LV 5333は、3G/HD/SD-SDIに対応したマルチSDIモニターです。映像コンテンツ制作現場での使用を考慮し、小型化、軽量化、低消費電力化を実現しています。 ピクチャー表示、ビデオ信号波形表示、ベクトル表示、オーディオレベル表示をはじめ、SDI 信号のデータ解析や等価線長測定機能、周波数偏差測定機能を搭載しておりますので、高精度な測定や監視にご使用いただけます。
また、ビデオ信号の輝度情報解析に便利なCINELITE Ⅱを標準搭載しておりますので、撮影現場での照明の調整を短時間で行えます。
オプションによりHDR表示に対応します。
<特徴>
3G/HD/SD-SDI対応の入出力
3G/HD/SD-SDIに対応したA/B 2系統のSDI入力端子を装備し、選択した系統のSDI信号を観測できます。選択した系統のSDI信号は、シリアルリクロック処理後、SDI出力端子から出力します。
TFT液晶採用
XGA分解能(1,024×768)の6.5インチカラーTFT液晶表示器を採用しています。
シネライトⅡ・シネライトアドバンス標準装備
シネライト機能を使用することにより、ピクチャー表示上の任意ポイントのレベル管理が容易にできます。基準点を用いた複数カメラのゲイン調整に便利です。シネゾーン機能を使用すると、ピクチャー表示全体の輝度分布が一目で確認できます。さらに、シネライトアドバンス機能では、ビデオ信号波形表示やベクトル表示と連携した測定ができます。
等価線長測定
入力したSDI信号の減衰量を75Ω同軸ケーブル長に換算して表示できますので、伝送路の余裕度が確認できます。
周波数偏差測定
SDI信号のサンプリング周波数の偏差を測定できます。サンプリング周波数の偏差を測定することで、フィールド周波数やフレーム周波数の偏差を確認できます。
ステレオヘッドホン出力とデジタルオーディオ出力
SDI信号に重畳されているエンベデッドオーディオ信号を分離して、任意の2チャンネルをヘッドホン出力端子およびデジタルオーディオ出力端子からステレオで出力します。
タイムコード表示
SMPTE ST 12-2で規定されているANCタイムコード(LTCまたはVITC)や、SMPTE ST 266で規定されているタイムコード(D-VITC)を表示できます。イベントログのタイムスタンプとしても利用できます。
画面キャプチャ機能
表示画面をキャプチャし、キャプチャした画面の表示や入力信号と重ねて表示することができます。キャプチャした画面は、USBメモリーへの保存やイーサーネット端子経由でパソコンなどにBMPデータとして出力できます。
プリセット機能 (30点)
リモート端子
イーサーネット端子
三脚/VESA取り付け対応