HyperDeck Studio Miniは、ライブのマルチカム・プロダクションでマスター・プログラムレコーダーとして使用したり、後から最終的なプログラムを編集するためにカメラのISOレコーダーとして使用するのに最適です。またHyperDeck Studio Miniはパワフルなクリップ再生機器でもあります。再生して直接オンエアしたり、あるいは大型のHDMIテレビと併せて会議室でクライアント用のプレビューデッキとして使用することもできます。複数ユニットの再生をロック/同期できるので、複数のスクリーンを使用する高解像度のデジタルサイネージなどにも最適です。ライブプロダクションスイッチャーを使用すれば、独立したフィルおよびキーのSDI出力でアルファチャンネル付きの放送用グラフィックアニメーションを使用し、ライブビデオにリアルタイムでキーイングすることも可能です!
可搬性に優れた機能的なデザイン
HyperDeck Studio Miniは、機能的な5.5インチ幅のコンパクトなモジュール設計のボディに、デュアルSDカードレコーダー、プロ仕様のインターフェース、イーサネット、内蔵電源などを搭載しています。オプションのTeranex Mini Rack Shelfを使ってラックマウントで使用し、追加モジュールと組み合わせてカスタムデッキを構築することもできます!例えば、アナログ素材を扱う必要がある場合は、Teranex Mini Analog to SDIコンバーターを入力に、Teranex Mini SDI to Analogを出力に接続すれば、アナログデッキとして使用できるのです。8系統の同一出力に対応するデッキが必要な場合は、Teranex Mini SDI Distribution 12Gと併せて使用します。ラックマウントしない場合、Hyper Deck Studio Miniは、デスクトップでも見栄えのするデザインになっています。Hyper Deck Studio Miniは、世界で最も多目的に使用できるプロ仕様デッキです!
プロ仕様のインターフェース
HyperDeck Studio Miniはマルチレートの6G-SDIを搭載しているため、事実上ほぼすべてのカメラ、モニター、SDIルーターに接続でき、2160p30までのあらゆるSDI、HD、Ultra HDフォーマットに対応可能。SDI入力、リファレンス入力、そしてデュアルリンクまたはフィル&キー出力に使用できる2つのSDI出力端子を搭載しています。高品質のHDMIインターフェースから、大画面テレビやデジタルプロジェクターなどに再生することも可能です!さらに、RS-422デッキコントロール接続、FTP経由でファイルをアップロード可能なイーサネット、内蔵110-240V AC電源にも対応しています。インストラクション・マニュアルにSDKや、簡単に使用できるイーサネットプロトコルに関する説明があるので、HyperDeck Studio Miniをカスタム・システムやソフトウェアに組み込むことも可能です!
使い慣れたVTRコントロール
HyperDeck Studio Miniは、従来のデッキスタイルのトランスポートコントロールを採用。ジョグボタンやシャトルホイールが搭載されています。高解像度のLCDには、タイムコード、トランスポート・インフォメーションに加えて、収録/再生中クリップのサムネイルがフルカラーでディスプレイされます。さらに、各カードの収録状況、ビデオフォーマット、フレームレート情報、オーディオレベルも同じ画面に表示されます!使い慣れたVTR式のコントロールと内蔵LCDスクリーンで、スピーディかつ簡単に使用できます!
SDカードメディア
一般的に入手可能なSDカードは廉価で信頼性が高く、プロ仕様の放送メディア・ストレージとしての使用に最適です。何よりも、ディスクやテープベースのシステムとは異なり半導体ベースなので、瞬時にトランスポート・バリスティクスに対応します。メディアのキューを待つ必要はありません。つまり、あらゆるカードからあらゆるフレームをいつでも再生できるのです!HyperDeck Studio Miniは、標準のSDカードおよび高性能UHS-IIカードのどちらにも収録可能です。SD、HDビデオの収録には標準のSDカードを、Ultra HDの収録にはUltra HDカードを使用できます。またSDカードは経年による劣化がなく非常に薄型なので、コンテンツのアーカイブ・ライブラリを構築しても、古いタイプのメディアと比べて必要なスペースは格段に少なくてすみます!
放送品質のビデオ
HyperDeck Studio Miniは、ビデオを標準のProResファイルで収録します。ProResは、世界で最も幅広く使用されているプロ仕様ビデオファイルフォーマットの1つです。2160p30までのあらゆるフォーマットを放送品質の10-bit YUVあるいは10-bit RGBで、ExFATあるいはHFS+フォーマットのメディアカードに収録します。さらに、ProResファイルはDaVinci Resolve、Final Cut Pro Xなどのソフトウェアと互換性があります。つまり、カードをコンピューターに挿入するだけで、ファイルを変換しなくても編集を開始できるのです!HyperDeck Studio Miniは、イメージとアルファチャンネルをサポートするハイエンドのHD ProRes 4:4:4:4など、様々なProResフォーマットに対応しています。つまりフィル&キーSDI接続からアルファチャンネル付きのアニメーション・グラフィックを出力できるので、HyperDeck Studio Miniはライブビデオのキーイング用に、ライブプロダクションスイッチャーに放送用グラフィックを再生するのに最適です!
8時間のセミナーのバックアップ収録として使いました。SD128GB1枚で収まるとは、便利すぎます。操作も簡単で、あとはこれにヘッドフォン端子がついていれば最高なんですけどね。うちもこれ買いたくなりました。