Teranex Mini SDI to HDMI 8K HDR 概要
高度な8K HDMIモニタリングソリューション。SDIソースを4320p60までのHD、Ultra HD、8KフォーマットのHDMIに変換。4つのHDMI 2.0出力、内蔵ダウンコンバーター、HDRフォーマット、33ポイント10-bit RGB LUT、内蔵スコープ(パレード、ベクトル、ヒストグラム)、モニターキャリブレーションプローブなど。
Teranex Mini SDI to HDMI 8K HDR 特徴
高度な8K HDMIモニタリングソリューション!デュアル・オンスクリーンスコープ、HDR、33ポイント3D LUT、モニターキャリブレーション機能を搭載。
Teranex Mini SDI to HDMI 8K HDRは、大画面テレビやビデオプロジェクター向けの高度な8Kモニタリングソリューション。
ベーシックなコンバーターと異なり、Teranex Miniはサードパーティ製のキャリブレーションプローブが使用できるため、接続したディスプレイを正確なカラーに調整できます。オンスクリーンスコープを2つ搭載しており、波形、パレード、ベクトル、ヒストグラムから選択可能。
Teranex Mini SDI to HDMI 8K HDRは、色精度の高いプロ仕様のモニタリングを手頃な価格で行う必要がある映画スタジオや放送局に最適です。洗練されたデザインに、モニタリングおよび設定の調整用のカラーLCDを搭載しています!
高度にキャリブレーションされた8Kモニタリング
Teranex Mini SDI to HDMI 8K HDRは、大型スクリーンを使用し、正確なカラーでSDIモニタリングを行う必要がある、放送、ライブプロダクション、劇場映画の制作向けに設計されました。
DaVinci Resolveでグレーディングする際に、色精度の高いモニタリングが必要な場合に最適です。Teranex Mini SDI to HDMI 8K HDRが3D LUTやスコープの表示を行うため、CPUおよびGPU処理の負荷を軽減します。
重い8Kフォーマットを扱う場合、これは重要な機能です。Teranex Mini SDI to HDMI 8K HDRは、大型テレビにATEM Constellation 8Kなどのスイッチャーでのマルチビューを表示して使用する際に最適です。4分割機能を使用すれば、複数のモニターで大型ビデオウォールを構築することも可能です。コンサートや劇場で巨大な8Kビデオウォールが作成できることを想像してみてください!
放送&ポストプロダクション用に設計
Teranexの革新的なデザインは、標準的なコンバーターと比較してはるかに優れており、必要に応じてラックマウントすることも可能。フロントパネルは、デスクトップでも見栄えがするデザインで、ボタンおよびビデオモニタリング用カラーディスプレイを搭載しています。
画面には、オーディオメーターおよびビデオフォーマットが表示できます。HD、Ultra HD、8Kフォーマット用にクアッドリンク12G-SDIがリアパネルに搭載されています。
クアッドHDMI入力を使用する8Kテレビ用に4つのHDMI出力を搭載しており、さらにUltra HDやHDテレビで8Kソースを使用できるようにダウンコンバーターも搭載しています。また、2SI(2サンプル・インターリーブ)とスクエアディビジョンを自動的に変換できます!
AC電源、アナログオーディオHiFi出力、フロントパネルにはモニターキャリブレーション・プローブ用のUSBポートも搭載。
最新のHDRに対応
Teranex Mini SDI to HDMI 8K HDRは、最新のHDRワークフローに必要なすべてを搭載。HDRのSDIモニタリングを実行するために必要な作業は、HDMIディスプレイの接続だけです。
VPID(ビデオペイロードID)のPQおよびHLGフォーマットの静的メタデータは、ST2108-1、ST2084、ST425規格に従って扱われます。Teranex Mini SDI to HDMI 8K HDRは、SDR、HLG、PQの転送特性を示す、VPIDの2ビットを追加で定義するST425に準拠しています。
また、SDIを介したHDR静的または動的メタデータの転送方法を定義するST2108-1、12G-SDIに対するST2082-10、3G-SDIソースに対するST425にも準拠しています。Rec.2020およびRec.709カラースペースの両方、100%のDCI P3フォーマットをサポートしています。
リアルタイム・スコープ
完全に独立した2つのオンスクリーンスコープを搭載しているため、重要なハイエンドの作品において放送基準を満たしているか簡単に確認できます。
スコープはスクリーンにオーバーレイとして表示されるため、位置、サイズ、不透明度をカスタマイズ可能。スコープは、以下から選択できます。波形スコープは、入力信号の輝度レベルを表示します。
ベクトルスコープでは、SDIリファレンスレベルの100%を確認できます。また、RGBおよびYUVパレード表示にも対応しており、カラーコレクションや不正レベルのチェックに使用できます。
ヒストグラムは、イメージ内のホワイトからブラックへのディテールの分布を示しており、ハイライトやシャドウのクリッピングが確認できます。
高度な33ポイント3D LUT
Teranex Mini SDI to HDMI 8K HDRは、映画業界で使用されているのと同じ高品質の33ポイント3D LUTを搭載しています。3D LUTは、古いフィルムストックのルックの再現や、接続したディスプレイのカラリメトリを補うために使用できます。
さらに、接続したディスプレイをキャリブレーションすることも可能。サードパーティ製のUSBカラープローブを接続することで、Teranex Mini SDI to HDMI 8K HDRがモニターを分析し、ディスプレイ間の色の違いを修正する3D LUTを生成します。
2つの独立した3D LUTをロードでき、フロントパネルから選択できます。3D LUTは一般的なファイルフォーマットなので、DaVinci Resolveなどのソフトウェアで生成したLUTをロードできます。
モニターキャリブレーションを内蔵
モニターが適切なカラーか判断するのは難しいものです。これは、同一のモニターのモデルでも、それぞれ少しずつ異なるからです。Teranex Mini SDI to HDMI 8K HDRは、サードパーティ製のUSBプローブを使用して、モニターを自動的に調整できるため、この問題を解決できます。
SpectraCal C6、X-Rite i1 Display Pro、Klein K10 Aのプローブがサポートされており、コンバーターの前面に接続できます。キャリブレーションメニューで処理を開始すると、カラーキャリブレーションを始める前に、モニターの明るさとコントラストを設定するように表示されます。
コンバーターが全ての処理を行い、キャリブレーション中にテスト信号を自動的にモニターで生成します。
高度な12G-SDIでHD/Ultra HD/8Kに対応
すべてのクアッドリンク12G-SDI入力に対して、他の機器にループできる出力が搭載されています。また、放送・映画業界で使用されている、あらゆるHD、Ultra HD、8Kフォーマットに対応しています。
720pでは50p、59.94p、60p、1080iでは50i、59.94i、60i、1080p、1080PsF、2160pでは23.98から60fpsまでをサポートしています。さらに、2Kおよび4K DCIでは23.98から60pに対応しています。
4320p 8Kフォーマットは、23.98、24、25、29.97、50、59.94をサポート。2SIからスクエアディビジョンに変換する機能を内蔵しているため、8Kソースはモニターに合わせて自動的に変換されます。
Teranex Mini SDI to HDMIは、Level AおよびBの3G SDI、YUVおよびRGBにも対応しています。
自動HDMIダウンコンバージョン
Teranex Mini SDI to HDMI 8K HDRは、フル解像度の8Kを扱えるクアッドリンク12G-SDIを搭載しているだけでなく、必要に応じてHD、Ultra HD、2K DCI、4K DCIフォーマットを自動的に切り替えられます。
つまり、8Kでの作業だけでなく様々な使用方法が可能です!HDMIモニター、テレビ、ビデオプロジェクターが接続されると、Teranex Mini SDI to HDMI 8K HDRはEDIDを介してディスプレイと通信し、モニターが解像度に対応できないと判断すると、自動的にディスプレイに合わせてダウンコンバートします。
8KにはHDまたはUltra HDディスプレイ、Ultra HDにはHDディスプレイを使用できます。これにより、SDIフォーマットに関わらず、常にディスプレイにイメージが確実に表示されます。
パワフルなLCDメニューコントロール
フロントパネルのLCDでは、映像だけでなくオーディオレベルのメーターも表示されるため、正確なモニタリングが可能です。全機能のメニューが搭載されており、メニューページをスクロールすると必要な設定を簡単に探せます。
ボタン1と2を押すだけで、3D LUTを有効にできます。キャリブレーションもメニューから実行でき、ディスプレイに操作の指示が表示されます。オーディオメーターは、VUとPPMで切り替え可能。HDMI Instant Lockを有効にすれば、入力ビデオが中断された場合にHDMIディスプレイが瞬時にロックされます。スコープの種類の選択、位置や不透明度の調整用の設定も搭載しています。
さらに、ネットワーク設定の確認および編集も可能です。
MacおよびPCに対応したソフトウェア
フロントパネルからオンスクリーンメニューで設定を調整するのは簡単ですが、手が届かない場所にコンバーターが設置されていることも良くあります。
そのような場合でも、Teranex Mini SDI to HDMI 8K HDRはイーサネットを搭載しているため、インターネットを介してリモートで操作できます。あるいは、同梱のMacおよびWindows用ソフトウェアユーティリティを使用することも可能です。
このソフトウェアは、USBでも使用できます!最新のTeranexソフトウェアユーティリティは、コンバーターのソフトウェアをアップデートするため、最新のビデオフォーマットや機能にアップグレード可能。
さらに、リモートでLUTをロードおよび保存でき、内蔵スコープの選択や位置の調整も実行できます。
未来のフォーマット、8Kに対応!
8Kはデジタルフォーマットに最適。単一のクリップを使用して、単一の8Kディスプレイ、あるいは4台の個別のUltra HDディスプレイに表示できます。
さらに、コンバーターを1台追加すれば、16台のHDディスプレイを使用したビデオウォールを構築できます。DaVinci ResolveとDeckLink 8K Proの組み合わせは、ハリウッドの映画スタジオでは極めて一般的です。
Teranex Mini SDI to HDMI 8K HDRは、大型プロジェクターや高精度のローカルディスプレイに最適なソリューションです。Teranex Mini SDI to HDMI 8K HDRは、多様な種類のテレビやモニターと互換しています。
しかし、カラーを最も正確に表示するには、モニターが最も適しています。これは、イメージの処理が安定しており、キャリブレーション実行後に色があまり変わらないからです。
オプションのTeranex Mini Rack Shelf
Teranex Mini Rack Shelfを追加するだけで、ラックマウントが可能。ラックシェルフのメタルトレイはコンバーターを固定し、棚にネジ留めできます。
Teranex Mini Rack Shelfはブランクパネルも同梱しているため、コンバーターを1台だけラックマウントする際に空きスペースが隠れるように棚にネジ留めできます。Teranex Mini SDI to HDMI 8K HDRにはゴム製の脚が含まれおり、デスクトップでの使用の際にコンバーターの底面に取り付けて使用できます。
Teranex Mini SDI to HDMI 8K HDR 仕様
接続
SDIビデオ入力
12G‑SDI x4(HD/2K/4K/8K自動切替)
Blackmagicの12G-SDI製品との使用に推奨されるケーブルの概要は、ここをクリック してください。
SDIビデオ出力
12G‑SDIループスルー x4
HDMIビデオ出力
HDMIコネクター(Aタイプ) x4。HD/Ultra HD/4Kシングルリンク、または4320p60クアッドリンクに対応。
アナログオーディオ出力
2chのアナログオーディオ(RCA端子)
デジタルオーディオ出力
すべてのSDIループ出力に16chのエンベデッドオーディオ、HDMI出力に8ch
エンベデッドオーディオ
8chエンベデッド(HDMI端子)
対応マルチレート
1.5G、3G、6G、12G、2SIデュアルリンク12G‑SDI、2SIクアッドリンク12G‑SDI、スクエアディビジョン・クアッドリンク12G‑SDI
アップデートおよびコンフィギュレーション
USB-Cまたはイーサネット
リクロッキング
対応
フォーマット
SDビデオフォーマット
未対応
HDビデオフォーマット
720p50、720p59.94、720p60 1080i50、1080i59.94、1080i60 1080PsF23.98、1080PsF24、1080PsF25、1080PsF29.97、1080PsF30 1080p23.98、1080p24、1080p25、1080p29.97、1080p30、1080p47.95、1080p48、1080p50、1080p59.94、1080p60
2Kビデオフォーマット
2Kp23.98 DCI、2Kp24 DCI、2Kp25 DCI、2Kp29.97 DCI、2Kp30 DCI、2Kp47.95 DCI、2Kp48 DCI、2Kp50 DCI、2Kp59.94 DCI、2Kp60 DCI 2KPsF23.98 DCI、2KPsF24 DCI、2KPsF25 DCI、2KPsF29.97 DCI、2KPsF30 DCI
Ultra HDビデオフォーマット
2160p23.98、2160p24、2160p25、2160p29.97、2160p30、2160p47.95、2160p48、2160p50、2160p59.94、2160p60
4K DCIビデオフォーマット
4Kp23.98 DCI、4Kp24 DCI、4Kp25 DCI、4Kp29.97 DCI、4Kp30 DCI、4Kp47.95 DCI、4Kp48 DCI、4Kp50 DCI、4Kp59.94 DCI、4Kp60 DCI
8Kビデオフォーマット
4320p23.98、4320p24、4320p25、4320p29.97、4320p30、4320p47.95、4320p48、4320p50、4320p59.94、4320p60(2SIとスクエアディビジョンで自動切替)
8K DCIビデオフォーマット
8Kp23.98 DCI、8Kp24 DCI、8Kp25 DCI、8Kp29.97 DCI、8Kp30 DCI、8Kp47.95 DCI、8Kp48 DCI、8Kp50 DCI、8Kp59.94 DCI、8Kp60 DCI(2SIとスクエアディビジョンで自動切替)
SDI規格
SMPTE 259M、SMPTE 292M、SMPTE 296M、SMPTE 372M、SMPTE 424M、SMPTE 425M Level A/B、SMPTE 2081-1、SMPTE 2081-10、SMPTE 2082-1、SMPTE 2082-10
SDIビデオレート
SDIビデオ接続は、1.5G SDI、HD Level A/B 3G‑SDI、6G‑SDI、12G‑SDIで切り替え可能
SDIビデオサンプリング
4:2:2、4:4:4
SDIオーディオサンプリング
テレビ標準サンプルレート(48kHz/24-bit)
SDI色精度
4:2:2、4:4:4
SDIカラースペース
YUV、RGB。
HDMI出力フォーマット
SDビデオフォーマット
未対応
HDビデオフォーマット
720p50、720p59.94、720p60 1080i50、1080i59.94、1080i60 1080p23.98、1080p24、1080p25、1080p29.97、1080p30、1080p47.95、1080p48、1080p50、1080p59.94、1080p60
Ultra HDビデオフォーマット
2160p23.98、2160p24、2160p25、2160p29.97、2160p30、2160p47.95、2160p48、2160p50、2160p59.94、2160p60
8Kビデオフォーマット
4320p23.98、4320p24、4320p25、4320p29.97、4320p30、4320p47.95、4320p48、4320p50、4320p59.94、4320p60
HDMIカラースペース
REC 709、REC 2020
HDMI色精度
YUV 4:2:2、RGB 4:4:4(HD/2K/4K/8K) 33ポイントLUTをTeranex Utility経由ロード可能。キャリブレーション・プローブテストに基づきキャリブレーションLUTを生成
スコープ
スコープ
波形、RGB/YUVパレード、ベクトル、ヒストグラム
表示モード
2つのスコープ(不透明度コントロール対応のピクチャーオーバーレイ)、波形およびパレード(標準/HDR切り替え)
ソフトウェア
ソフトウェアコントロール
Mac OS X™およびWindows™ソフトウェアはUSB-C/イーサネット経由でアップグレード
内蔵ソフトウェアアップグレード
同梱のアップデートアプリケーションを使用
オペレーティングシステム
Mac 10.13 High Sierra、 Mac 10.14 Mojaveあるいはそれ以降のバージョン
設定コントロール
設定コントロール
6個のボタンとメニューおよび設定コントロール用スピンノブ、2.2インチLCDカラーディスプレイ
電源条件
電源供給
国際対応AC電源内蔵 x1(IEC C14インレット)。IEC電源ケーブルが必要。100 - 240V AC入力
消費電力
25ワット
稼動電圧範囲
100 - 240V AC
サイズ
作動環境
作動温度
0°〜40°C(32°〜104°F)
保管温度
-20°〜60°C(-4°〜140°F)
今回で2回目のレンタルですが
最短日程で発送いただき機材も正常どおり動作しました。
購入すると20万以上する機材の為、レンタルにて検証をできるので非常に助かっております。
今後も継続して利用をしていきたいです。