MOTU Audio Express 概要
AudioExpressは、MOTUのハイブリッドインターフェイステクノロジーによる、MacintoshとWindowsの両方でFireWireもしくはハイスピードUSB2の接続に対応したオーディオインターフェイスです。
マイクやギター、キーボードの接続に加えてデジタル端子までも備えており、パーソナルスタジオでプロフェッショナル・クオリティのレコーディングを実現します。
MOTU Audio Express 特徴
ステージやスタジオで簡単ミキシング
AudioExpressは、ステージやスタジオで、マイクやギターそしてキーボード、デジタル入力を、素早くバランスを調整してミキシングする事ができます。各入力チャンネルは独立したゲインとボリュームを持っているほか、入力をダイレクトで出力へ送る事もできます。またメインアウトやラインアウト、デジタルアウトとヘッドフォンアウトへ、各入力を別々のバランスで出力するミキシング機能も備えています。
シンプルなデザインと簡単な操作
フロントパネルにはトリム&ボリュームツマミがあり、スピーカーへの出力や楽器の入力などの音量調節が簡単に行えます。コンピュータと使う場合はダブルクリックしてドライバをインストールするだけ。全てがとても簡単です。 このように、AudioExpressはいかに簡単に使えるかを考えて設計されており、あなたは”音楽だけ”に集中する事ができます。
最高のオーディオ・クオリティ
AudioExpressは、これまで数々の賞に輝いたMOTUのテクノロジーを元に開発されており、プロフェッショナルクオリティの音質と精度を備えています。
FireWire / USB2ハイブリッド接続対応
世界初のFireWire接続オーディオインターフェイス”MOTU828″の発売以来、FireWire接続はその信頼性からプロフェッショナル向けの標準的な接続規格として認知されています。またハイスピードUSB2.0は、その汎用性からパーソナルユース向けとして幅広く採用されています。
両方の規格を完全にサポートするため、AudioExpressはFireWire端子(400MB / Sec)、ハイスピードUSB2.0(480MB / Sec)を備えています。これにより殆ど全てのMacintoshとWindowsコンピュータへ接続可能な互換性を提供します。
マイク / ギター入力
AudioExpressは、マイク/ギターコンボ入力を搭載しています。透明度の高さを誇るマイクプリアンプ部は1/2チャンネル独立のトリム及び48vファンタム電源と-20dBのパッドを装備しているほか、1/4インチギター入力はアクティブピックアップに適したHi-Z入力が可能です。バーチャルギターエフェクトをコンピュータで使用される場合などは、適切なインピーダンスマッチングのため、MOTUのギター・インピーダンスアダプター”Z-Box”をご使用ください。
デジタルコントロールド・アナログトリム
AudioExpressのアナログトリム回路は、デジタル制御の正確でクリーンなサウンドを持っています。入力を調整するトリムは、ミキサーの入力前に適切な音量に、各チャンネル個別に調整されるので、ミックスの際に音質を損なう事がありません。
MIDI入出力
AudioExpressは、対応ホストアプリケーションと組み合わせた場合、サンプル単位のタイミング精度を誇るMIDI入出力を提供します。MIDIキーボードや音源モジュール、またコントロールサーフェイスを接続して使用できます。コンパクトなシステムであれば、AudioExpressをコンピュータにFireWireもしくはUSBで接続するだけで、別途MIDIインターフェイスを用意する必要もありません。
フットスイッチ
一般的なフットスイッチを使用して、対応ソフトウエアのパンチイン・レコーディングを行う事ができます。
SMPTEタイムコード同期
AudioExpressのアナログ入力にSMPTEタイムコードを直接入力すれば、タイムコード同期が可能です。専用機器を用意する必要はありません。DSPベースのフェイズロック・エンジンにより、タイムコードに対する高速なサブフレーム単位でのロックアップを行います。
MOTUの最新テクノロジーにより、これらは全てデジタル制御で行われます。またMOTUの高精度クロックシステムDDS(Direct Digital Synthsis)の採用により、ジッターの大きいデジタルソースの入力があった場合でも、安定したクロックタイミングを維持します。これらの機能の設定は、標準で付属するMOTU SMPTE Consoleで行います。
MOTU SMPTE Consoleは、タイムコードのスレーブはもちろんのこと、内蔵ジェネレーターを使用したストライプにも対応しており、あらゆる外部機器との同期が可能です。この同期機能はASIO2サンプルアキュレート・シンクプロトコルに対応しています。
拡張機能
もう1台のAudioExpressもしくは他のMOTU製オーディオインターフェイスを、FireWireもしくはUSB2のハブを介してシステムに追加する事ができます。AudioExpressはドライバレベルで複数オーディオインターフェイスの同時使用をサポートしています。録音再生の場合においても接続された複数のオーディオインターフェイス間では、ドリフトなどの問題は発生しません。
* 複数台の同時使用につきましては、対応しているソフトウエアが必要です。
MOTU Audio Express 仕様
- 6イン / 8アウト オーディオMIDIインターフェイス
- Macintosh / Windows対応
- FireWire / USB2.0対応
- 8バスオンボードミキサー搭載6つの入出力を自由にペアでアサイン可能
- 4つの異なるステレオミックスを作成し、ヘッドフォンを含めた出力へアサイン可能
- 2つのマイク/ギターコンボ入力端子Hi-Z 1/4″ギター入力もしくはXLRマイク入力(ファンタム+48v及び-20dBパッド、Digital Trim搭載)
- Precision Digital Trimデジタルコントロールのアナログトリムによる1dB単位での感度調整が可能。またトリムも含めた設定を保存し、後でリコール可能
- 優れたフロントパネル操作 それぞれの入力には独立したボリュームノブを装備。モードによって切り替わる機能性の高いレイアウトと視認性の良いLEDによって、素早いオペレーションが可能
- CueMix FX互換のミキシングソフトウエアを搭載 オンボードミキサーの機能を、接続したコンピュータのソフトウエア上から簡単に操作
- オーディオアナライズ機能を搭載 FFTディスプレイ、スペクトラムアナライザー、フェイズスコープ、オシロスコープ、X-Yプロットが標準で付属
- フロントパネルにメインボリュームおよびヘッドフォン端子を装備
- スタンドアローン操作が可能 コンピュータと接続しない場合でも各入出力を使用したデジタルミキサーとして単体使用が可能。これにより外へ持ち出してライブなどのミキサーとしてご使用いただけます。
- 拡張性 AudioExpressもしくは他のMOTUハードウエアを接続して、複数台の同時使用が可能(要対応ホストアプリケーション)
- タイムコードサポート アナログ入力へタイムコードを入力して、ホストアプリケーションとの同期が可能。またタイムコードジェネレート機能も搭載
- Direct Digital Synthesis (DDS)搭載 DSPによるフェーズロック機能により、極めて低いジッターレベルを実現。
- サンプルアキュレートMIDI MIDI入出力はサンプル単位のタイミング精度で動作可能(要対応ホストアプリケーション)
- フットスイッチ端子 対応ホストアプリケーションにて、フットスイッチを使ったパンチイン録音が可能
- TRS出力はDC出力に対応 -別売のCV/GATEソフトウエアVolta?のインターフェイスとして使用可能
- Windows / Macintoshプラットフォームにて、32bitおよび64bit それぞれのOSに対応
- FireWire接続ではバスパワー動作が可能
- 寸法:W241.3mm x D177.8mm x H44.5mm(突起物含まず)ハーフ1Uサイズ