでこのマスターホイールを使ってブラックを作ります
そして今度、ハイライトがないことが分かりますので、ゲイン右に振りましてハイライトを作ります
そして中間部分またガンマ動かして中間部分明るくしたり、中間色を下げたりすることになります
ただこれ、3回触って終わりではなくて、リフト、ガンマ、ゲインのもう何回も何回もこちらを上げてはあちらを下げてというのを続ける作業になりますので
またリフトあげる、ゲインを下げるガンマを調整するという感じでやっていただくと全体的に明るさのバランスが整ってくると思います
コマンド f で全画面にしまして、コマンド d でoff onとします
このように再生をしていただいても問題ございません
カラーの調整
では今マスターファイルを紹介しましたけど、今度このカラーの部分をご紹介しましょう。
実はカラーの部分も、いまお話しした話がそのまま当てはまります
ゲインのところ
色をオレンジ方向黄色方向に振ってみます
そうするとここで見ると分かりやすいですけれどもハイライト部分が中心となって色がつきまして、そこからグラデーションになります
黒味部分、ブラックの部分は全く影響は受けません
今度、リフトやってみましょう、リフト今度じゃあブルーの方に振ってみましょう
そうしますと一番濃いブルーはブラック部分に来てグレーの部分は水色になります
そしてホワイト部分は一切影響を受けていないことがわかります
リセットします。
ちなみにリセットはこのホイールの中でダブルクリックしても、リセットすることができます。
今度ガンマ見てみましょう、ガンマは中間よりちょっと、シャドウの部分が動きますけれども、先ほどと同じより黒の部分と白の部分は一切影響を受けません
でこういった作業をしていただくと例えばハイライト部分は寒い色
ガンマの部分を暖かい色という感じでいろんなバランスや強調する色のコントラストを調整することができます
それに合わせて波形も動いていきます
全体的にバランス見たい場合にはスコープでもいいんですけれども
このパネルにはない波形というのもあります
こちらを使うとこのように、全部 rgb が揃った状態で見えますので、よりわかりやすいと思います
こちらの方で、同じようにやってみましょうか
先ほど調整をした状態ですけれども
この状態で例えば
q 端の部分より黄色っぽくしましょう
ハイライトの部分はブルーにします
という感じで
色の調整をすることができますもしくはこのカラホールのところだけ戻します。
もしくはこの暗部にちょっと青みを足してあげたりとか
暗部青みを出して
ハイライトとにオレンジ色のを温かみを指してあげるというような効果もつけることができます
ですね基本的にはこのリフト、ガンマ、ゲインを操作することによって全体的なバランスを整えることができます
もしくは全体のサチレーション、一気に上げたいという場合、その場合は下に彩度のパラメータありますので、
ここでグイッとサチュレーションを上げていただくというような方法もございます
基本的にはカラーホイール、このリフトガンマ、ゲイン、は今ご紹介したような機能を持っております
このカラーのページ中でおそらく一番重要と言ってもいい
機能となりますので、ぜひ触って使い方を覚えて頂ければと思います
でマウスで今これ操作をしておりましたけれども実はパンダスタジオレンタルからはこのように2つのパネルをご用意しております
ダヴィンチリゾルブマイクロパネル、ダヴィンチリゾルブミニパネルですね、
これどちらも3つホイールが付いておりまして、リフト、ガンマ、ゲインが常にいじれるようになっております
やはりマウスでの操作での限界がありますので、触って見ていただいて、ちょっとマウスだとやりにくいなと
もっと動きの高いグレーディングしたいなという場合にはこのパネルを使っていただくことをお勧めいたします