パンダスタジオレンタルでも取り扱いのあるカメラ機器メーカーSIRUIの広東省中山市にある本社を訪問しました。SIRUIの未来的なショールームや製造ラインの様子を見せていただきました。SIRUIはレンズの製造を自社ですべて行っており、他のレンズメーカーでは見ることができないレンズの研磨の様子なども見せていただけました。
SIRUI本社は深圳市から車で1時間ほどの中山市の郊外の静かな地域にあります。ショールームと工場が2棟のビルに入っており、生産のすべての工程をここで行っています。
ショールームは宇宙船の中のような未来的な作りで、別世界に来たような感覚になります。レンズのデモ製品が展示しており、実際に機材を使ってみることができました。
製造ラインもフルオープンとのことで、なかなか見ることができない製造の様子も撮影の許可をいただけました。整頓が行き届いた工場で、精密機器を扱っている生産ラインも見せていただきました。
この記事の内容
SIRUIに関して
SIRUI(シルイ)は、中国の広東省中山市に本拠を置くカメラ機器メーカーで、2001年に設立されました。主に三脚やカメラレンズ、照明機器などのカメラ機器の製造・販売を行っています。
製品ラインナップ
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三脚と雲台: SIRUIは、プロフェッショナル向けの三脚や雲台を提供しており、その品質と精度で知られています。特に、軽量で持ち運びやすい設計が特徴です。
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レンズ: SIRUIは、アナモルフィックレンズやシネレンズを含む多様なレンズを手頃な価格で提供しています。これらのレンズは、映画製作者に人気があり、特にアナモルフィックレンズは広い画角と独特の光学特性を持っています。
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照明機器: 最近では、照明機器市場にも進出しており、様々な撮影環境に対応する製品を開発しています。
技術と品質
SIRUIは、最新の技術を駆使して高品質な製品を製造しています。特に、CNC切削加工技術を早くから導入し、高精度の製品を提供しています。また、厳格な品質管理基準を設けており、製品の信頼性を高めています。
グローバル展開
SIRUIは、世界中に300以上の販売拠点とショールームを持ち、国際的な顧客サービスネットワークを構築しています。これにより、世界中のユーザーに高品質な製品とサービスを提供しています。
SIRUIは、革新と品質を追求し続けることで、写真およびビデオ機器業界におけるリーディングブランドとしての地位を確立しています。
SIRUIのショールームの様子
SIRUIの工場・開発室の様子
SIRUIのアナモルフィックレンズの特徴
SIRUIのアナモルフィックレンズは、映画的な映像を撮影するために設計された特殊なレンズで、いくつかの特徴があります。
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アスペクト比の拡張: SIRUIのアナモルフィックレンズは、通常のレンズに比べてフレームを水平方向に拡大し、より広い視野を提供します。これにより、2.4:1のワイドスクリーンフォーマットを実現できます。
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独特の光学効果: アナモルフィックレンズは、楕円形のボケや水平フレアといった独特の光学効果を生み出します。これらの効果は、映画的な質感を強調し、視覚的に魅力的な映像を提供します。
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コストパフォーマンス: SIRUIのアナモルフィックレンズは、プロフェッショナルな品質を保ちながらも、比較的手頃な価格で提供されています。これにより、独立系の映画製作者やアマチュアでも手に入れやすくなっています。
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多様なマウントオプション: これらのレンズは、MFT、Sony E、Canon RF、Fujifilm Xなど、さまざまなカメラマウントに対応しており、幅広いカメラで使用可能です。
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高品質な素材: レンズはアルミニウムハウジングとドイツ製のショットガラスを使用しており、耐久性と光学性能を兼ね備えています。
これらの特性により、SIRUIのアナモルフィックレンズは、映画製作において独特のビジュアルスタイルを追求するための優れた選択肢となっています。
SIRUIアナモルフィックレンズの特徴と他社製品との違い
SIRUIのアナモルフィックレンズは、他社製品と比較して以下のような特徴と違いがあります。
1. 手頃な価格で高品質
- SIRUIのアナモルフィックレンズは、他社製品と比べて非常に手頃な価格で提供されています。通常、アナモルフィックレンズは高価で、プロフェッショナル向けの製品が多いですが、SIRUIはエントリーレベルの価格帯でありながら、映画的な映像を撮影できる高品質なレンズを提供しています。
- 他社製品(例: VazenやAtlas)と比較すると、SIRUIはコストパフォーマンスに優れており、初心者や予算を抑えたいクリエイターにとって魅力的です。
2. 幅広いマウントオプション
- SIRUIのアナモルフィックレンズは、ソニーEマウント、富士フイルムXマウント、マイクロフォーサーズ、ニコンZマウント、キヤノンEF-Mマウントなど、幅広いカメラマウントに対応しています。この柔軟性により、多くのユーザーが自分のカメラに適したレンズを選ぶことができます。
- 他社製品では対応マウントが限定される場合が多く、SIRUIの柔軟性は大きな利点です。
3. 軽量でコンパクトな設計
- SIRUIのアナモルフィックレンズは軽量でコンパクトに設計されており、ジンバルやドローンでの使用にも適しています。例えば、SIRUIの20mm T1.8レンズはわずか488gと非常に軽量です。
- 他社製品は重量が重いものが多く、携帯性の面でSIRUIが優れています。
4. 映画的な映像表現
- SIRUIのアナモルフィックレンズは、1.33倍や1.6倍の圧縮比を採用しており、16:9の映像をシネマスコープ(2.4:1など)のアスペクト比に変換できます。これにより、映画のような横長の画面を得ることが可能です。
- また、独特のレンズフレアや楕円形のボケ効果を生み出し、映画的な雰囲気を演出します。
5. マニュアルフォーカスの操作性
- SIRUIのアナモルフィックレンズはマニュアルフォーカス専用で、フォーカスリングの回転角度が広く、精密なフォーカス調整が可能です。例えば、75mm F1.8レンズでは191度の回転角度を持ち、滑らかな操作性を実現しています。
- 他社製品ではオートフォーカスを搭載したモデルもありますが、SIRUIはシンプルな設計でコストを抑えています。
6. 独自の色味と光学性能
- SIRUIのレンズは、独特の色味と光学特性を持ち、自然な描写を維持しつつ、映画的な効果を加えます。特に、青い光のフレアや広い視野角が特徴です。
- 他社製品と比較して、SIRUIは色味がやや独特で、編集時に調整が必要な場合があります。
7. アクセシビリティと市場ターゲット
- SIRUIは、プロフェッショナルだけでなく、アマチュアやエントリーレベルのクリエイターにも手が届く製品を提供しています。この点で、より幅広い市場をターゲットにしていると言えます。
- SIRUIのアナモルフィックレンズは、手頃な価格、軽量設計、幅広いマウント対応、そして映画的な映像表現を可能にする点で他社製品と差別化されています。特に、初心者や予算を抑えたいクリエイターにとって、SIRUIは非常に魅力的な選択肢です。
SIRUIの三脚の対象ユーザーと支持される理由
1. 映像制作やビデオ撮影のプロ
- SIRUIの三脚は、安定性と耐久性に優れており、特にビデオ撮影に適したモデルが多くあります。例えば、フルードヘッド付きの三脚は滑らかなパンやチルト操作が可能で、映画やドキュメンタリー制作に携わるプロフェッショナルに支持されています。
- 最大積載量が高いモデル(例:25kg対応)もあり、大型のビデオカメラやアクセサリーを使用する撮影現場でも活躍します。
2. 写真家や風景撮影のプロ
- SIRUIの三脚は、軽量で持ち運びやすいカーボンファイバー製モデルが多く、登山や風景撮影を行う写真家に人気です。これにより、長時間の移動が必要な撮影でも負担が軽減されます。
- 高精度なCNC切削加工による製品の安定性と耐久性が、長時間の露光撮影や厳しい環境下での使用に適しています。
3. スタジオ撮影のプロ
- SIRUIの三脚は、スタジオでの製品撮影やポートレート撮影にも適しています。高さ調整がスムーズで、安定した構図を保つことができるため、プロのスタジオフォトグラファーにも選ばれています。
4. 動画クリエイターやVlogger
- 軽量でコンパクトなモデルは、YouTubeやVlogを制作する動画クリエイターにとって理想的です。特に、素早い高さ調整や持ち運びのしやすさが、日常的な撮影において便利です。
5. アマチュアからプロへのステップアップを目指すユーザー
- SIRUIの三脚は、手頃な価格でありながらプロフェッショナルな品質を提供するため、アマチュアからプロへのステップアップを目指すユーザーにも人気があります。特に、コストを抑えつつ高性能な機材を求めるユーザーにとって魅力的です。
SIRUI三脚の特徴
- 高品質な素材: カーボンファイバーやアルミニウムを使用し、軽量かつ耐久性を実現。
- 多用途性: 動画撮影、写真撮影、スタジオ撮影など、幅広い用途に対応可能。
- コストパフォーマンス: 高品質ながら手頃な価格で、プロフェッショナルからアマチュアまで幅広い層に支持される。
SIRUIの三脚は、撮影の種類や環境を問わず、幅広いプロフェッショナルにとって信頼できる選択肢となっています。
パンダスタジオレンタルでもSIRUI社のレンズを取り扱っておりますので、ご利用の方はここからお申し込みください。パンダスタジオ浜町7階のショールーム・レンズバーでもお試しいただくことが可能です。ご利用されたい方はお問い合わせからご希望の日時をお知らせいただけまうでしょうか。スケジュールを調整し、折り返しご連絡いたします。
今後、アナモルフィックレンズを含む様々なレンズ、シネマレンズの取り扱いを増やし、国内で販売されているすべてのレンズを、パンダスタジオ浜町7階のショーレーム、レンズカフェてお試しできるようにして行きます。今後の展開をお楽しみにいただけたら幸いです。
パンダスタジオレンタルとは?
ジブリ映画をはじめ多くの映画・アニメの音声を担当してきた「東京テレビセンター」と、多くのテレビ番組の撮影スタジオとして、日本の民放スタートとしての歴史を持つ「浜町スタジオ」、インターネット生中継、クロマキー撮影を専門としていた「パンダスタジオ」の3社を統合して生まれたのが株式会社PANDASTUDIO.TVです。
パンダスタジオレンタルの12の特徴
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来店不要で、すべてオンラインで手続きが可能。
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レンタル開始前日に到着。前日無料レンタル。レンタル日最終日の翌日回収。
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日本で唯一24時間365日自動倉庫による迅速発送。最も遅くまで注文受付(23時まで)で、23区内は、翌日午前中(14時までに)に配達を実現しています。
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大量のレンタル、お急ぎで当日配達希望の場合、チャーター便もオンラインで手配可能です。
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返却は24時間コンビニで返却できます。
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ライブ配信、業務用カメラを機材を中心とした極めて専門性の高い専門性と豊富な品揃え。
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リアルタイム在庫数が表示。在庫カレンダー。セット商品の場合もリアルタイムに在庫が表示されるレンタルカレンダー機能。
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日本初のポイント還元制度導入。(オンライン専業レンタル店)
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見積書・納品書・領収書・請求書などが、すべてオンラインでリアルタイムに取得可能。
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映画、テレビ、ネット配信を多数行っていたパンダスタジオがはじめたレンタルです。専門スタッフによるメール、チャット、フリーダイアルよる手厚いサポート体制。日本語、英語、中国語による3カ国語対応のサポート。
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請求書払いの可否が即判定可能。企業の与信審査が即時。
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2024年12月時点で、会員数70,000以上、10,000種類、74,000点の豊富な自社在庫。のべ100万点以上のレンタル貸出実績。
パンダスタジオレンタルの基本情報
運営会社:株式会社PANDASTUDIO.TV
運営会社のWebサイト:https://www.pandastudio.tv
会社概要:https://www.pandastudio.tv/company/
サービス開始:2016年3月3日
電話番号:TEL: 03-4405-9955
- 本社所在地:
〒103-0007東京都中央区日本橋浜町2-62-6日本橋浜町KビルB1F〜13F(レンタル受付7F) - Xフロンティア(パンダスタジオレンタルの新倉庫・自動倉庫)
〒136−0075 東京都江東区新砂三丁目2-9 Xフロンティア イースト5F15番ドック - パンダスタジオ木場(旧倉庫)
〒135-0015 東京都江東区千石1丁目5−4 パンダスタジオ木場
パンダスタジオレンタルの主な数字(主な実績値)現在
新規会員登録方法について
パンダスタジオレンタルの新規会員登録方法はこちらをご確認ください。
ユーザー登録の初期費用、年会費は無料です。皆様のご登録をお待ちしております。
スマホのカメラをかざすとパンダスタジオレンタルのユーザー登録ページへジャンプします。PCの場合、身分証明書をアップロードするのが手間ですが、iPhone、iPad、Androidのスマホやタブレットの場合、身分証明書の写真撮影やアップロードが同一画面内で簡単にできて大変便利です。